日本最大のスポーツ・健康まちづくり総合展「SPORTEC 2023」

日本最大のスポーツ・健康まちづくり総合展「SPORTEC 2023」を見るために、2023年8月2日に東京ビッグサイトに行ってきました。
「SPORTEC」は、世界中のスポーツ関係企業・団体が最新製品・技術・サービスを発表する、日本最大のスポーツ・健康産業に関する総合展示会で、2009年から開催されています。
会場は2022年に引き続き東京ビッグサイトで、会期も2023年は8月第1週の水曜日から金曜日となり、会場・会期とも2年続けて本来の姿に戻っています。今回のイベントは、以下の展示会によって構成されています。

「第32回ヘルス&フィットネスジャパン」
フィットネスマシン・プログラム・フィットネス施設向け設備・サービス専門展。

「第4回スポーツ&ビューティーショー」
スポーツ・フィットネス市場向け美容機器・製品専門展。

「第3回スポーツニュートリションEXPO」
スポーツ専用ドリンク・食品・サプリメントを一堂に集めた食品専門展。

「第5回スポーツサイエンステクノロジーEXPO」
スポーツ・トレーニングのパフォーマンス向上のための製品・サービス専門展。

「第9回スポーツイベント&ツーリズム支援EXPO」
スポーツイベント・ゲーム開催支援向け設備・サービス専門展。

「第8回スポーツファッション&グッズEXPO」
スポーツアパレル・スポーツギア・グッズなどのファッション・用品専門展。

「第9回スポーツファシリティEXPO」
スタジアム・アリーナ・スポーツ施設向けの設備・備品専門展。

「健康・未病産業展2023」(同時開催展)
ウェルネスライフ実現のための機器・サービス専門展示会。

「第2回ゴルフパフォーマンスコンベンション」(同時開催展)
ゴルフ専用のトレーニング・分析・測定機器、アカデミアが一堂に集結。

私は、2016年から8年続けての参加になります。
2021年は序盤の渋滞で到着が遅れて駐車場が満車で臨時駐車場に回されたこともあり、会場入りが11時を回ってしまいました。
2022年は、その反省から7時50分前に家を出たら9時10分には到着し、駐車場に駐車するのに時間がかかり駐車場から東ホールまでが離れていたものの、9時45分には受付を済ませることができました。
そのため、2023年は少し遅めの8時10分に出発すると9時40分には到着。東展示場に隣接する駐車場が空いていて、会場にもすぐに着くことができました。
東京ビッグサイトの駐車場は1日2000円なのですが、この駐車場は東展示場に隣接しているのに1日1500円なので駐車できると少しお得です。
2022年は「SPORTEC 2022」と同時日程で「Cafe & Wellness Week」が開催されていて、コーヒーや紅茶などを試飲できたりジェラートも試食できるというサプライズがありました。
2023年は「CAFERES JAPAN 2023」(東4~6ホール)と改称されての開催で、事前登録証が「SPORTEC 2023」とは別扱いとなっていたので、念のため両者を事前登録しておきました。

しかしながら、両者の事前登録証の書式が同一で、「CAFERES JAPAN 2023」の会場内も「SPORTEC 2023」の来場者が入場していたため、両方を登録する必要はなかったようです。
事前登録も2022年までは会場で受付する必要があったのですが、2023年はパスケースが吊るしてあり、自分で事前登録証を折り畳んで入れるシステムに変わっていました。こちらも拍子抜けですが並ぶ必要もなく、2024年以降も継続してほしいところです。
2023年はきっちりと10時開場で、例によって、午前中は東1~3ホールをざっと見て回り、12時過ぎに短い昼食を済ませ、午後は東4~6ホールを腹ごなししながら見て回り、お腹がこなれてきたところで東1~3ホールで実際にあれこれ体験するという手順です。
お目当ての東1~3ホールは、例年通り、実際に体験参加できるイベントの数々、所狭しと並べられた各出展者のフィットネス機器、フィットネスに役立つ最新アイテム、など例年通り充実していました。
私も、実際にフィットネス機器を体験したり、各ブースで担当者の方にお話を伺ったりしました。その中で気になったものを順に紹介していきましょう。

