【GENRE】
3D RPG、サードパーソン
【PUB./DEV.】
フロム・ソフトウェア/フロム・ソフトウェア
【RELEASE DATE】
2006/1/12
【OUTLINE】
あらゆる物質を組み上げる論理魔導科学”エンチャント”が発達した高度な文明世界を舞台に繰り広げられる正統派ファンタジーRPGです。
主人公アツマは、ヨコハマエンチャント総合付属大学に通う学生です。見かけはごく普通で、ただ少々元気の余るだけの少年でしたが、ある特殊な「右腕」を持っていました。
その力は、過去ただ1度だけ使用されるに止まり、それ以後はエンチャントの厳しい訓練を学校でこなしながら、平穏な日々を送っていました。
しかし、それは、大地震と同時に謎の暴走を始めたゴーレムによって破られてしまいます。
アツマは、不注意によってその右腕の力を使用してしまい、「デビルゴーレム クイーンオブアイス」という伝説のゴーレムウォーで使用された史上最悪のゴーレムを復活させてしまったのです。
たくさんの仲間たちの支えと、自らの運命に翻弄され、アツマは深く葛藤します。この旅の果てに、アツマがたどり着く答えと衝撃の真実とは?
【GAME MODE】
NEW GAME
本作では、主人公のアツマを操作して、ストーリーに従って3Dフィールド内を進んでいきます。基本的には、次に行くべき場所を指示されるので、マップを見ながら、そこに向かいます。
フィールド内には、ショップ(通貨はTB(タブレット))とリフレッシュポイントがあります。リフレッシュポイントでは、戦闘で失われたVP(バイタリティポイント)を回復することができます。
フィールド内の移動は、その時に仲間になっているキャラクターでパーティを組んで行います。ただし、画面上には、アツマ以外は表示されません。
また、セーブは、いつでもどこでも行うことができ、8つまでセーブデータを作ることができます。
パーティには、ゴーレムも、最大8体まで入れることができます。ゴーレムは、人間の労働力に代わるものとして開発された魔導人形のことで、マテリアルによって身体が編まれ、エーテルによって動きます。
ゴーレムは、攻撃系、防御系、回復系、などに分類され、火、水、風、土、光、闇、無、のいずれかの属性があります。固有のスキルも、持っています。
ゴーレムは、コアマテリアルとマテリアルによって合成することができ、これらのマテリアルの組合せによってさまざまなゴーレムが誕生します。ちなみに、武器も、ゴーレムと同様の方法で合成することができます。
フィールドでは、エンカウント、または、特定のイベントにより戦闘になります。戦闘は、敵味方がそれぞれ3×4のグリッドと呼ばれるマスに配置され、ターン制で行われます。
通常は、プレイヤー側が先行となりますが、敵の不意打ちを食らう場合もあります。行動する順番は、パーティ編成の順番になりますが、任意に順番を決めることもできます。
また、オート戦闘やエスケープを選ぶことも可能です。戦闘は、スキルを用いて行いますが、スキルの使用にはスキルに応じたエーテルポイントが必要になります。
連携ゲージが貯まった状態で同一のターゲットを攻撃すると、通常より高いダメージを与えることができます。連携ゲージは、ターン経過で増加するほか、フレンドポイントが高いほど貯まりやすくなります。
ゴーレムを除いたパーティメンバーは、一定以上のEXゲージを貯めることで、強力な固有技「エクストラスキル」を使用することができます。EXゲージは、敵にダメージを与えるか、敵からダメージを受けることで貯まっていきます。
戦闘は、敵を全滅させると勝利となり、味方全員が戦闘不能になるとゲームオーバーになります。戦闘に敗れた場合には、リトライ、ロード、タイトル画面に戻る、から選ぶことができます。
戦闘が終了すると戦闘結果が表示され、獲得TB、獲得経験値、獲得SP、入手アイテム、を見ることができます。
経験値を獲得することで各キャラクターのレベルが上がり、SPを獲得することでキャラクターを成長させることができます。
SPはキャラクターごとに入り、キャラクターを成長させるためには、SPを、HP、EP、直接、間接、援護、素早さ、に振り分けていきます。
