日本最大の筋トレの祭典「SPORTEC 2024」

日本最大のスポーツ・健康まちづくり総合展「SPORTEC 2024」を見るために、2024年7月17日に東京ビッグサイトに行ってきました。私は、2016年から9年続けての参加になります。
「SPORTEC」は、スポーツ、フィットネス、ビューティー、健康づくり、スポーツパフォーマンス向上のための総合展で、2009年から開催されています。
会場は2023年に引き続き東京ビッグサイトで、会期も2024年は7月16日から18日と2023年よりも2週間ほど早くなったものの恒例の夏のビッグイベントになっています。今回のイベントは、以下の展示会によって構成されています。

「第33回ヘルス&フィットネスジャパン」
フィットネスマシン・プログラム・フィットネス施設向け設備・サービス専門展。

「第5回スポーツ&ビューティーショー」
スポーツ・フィットネス市場向け美容機器・製品専門展。

「第4回スポーツニュートリションEXPO」
スポーツ系高機能食品・飲料・素材の集まる専門展。

「第9回スポーツファッション&グッズEXPO」
スポーツウェア・用品・ウェア素材が集まる専門展。

「第1回リカバリーEXPO」
疲労回復・スポーツ障害対策の専門展。

「第6回スポーツサイエンステクノロジーEXPO」
競技力向上のための最先端スポーツ科学技術の専門展。

「第10回スポーツイベント&ツーリズム支援EXPO」
スポーツイベント・スポーツツーリズム支援サービス展。

「第10回スポーツ施設運営EXPO」
学校・公共スポーツ施設の運営・リノベーション専門展。

「第1回パーク&アウトドアEXPO」
スポーツ公園・アウトドア・キャンプ施設設備・備品展。

「第3回ゴルフパフォーマンスコンベンション」(同時開催展)
ゴルフ専門のトレーニング・分析・測定機器、アカデミアが一堂に集結。

「SPORTEC」は上記の展示会が東京ビッグサイト東展示棟1・2・3・6ホールを使って10時から17時まで開催されるのですが、「CAFERES JAPAN 2024」も東京ビッグサイト東展示棟4・5で同時開催されています。
「CAFERES JAPAN 2024」は日本最大級のカフェ・ベーカリー・レストラン総合展で「SPORTEC」とは別のイベントなのですが、どちらか一方を事前登録しておけば両者に入場可能になっています。
「CAFERES JAPAN 2024」は、「ウェルネスフードジャパン2024」(健康食品・機能性食品・自然食品に関する専門展示会)、「ウェルネスフード R&D EXPO」(健康食品研究・開発のための機器・素材・OEMサービス専門展示会)も含まれています。
このように筋トレとも関連する展示会で構成されており、「SPORTEC」に行くと東京ビッグサイト東展示棟1~6で開催される両イベントを見ることになるため、7時間という開催時間があっても時間が足りないぐらいになります。

私も、昼食までは東京ビッグサイト東展示棟1~6をざっと見て回りつつ、気になった展示があれば詳しく見たり担当の方の話を聞いてみたりで、昼食までにすべてのブースを見ることができなかったぐらいです。
昼食後はアウトラインがおおむね把握できたことから、それぞれのブースをより詳しく見たり写真を撮ったり体験したりしながら回っていきます。
「CAFERES JAPAN 2024」は、カフェ・ベーカリー・レストラン総合展で、それに加えて健康食品・機能性食品・自然食品も出展されています。
その多くが実際に試飲・試食することができ、コーヒーや紅茶、日本茶はもちろんのこと、ジュースや昆布茶などの試飲は20杯以上は飲んでいますし、様々な健康食品も味わい、ジェラートやプリンなどのスイーツも試食しています。
また、ブースの中には試供品をもらえるところもあり、Hongo「NEXT-18 PROTEIN」、壱岐オリーブ園「オリーブの葉のちから」、ミカレア「EOD-1」、津具屋製菓「FIT SAND」、などをもらっています。
これらは、より積極的に試飲試食したりもらったりすれば、けっこうな量になるのではないかと思います。

業務用の体組成計を扱うメーカーは、それまでのタニタとInBodyに加えて2023年からはYamato(大和製衡)も出展しています。
それぞれのデータの違いを比べてみるのも面白いので、15分ほどの間に3社すべての体組成計を試してみました。体脂肪率だけ挙げておくと、タニタ 12.3%、InBody 11.9%、Yamato 8.5%、でした。
自宅には、TANITAの両足・両手両足の2種類の体組成計があり、両手両足の体組成計の方が体脂肪率は低く出ます。
タニタとInBodyの体組成計の体脂肪率が自宅の両足の体組成計と同等以上の体脂肪率、Yamatoの体組成計の体脂肪率が自宅の両手両足の体組成計と同等の体脂肪率、といった具合で、Yamatoの方が実態に近いように感じます。
もっとも、自宅にある両手両足を使う体組成計は電源スイッチがほとんど反応しなくなっており、現在はやむなく両足の体組成計だけを使っています。
それに関連してYamatoの担当者の方からはいろいろと興味深い話を聞くこともできたので、新規に体組成計を購入する予定です。
このように、筋トレをやっている方が自宅に体組成計を導入する場合、上半身の筋肉量や体脂肪まで計れる両手両足の体組成計を使うのが理想です。そうすれば、体組成計が弾き出す数値にがっかりすることも少なくなるはずです。