「SPEEDIANCE」は、DELTA FITNESSの出展。「DELTA SPEEDIANCE GYM MONSTER」が正式名称で、AIを搭載した究極のパーソナルホームジムマシンになっています。
見た目がシンプルでケーブルを使ったトレーニングマシンかなと思ったのですが、実際には”究極”が売り言葉ではないほど様々なことができるようになっています。
本体だけだと簡素に感じるもののセット内容がてんこ盛りで、それらを本体に装着することでなんと100種類以上のトレーニングメニューを行うことができるのです。
トレーニングできる部位は胸、肩、背中、腰、脚、腕など体全体をカバーしており、これ1台でスタンダードなトレーニングメニューの大半をこなすことができるという驚きのマシンです。
コントロールユニット内には左右独立式ツインモーターを搭載しており、左右最大50kgずつ、合わせて最大100kgまで調整できるため、ホームジムマシンとしては必要十分と言えるでしょう。
セット内容は、「DELTA SPEEDIANCE GYM MONSTER」本体、アジャスタブルバーベル 、アンクルストラップ2個、トライセップスロープ、BLUETOOTHリング、フラットベンチ、ノーマルハンドル2個、ヨガマット、バーバルパッド、ローイングマシン本体。
スペックは、本体寸法が折り畳み時350mm×710mm×1850mm、使用時1250mm×710mm×1850mm、本体重量90kg、フラットベンチ重量10kg、ローイングマシン重量25kg。
「DELTA SPEEDIANCE GYM MONSTER」本体はコンパクトな見た目ですが、床部分を折り畳むと奥行きが350mmになるため、常設するホームジムとしてもかなり省スペースになります。

写真を見ると分かるように、本体上部には縦長の高性能タッチパネルモニターが搭載されており、トレーニング中はこのモニターを確認しながら行うようになっています。
AIは、負荷測定により体の6つの主要部分(胸、肩、背中、腰、脚、手)のトレーニングウェイトを測定して最適な負荷を提案。
また、トレーニングやエクササイズを記録して分析するとともに、スポーツ工学に基いて専門家監修のワークアウトプログラムやお薦めのトレーニング方法を教えてくれます。
そのため、自らトレーニングプログラムを組んだり、ウエイトを決めたりする必要もないというわけです。もちろん、自らお好みのプログラムを選ぶこともできます。
そのプログラムも大量に用意されていて頻繁に無料アップデートされるため、「DELTA SPEEDIANCE GYM MONSTER」を買ってしまえば追加費用がかかるということもありません。
実際にプログラム内容を見たのですが、ありとあらゆる部位のトレーニングが様々な方法で行えるばかりでなく、お薦めのプログラムや人気のプログラムを選べたり、野球やサッカーなどスポーツ別のプログラムすら選べてしまいます。

AIのモードとしては、以下のものがあります。
4つのウェイトモード: スタンダードモード、コンスタントモード、エキセントリックモード、チェーンモード。
スポッターモード: ユーザーが限界に達したことを検出後に重量を減らすモード。
スマートウェイトオフモード: ユーザーが目標回数に達した後、徐々に重量を減らすモード。
セーフモード: バーベルの重量が均一でないこと、またはケーブルの動きが速すぎることを検出すると、動作を停止してユーザーを保護する安全メカニズム。

これだけ素晴らしいパーソナルホームジムマシンだと価格が気になるところですが、通常は60万円台前半ということで、セット内容とプログラム内容、追加費用が一切かからないということを考えると許容範囲かなと思います。
また、ユーザーデータは何人でも登録できるため、パーソナルジムや会社の福利厚生施設、大学や高校の体育会などで購入するなら、かなりリーズナブルな価格設定に感じます。

「YBELL」は、TRX Training Japan(ブラボーグループ)の出展で、YBELL FITNESSの「ケトルベルNEO」をアメリカから初上陸させて日本でも発売するものです。
不思議な形状をしていますが、これひとつで、ダンベルだけでなく、ケトルベル、ダブルグリップ・メディシンボール、プッシュアップスタンドとして利用することができます。
その秘密は、中央1ヵ所と外側3ヵ所にグリップがあることで、グリップの握りを変えることでダンベル、ケトルベル、ダブルグリップ・メディシンボール、プッシュアップスタンド、として使えるというわけです。
ダンベルなら、センターグリップを握ると重量が手のひらに均等に分散され、ダンベルとして機能するようになります。
ケトルベルなら、外側の3つのグリップのいずれかを握ると重さが下にかかり、ケトルベルのような状態で使用できます。