街には、カジノが運営されていることもあります。カジノでは、TBを賭けて、以下のゲームを遊ぶことができます。ゴーレムバトルは、ゴーレムを相手に戦闘を行い、強い相手に勝つほど、多くのチップが支払われます。
ビンゴは、ビンゴゲームで、早いターンでビンゴになれば、それだけ多くのチップが支払われます。
スロットゲームとルーレットは、一般的なものと同じで、ハイリスク、ハイリターンになります。
主な登場人物は、以下の通りです。
アツマ
ヨコハマシティにあるエンチャント総合付属大学に通う学生です。性格は、考えなしの行動家で、親友であるトウヤは「赤い単細胞」と評しています。
トウヤ
アツマと同じエンチャント総合付属大学に通う同級生です。アツマは、沈着冷静で計算高いトウヤのことを「青い電算機」と評しています。
マコト
アツマやトウヤと同じエンチャント総合付属大学に通う同級生です。2人とは親友の間柄で、筋金入りのオカマです。アツマは、マコトのことを「黄色い乙女心」と評しています。
カリン
ロンドン地方に伝わる、足技を主とする格闘術をマスターしており、師範代クラスの実力の持ち主です。性格は、負けず嫌いで勝気です。良く言えば「元気がいい」、悪く言えば「はねっかえり」という感じの、美脚が自慢のじゃじゃ馬娘です。
ライガ
カリンに付き添う、巨漢の剣士です。現在は、カリンに付き合わされる形でレジスタンスの一員になっています。カリンの父親に、昔、大きな恩を受けたことがあり、その恩を返すために常にカリンを見守っています。
ユウキ
二挺拳銃でゴーレムを狩り、その賞金で生計を立てているゴーレムハンターの少女です。お金至上主義者で、賞金額の高そうな伝説のデビルゴーレムを探しています。
本作の流れは、以下の通りです。
コウの講義
コウ先生の講義を受けた(ダジャレではない)。今日の講義はよく眠れたし、エンチャント実習があったから、なかなか楽しかった。実習が終わって昼休みになったので、待ちに待った昼メシだ!
3人でランチ
授業が終わったのでトウヤとマコトと一緒に、カフェテリアで昼メシを食べることになった。カフェテリアは大講義室のある中央塔の1Fにある。コウ先生と右腕について話をした。近いうちに、右腕についての研究結果を聞かせてくれるらしい・・・。
カフェテリアにやってきた。昼メシはカフェテリアの注文カウンターで買えるはずだ。昼メシを買った! トウヤとマコトと一緒に昼メシを食べ! やっぱり、マコトの弁当は絶品だ!
<本日のラブマコトランチの献立>厳選山海の幸ちらし寿司。ホタテ葡萄酒蒸し茸クリームソース。愛のマコトソースがけオムレット、ピンクピクルス添え。メランコリー・レアチーズケーキ。
コータのランチ
昼メシを食べ終わった後、お祭りに行くために学園を抜け出すことになったけど、その前にコータに昼メシをあげなくては。コータは庭の東側にある”封鎖地区”のところにいるはずた。
コータにご飯をあげた! そのあと、封鎖地区について話しているとコウ先生がやってきて追い払われた。コウ先生は、やっぱり怖い。
学園脱出作戦
カフェテリアまで逃げてきたあと、お祭りに参加するために、学園を脱出することになった。先生や、生徒会のやつらが行く手をふさいでいるらしいが、断固突破するぞ!
南ホールの出口に立ちふさがっていた先生を撃破! あとで怒られるかもしれないが、とにかく、これで商業区へ行けるぞ!
賭け試合への道
無事学園を脱出し、お祭りが行われている商業区へ来ることができた。賭け試合に参加するため、広場にあるテント小屋へ行くことになった。
賭け試合に参加しようとしたら、受付のおっさんに、ゴーレムを持っていないと参加できないと言われた・・・。トウヤがゴーレムを手に入れるアテがあるらしく、テント小屋のとなりの、卵型の出店へ行くことになった。
賭け試合に参加するために、ゴーレムチケットツアーに参加してゴーレムを手に入れることになった。景品のゴーレムは、ゴーレムチケットを4枚集めるともらえるそうだ。
集めたゴーレムチケット4枚と引き換えに、ゴーレムを手に入れた! あとは、テント小屋のおっさんのところに行って、出場の手続きをするだけだ。手続きをすませて、賭け試合に参加することになった。血がたぎるぜ!
賭け試合
賭け試合の控え室にやってきた。試合までに、準備はバンタンにしておかなくちゃな。賭け試合、一回戦勝利!!