BYZOOM FITNESSは、白い可変式ダンベルを発売していることから気になっていたブランドで、今回、「SPORTEC 2024」に初出展ということで注目していました。
私が住んでいるマンションは床は白を選びましたし、家具も電気製品もできる限り白を選んでいます。
筋トレグッズをあれこれと買い進めていく際も白を選びたかったのですが、実際は黒いものが多く、白を選べたのはスピンバイクぐらいです。
そんな中、BYZOOM FITNESSから白い可変式ダンベルが発売されていることから気になっていたというわけです。
BYZOOM FITNESSの「PURE SERIES」は、「フィットネスをもっとおしゃれに」というコンセプトを体現し、インテリアにもマッチするシンプルで洗練されたデザインが施されています。
その最大の特徴が、 筋トレグッズでは定番となっている黒ではなく白で作られているということです。無骨な黒ではなくピュアな白で彩られることでインテリアにもさりげなく溶け込むのです。

そんな「PURE SERIES」の定番とも言えるのが「PURE SERIES 可変式ダンベル 12.5KG ホワイト」(単品1万9000円)で、新モデルでは2.3kgから12.5kgまで約1kgごとに10段階の重量調節が可能になっています。
これは、内側にある1.1kgのウエイトを着脱することでより細かな重量設定ができるようになったもので、重量を1段階上げるだけで突然重くなるということがなくなり、より段階を踏んだトレーニングが行えるようになりました。
会場で実際に実物を見たのですが、ピュアなホワイトは本当に美しく、部屋に置いてあっても存在を主張することなくインテリアに溶け込みそうです。
また、重量設定するためのウエイトの着脱もワンタッチで行うことができ、バーにプレートを着脱するという面倒から解放される以上の手軽さがあります。
10段階のウエイトを列挙しておくと、2.3kg、3.4kg、4.5kg、5.6kg、6.8kg、7.9kg、9.1kg、10.2kg、11.4kg、12.5kg、になります。
また、「PURE SERIES ホームジムセット 12.5LB ホワイト」(6万3000円)もあり、「可変式ダンベル12.5LB」2個、「可変式ケトルベル30LB」1個、「イージーバー」1個、「ダンベルスタンド」1個、がセットになっています。
ダンベルをバーベルのように使うことができるため、これからダンベルを買いそろえようという人は、こちらも選択するという手もありそうです。

「SQUARE DUMBBELL」は、WELLMOREが出展する「KAILA COLLECTION by TANIA」シリーズの中のひとつ。2023年も出展していたようですが、その時は気づかなかったので改めて紹介。
シリーズ名の「KAILA」は、海のイメージを取り入れ、女性のフィットネスに対するポジティブな気持ちを醸し出すことをめざしたとのことで、女性向けに特化したスモールジムシリーズになっています。
「SQUARE DUMBBELL」は、何と言ってもその見た目が特徴的。ダンベルがスクエアの名の通り四角形になっており、それがダンベルスタンドに縦に装着されているのです。パッと見、とてもダンベルとは分からないことでしょう。
見た目から重量が少ないように思えますが、シャフト1本約1kg、約1kg×8枚、約0.5kg×2枚で約10kgになり、それなりのトレーニングには対応できます。
セットは、このダンベルが2セットに加え、ダンベルスタンド1台(約5.1kg)で構成されます。プレートもマルチカラーで、部屋に飾っておいても見栄えします。
また、ダンベルで、全体がゴールドでグリップ部分がパステルカラーのカバーで覆われたものも展示されていましたが、こちらは参考出展で反響が良ければ製品化されるそうです。ウエイトは、1kg、2kg、3kg、です。

DK CITYでは、バーティカルクライマーが出展されていました。私もバーティカルクライマーを持っているのですが、「SPORTEC」で出展されることは珍しいため嬉しくなりました。
バーティカルクライマーは、ロッククライミングと似たような動きができるトレーニングマシンで、トレッドミルやバイクよりも、多くのカロリーを消費しながら、主要な筋肉群を鍛え、持久力を培う、ということが同時に行えるものです。
アメリカでは家庭用のバーティカルクライマーが普通に販売されているのですが、日本では家庭用のバーティカルクライマーを発売しているメーカーはなく(?)、ジムで見かけることも少ないのではないかと思います。
DK CITYは、台湾の東庚企業股份有限公司(TUNG KENG ENTERPRISE Co.,Ltd)が製造する業務用フィットネスマシンのブランド名で、高品質・低価格を武器に日本を含む世界数十ヵ国と取引実績があります。
バーティカルクライマーも試してみたのですが、私が持っているものと同様の感覚で使うことができ、業務用だけにどっしりとした安定感があります。ひとつでも多くのジムが導入することを期待したいものです。

さて、駆け足で「SPORTEC」と気になった筋トレグッズを紹介してきましたが、9年連続で足を運んでも、各種トレーニング機器を試したり、自らのトレーニングの新たなモチベーションになったりで、例年通り、収穫の多いイベントになりました。
今回、イベント日程がいつもの水木金から火水木に変更になっていたり、入場登録が原則として招待制になっていたりと、少し変わったところはありますが、イベント自体は例年同様でした。
いつも書いていますが、個人向け・家庭向けのトレーニング・フィットネス機器が急増している現状を踏まえて、こうした市場相手のメーカー・製品をもっと誘致してほしいものです。
また、イベント自体をより開放的なものにし、イベント日程も土日もしくは土曜日を含んだものとし、最終日は入場料を徴収するなとじて一般開放してもいいように思います。筋トレ愛好家が増える状況下、そうした人たちも受け入れてはいかがでしょうか。

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