ダブルグリップメディスンボールなら、外側のグリップ2本で握るとダブルグリップメディスンボールのような動きを再現することができます。
プッシュアップスタンドなら、「YBELL」を床の上に置き、上部のグリップを握ると安定感抜群のプッシュアップスタンドとして使えます。
具体的なトレーニング内容の一例としては、バイセップカールを30秒、ハンマーカールスクワットを60秒、オルタネートプッシュアップを30秒、サイドドロップランジを60秒、ロースイングを30秒、ピックアップラックスクワットを60秒。それらを3セットなどで組むことが可能です。
ラインアップは、4.5kg、6kg、8kg、10kg、12kg、があり、肝心の価格はまだ決まっていないのですが、複合製品でもありダンベルやケトルベル単品よりも高くなりそうだとのことです。

FITNESS MONSTER APP」(フィットネスモンスター)は、東莞川オプトエレクトロニクス(DongGuan Chuan OptoElectronics Limited)が提供するスマートフォン用のフィットネストレーニングアプリで、パソコンでもダウンロードが可能です。
スマート縄跳び、スマートダンベル、スマートレジスタンスバンド、スマートグリップリング、スマート腕立て伏せなど様々なフィットネス機器を接続でき、トレーニング中の心拍数やカロリー消費量などをリアルタイムで正確に取得してクラウドに記録します。
縄跳び、ハンドグリップ、ダンベルなどにカウンターやBluetoothが組み込まれているため、「FITNESS MONSTER」と連携させて使うことができるのはもちろんのこと、それぞれの機器単独でも使用できます。
写真に写っているゲームは、スマートグリップリング用に特別に開発されたインタラクティブゲームで2人で対戦することが可能です。スマート縄跳びやスマートグリップリング用に特別に開発されたウサギの障害物競走もあるようです。
対応する言語は、今のところ、英語、簡体字中国語、繁体字中国語のみになっていますが、日本語版もリリースする予定だとのことで、日本での正式リリースを期待したいところです。

同時開催されていた「CAFERES JAPAN 2023」は、日本最大級のカフェ・ベーカリー・レストラン総合展で、以下の展示会で構成されています。

「ウェルネスフードジャパン」
健康食品・機能性食品と素材の専門展示会。

「第2回国際発酵・醸造食品産業展」
発酵・醸造食品の製造・研究・開発のための食材・機器専門展。

「第5回国際和食産業展」
日本伝統の食品・飲料・調理器具が集まる専門展示会。

「第2回和麺産業展」
日本で生まれた麺向け食材・機器が一堂に集まる専門展示会。

2023年の特徴は、2022年に引き続き、ベジタリアン・ヴィーガン向けの大豆原料食品が目に見えて増えていた上に、発酵・醸造食品があったり、和洋中が食べ放題状態であったりしたことです。
日本最大のカフェ・健康産業総合展ということで、イベント会場としてはしっかりとしたカフェブースがけっこうな数あり、その多くでコーヒーや紅茶、日本茶はもちろんのこと、ジュースや昆布茶などを試飲することができました。
食べ物も、カレーライスからパスタ、大豆、うどん、こんぶめん、野菜パン、大豆パンケーキ、もち麦パンケーキ、芋・栗、ホットチョコレートスティック、など実に様々なものを食べることができました。
2022年同様、ジェラートを試食できるブースもあり、8種類のジェラートの中から好きなジェラートを選ぶと、2023年はコーンで試食させてもらえます。
このように、コーヒーと紅茶などの飲料の試飲は、すべて異なるブースで試飲したにもかかわらず10数杯は飲んでいますし、試食も軽い昼食ぐらいには食べることができました。

おみやげも、飲料や食品のサンプル、ウェットティシュやボールペン、うちわなどをもらうことができ、フィットネススポーツが発行している定価1100円の雑誌も例年通り無料配布していました。
会場限定の特価品や限定品に関しては少しトーンダウンした印象があり、お買い得なTシャツやトレーニンググッズがあれば買おうと思っていたのですが少し期待外れでした。
そんなわけで、すっかり常連イベントに定着して8年連続で足を運んだわけですが、各種トレーニング機器を試したり、自らのトレーニングの新たなモチベーションになったりで、例年通り、収穫の多いイベントになりました。
いつも書いていますが、「日本最大のスポーツ・健康まちづくり総合展」を標榜するなら、個人向け・家庭向けのトレーニング・フィットネス機器が急増している現状を踏まえて、こうした市場相手のメーカー・製品をもっと誘致してほしいものです。

(C) 2022 DongGuan Chuan OptoElectronics Limited

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