二回戦でユウキという、みょうにハイテンションなゴーレムハンターと戦った。一回戦のやつよりも、手ごわいやつだった。戦いのあと、とつぜん発生した地震に巻き込まれたけど、なんとか脱出した。
市民救出
賭け試合小屋を脱出して外に出てみると、ヨコハマシティが地震で崩壊し、ゴーレムたちが暴れていた。原因は不明だが、とにかく襲われている人たちを助けなくちゃ! 襲われていた警備兵さんを助けた。
トウヤの提案で、警備兵さんはシティの外で演習をしているシティ軍に応援を求めていくことになった。襲われていた子供を助けた。
けど、そのあとに、とつぜん雪が降り出して、町の人たちが次々に倒れてしまった。トウヤが言うには、雪が人々の精気を吸い取っているらしい。
ヨコハマシティ異変解明
コータや逃げ遅れた人たちを助けるため、学園の中を探索することになった。学園に向かう途中で、さっき賭け試合で戦ったゴーレムハンターのユウキが待っていた。
そこに、とつぜん暴走したゴーレムが襲いかかってきたので、やっつけた。せっかく助けたのにユウキは”死ね、バーカ”という捨てゼリフを残して去っていった。なんてやつだ・・・。
学園内も破壊されていた・・・。コータを発見したがコータは、封鎖区画の方へと走っていってしまった。コータを追わなければ!
封鎖区画探索
封鎖区画の入り口が、何者かによって破壊されていた。コータを追って封鎖区画の内部を探索することになった。
封鎖区画に入ってしばらく進んだところでまた地震が起こり、床がくずれて落下してしまった。あと戻りできそうにないので、とりあえず先に進んでみることになった。
トウヤが言うには、この建物は古代につくられたものらしい。巨大なグルグルまわる機械を見た。トウヤが言うには、”魔導”で動く動力機関らしい。”魔導”というのは、1000年前に失われた技術だ。
エーテルをこめて、巨大な装置を動かして先に進んだ。装置にふれたときに、右腕が光ったけど、あれは、なんだったんだろう・・・?
とつぜん襲いかかってきたゴーレムをやっつけた。燃えててデカイやつだった。トウヤが言うには、倒したゴーレムは、この場所を守るガーディアンだったようだ。
凍りついた通路にやってきた。そこで、とつぜん右腕が共鳴して、みょうな声が聞こえてきた。なんだってんだ、いったい・・・。封鎖区画には、みょうなゴーレムがいた。
とつぜん右腕が暴れ出し、その右腕がふれたとたん、ゴーレムが動きはじめた。トウヤがオレをかばって重傷を負った。それを見たら、頭がまっしろになって、なにもわからなくなった。
マコトが氷におしつぶされた・・・。復活したデビルゴーレム・・・。クイーンオブアイスが、トウヤを連れ去っていった・・・。
捕らわれのアツマ
どこか見知らぬ場所で目覚めた。近くにいる番兵に聞いたところ、ここはロンドン城にある牢屋らしい。ヨコハマシティがどうなったのか確かめるため、何とかして牢屋から出なければ・・・。
牢屋の中にいたら、イヨウに暴力的な女の子が、番兵に連れられてやってきた。名前はカリンというらしい。<追記 カカト落しをくらったときにパンツがちょっと見えた。白だった>。
そのカリンの命令で、牢から出るために、仮病をつかって番兵をだますことになった。せっかく名演技をしたのに、カリンが口をすべらせたせいで、番兵に仮病がばれてしまった。
ライガという、カリンの知り合い(?)があらわれて、牢の壁をぶち壊してくれた。おかげで牢から出られたが・・・。すごい馬鹿力だ・・・。
ロンドンシティへの脱出
牢から出たあと、カリンの提案で、ロンドン市街地までいっしょに行くことになった。カリンは、どうやら右腕について、なにか知っているようだ。地下牢を抜けて、ダム内の水路に出た。
水路を進んでいくと、ロンドンシティの市街地につくらしい。水路内を警備していた騎士を倒した。カリンの話では、ヨコハマシティをクイーンオブアイスが滅ぼしたせいで、ロンドンシティ内は警備態勢にあるらしい。
ダムを抜けて、地下水道まで来た。ロンドンシティの市街地は、地下水道を抜けた先にあるそうだ。地下水道の奥から、ロンドンシティの貧民街にある酒場の中に出た。
ヨコハマシティへ
酒場でカリンから事情の説明を受けた。カリンとライガさんは、ロンドンシティ近辺で活動しているレジスタンスのメンバーらしい。
話し合いの結果、レジスタンスの作戦に協力するのとひきかえに、右腕について教えてもらうことになった。
けれど、その前にまず、ヨコハマシティの様子を見にいかなくちゃならない。トウヤもマコトも、きっと生きているはずだ・・・。
貧民街の広場で行われていた集会で、騎士がヨコハマシティをけなしていた。ロンドンシティのやつらは、最低だ・・・。ヨコハマシティへは、ロンドンシティからのびている街道を進むと、つくそうだ。
街道が、崖崩れで通れなくなっていた。ライガさんの提案で、森の中にある古い軍の施設内を通っていくことになった。
賭け試合のときに戦った、ユウキというゴーレムハンターに、森の中であった。ヨコハマシティの生き残りが、他にもいたんだ・・・。
ロンドン軍の施設内で、道をふさいでいたアマゾニアを倒した。森を抜けて、再び街道までやってきた。ヨコハマシティ方面に行くための橋をロンドン軍のやつらが破壊しやがった。
やっぱりロンドンシティのやつらは最低だ・・・。とくに、頬に傷のある、偉そうにしていた騎士がムカついた。ヨコハマシティまでたどりついた。ヨコハマは凍りついてしまっていた・・・。
ヨコハマシティ探索
ヨコハマシティは凍りついていたけど、とにかく、ヨコハマシティの中に入ってみよう・・・。行く手を、巨大な氷山がふさいでいた。このままでは、先に進めないので、なんとかして破壊しなければならない・・・とカリンが言った。
ヨコハマシティ軍の軍船を発見した。船首のエンチャント砲を使えば、氷山を破壊できそうだ。船を起動するために、エーテルを集めてこなければ・・・とカリンが言った。
エーテルを注入して、船を起動させた。船首のエンチャント砲を撃てとカリンに言われた。エンチャント砲を撃って、氷山を破壊した。とつぜん現れたゴーレムを倒した。
するとそこにユウキが現れて、悠長にゴーレムハントがどうとか言いやがった。ムカつくやつだ・・・。
港区の倉庫にやってきた。ここを抜ければ市街地につくはずだ。ヨコハマシティの中で、クイーンオブアイスの手下らしきゴーレムを倒した。
手下がいたということは、この先にきっとクイーンオブアイスが・・・。そして、トウヤがいるはずだ。
学園も、凍りついていた。凍りついたカフェテリアで、コータを見かけた。コータは生きていたんだ! コータが走っていった中央塔の方へ向かおう! なぜだか図書館の中は、まったく凍りついていなかった。
図書館の中で、またコータの声を聞いた! 早くコータのところにいかなきゃ! 図書館の中にあった転送装置から、みょうな施設の中へと移動した。
謎の研究施設探索
図書館にあった転送装置の先は、みょうな施設の中だった。とにかくきっと、この先にクイーンオブアイスとトウヤがいるはずだ。施設の中を探索しよう。
施設の中を進んだら、変な形をした部屋にやってきた。ライガさんが言うには、この部屋全体が巨大な装置になっていて、エーテルを注入することで、装置が作動して他の部屋に行けるようになるらしい。
装置を動かして進んだ先で、またコータの声を聞いた。早くコータのところへ行こう! コウ先生が、生きていた・・・! コウ先生・・・いや、コウはデビルゴーレムを復活させるために、右腕の力を利用したと言った。なんてやつだ・・・。
過去の記憶を思い出した。オレは、カリンを殺しかけたんだ・・・。記憶を取り戻したオレに、カリンは”一発、ぶん殴らせて”と言った。そしたらチャラにすると言ってくれた。
そんで、はじめて”アツマ”って名前をちゃんと呼んでくれた。涙が出そうになった。コウが、コータを凶暴なゴーレムにつくりかえた。コータを倒した・・・。
コウのあとを追っていくと、そこにはトウヤがいた。けれど、トウヤはクイーンオブアイスにあやつられていて、前のトウヤじゃなくなっていた。コウを倒した。
そのあと、クイーンオブアイスがコウを殺し、トウヤを連れ去っていった。オレはまた、トウヤを救えなかった・・・。
死ぬ間際のコウの言葉で、右腕は太古の技術を使い、デビルゴーレムの細胞を利用してつくられたものであることがわかった。
オレは、その右腕を使って、殺戮をしてきたんだ・・・。たくさんの人を殺してきたんだ・・・。
コウが死んだことで、施設が崩壊をはじめたが、みょうな金髪でサングラスの男の誘導で脱出した。脱出したあと、金髪の男が”次は炎帝だ”という言葉を残して去っていった・・・。
レジスタンスアジトへ
約束どおり、レジスタンスの手伝いをすることになった。レジスタンスのアジトへは、ロンドン城の中を通っていくと近道らしい。
カリンが話しかけると、ロンドン城へ向かう途中の門をふさいでいた騎士たちがなぜかどいてくれた。ロンドン城の広間で、街道の橋のところであった騎士が、貴族と話しているのを見かけた。
レジスタンスのアジトへは、廃坑道の中を通っていけばつくらしい。また、ユウキに会った。これだけいろいろなところでウロウロしているということは、よほど暇なのだろう。
坑道の中でとつぜん襲ってきたゴーレムを倒した。カリンがいうには、坑道のあたりにはいないはずのゴーレムらしい。レジスタンスのアジトに到着した。
レジスタンスに合流
カリンがレジスタンスのリーダーに紹介してくれるそうだ。とりあえず、アジトの中に入ろう。リーダーに紹介された。リーダーといっしょにいた男は、やけに猫背だった。作戦室で不審者としてユウキが捕まっていた。結果的に助けることになったが、ユウキは”礼は言わないぞ”と言って去っていった。ホントになんなんだ、アイツは・・・。レジスタンスの集会に参加した。リーダーはロンドン市街での活動に力をそそぐと言っていたが、カリンはなんだか納得していない様子だった。
カリンの料理: 集会のあと、カリンに手料理をごちそうしてもらうことになった。まあ、ありがたい話だけど、どうもライガさんの反応が気になる・・・。毒殺されかけた。
夜のレジスタンスアジト
目が覚めると、ベッドのすぐそばにライガさんがいた。どうやら介抱してくれていたようだ。ライガさんに見舞いの品をもらった。けっこう苦労しているみたいだな・・・。
屋上でユウキといっしょに星を見た。話しているうちに、なぜだかユウキが怒りだして、戦いを挑んできた。戦いのあと、ユウキはオレに、”忘れたいことがあったって、前に進むしかない”と言ってくれた。少し・・・救われた気がした。
ユウキと話していると、物音がしたので行ってみると、ロンドン軍の騎士団の斥候がいて、戦いになった。
レジスタンス攻防戦
斥候を倒したあと、騎士団の襲撃についてレジスタンスのみんなに知らせにいくことになった。カリンの指示で、攻めてきた騎士団を迎え撃つことになった。みんなに指示しているときのカリンは、ちょっと雰囲気が違った。まるですごく偉い人みたいだった。レジスタンスを一通り撃退したが、そこにオウカという騎士があらわれて、戦いになった。オウカを倒したあと、オウカがライガさんの弟だということが判明した。そのあと、オレが口をすべらせてしまったせいで、ライガさんが内通者の濡れ衣をきせられてしまった。
ライガの濡れ衣
ライガさんの濡れ衣を晴らすために、アジトの中で情報を集めることになった。一通り情報を集めた結果、リーダーとクヒ男があやしいということになり、リーダーに事情を問いただしにいったが、リーダーは留守だった。
リーダーが留守だったことでイライラしたカリンと口論になって、カリンは一人でどこかへ行ってしまった。もう時間も遅いので、調査は次の日にもちこすことになった。
ユウキと別れたあと、すこしライガさんの様子を見に行くことにした。ライガさんとオウカの関係をすこし聞いた。せっかく兄弟なんだから、仲直りできるといいのに・・・。時間ももう遅いし疲れたので、そろそろ休むことにした。
カリン失踪
ユウキにたたき起こされた。ユウキは”カリンが盗まれた”とか意味不明のことを言っている。とにかく状況を把握するために広間へ行こう。広間でリーダーが、カリンが炎帝の魔導器を盗んで失踪したとさわいでいた。しかし、そこにライガさんが現れて、リーダーに悪事の証拠の手紙をつきつけた。リーダーは、ハートソン男爵という貴族がロンドンシティの実権をにぎるために魔導器とカリンを確保しようとしていたらしい。証拠をつきつけられたリーダーがカリンは廃坑道の方にいるはずだと吐いた。カリンを追わなければ! 廃坑道で待ち伏せをしていたクヒ男を倒した! クヒクヒクヒ、ざまあみろってんだ! クヒ男が言うには、カリンは廃坑道を出たあたりでオウカに捕まっているらしい。オウカを倒してカリンを救出した! オウカは逃がしてしまったけど、とりあえずは、これでオッケーとしよう。
炎帝の魔導器
カリンに炎帝の魔導器がそのへんに落ちているから取ってこいと命令された。元気そうでよかったけど、助けてもらった直後ぐらい、もうすこししおらしくしてほしいもんだ。炎帝の魔導器をみつけて、手に入れた。
魔導器にさわっていると、急に魔導器が熱くなって、頭の中がまっしろになった。気がついたら、みょうな空間にいて、例の謎の声と、炎帝らしきやつの声が聞こえてきた。なんなんだよ、いったい・・・。
みょうな空間から意識が戻ってきた。なんだか知らないが、炎帝の魔導器にヒビが入っていて、カリンに怒られた。ゴハン粒つけておけば直るから、そんなに怒ることないのに・・・。
魔導器について話していると、とつぜんクイーンオブアイスがトウヤを連れて現れた。トウヤは、クイーンオブアイスに意識を操られている様子だった。ちっくしょう・・・。
クイーンオブアイス追跡
クイーンオブアイスは、トウヤといっしょにロンドン城へ向かった。”ロンドンシティを凍りつかせる”と言っていたので、急いで追わないとムチャクチャマズイ。
ロンドン城につながる道で、倒れている兵士をみつけた。急がないと、やばそうな雰囲気だ。
広間でオウガがライガさんを待ち構えていた。戦いのあと、カリンを守るためにライガさんがオウガを斬り捨てた。オウガは死んだ。オレには、なにも言えなかった。なに言ってもおこがましい気がした。
謁見の間で待ち受けていたクイーンオブアイスが、カリヴァン王を・・・カリンのお父さんを殺した。クイーンオブアイスは炎帝神殿で待っていると言って去っていった。
炎帝神殿探索
クイーンオブアイスを追って炎帝神殿へ向かうことになった。炎帝神殿へ向かう途中で立ちふさがってきたクイーンオブアイスの手下を、とつぜん現れた金髪の男がやっつけた。
金髪の男は、オレに向かって”トウヤのことを救ってやって欲しい”・・・と言った。いったいなんなんだ、コイツは? 炎帝神殿にたどりついた。この先に、クイーンオブアイスとトウヤがいるはずた。
クイーンオブアイスの近くまできたのはいいけれど、あのバケモノをどうやって倒すのか・・・という話になった。やっぱり、右腕の力を使うしかないよな。
炎帝の間の前に立ちふさがっていた番人のポセイドンを倒した。カリンが急に、トウヤが古代人の血をひいているかと聞いてきた。トウヤは、”覚醒異変”だと聞いたことがあったので、そう答えたら、みょうに納得した様子だった。
炎帝封印の間で、クイーンオブアイスが待ち受けていた。カリンが、オレたちの制止もきかず、炎帝を復活させるために、魔導器をもって炎帝の元へと向かっていった。
炎帝の魔導器が壊れていたため、カリンは炎帝を復活させるために炎帝に取りこまれてしまった・・・。
カリン救出
炎帝封印の間から脱出したオレたちの前に、また金髪が現れた。金髪が言うには、カリンは魔導器として炎帝に取りこまれた状態らしい。
オレの右腕を使えば、カリンを救うことができるらしいが、その前に、とにかく炎帝をおとなしくさせるためにやっつけないといけない。待ってろよ、カリン!
炎帝を倒したあと、金髪の言葉にしたがって右腕の力を使って炎帝を吸収した。そして・・・、カリンの救出に成功!
[ひとこと]
炎帝戦は、最初の難関です。ショップでゴーレム合成で水属性のポセイドンを合成し、カリンの替わりにパーティに入れます。全員をレベル25、ポセイドンをレベル30、までレベル上げします。
成長で全員のHPをできるだけ上げるとともに、ポセイドンを除く全員のサポートにHP+20%を装備します。ポセイドンも、HP、直接、間接を上げておきます。
炎帝戦が始まったら、即座に各自のパラメータをアップさせるとともに、ライガのバリアアクセルをかけます。
3ターン目からは、回復を図りながら、火属性以外の攻撃を、攻撃可能時に仕掛けます。うまくいけば、4ターン目で炎帝を倒せます。
ロンドンシティ復興
今朝見た夢について悩んでいると、ユウキが声をかけてきた。そして、炎帝とクイーンオブアイスのせいで崩壊したロンドンシティの復興の手伝いをすることになった。
とりあえず、復興の指揮をとっているカリンに指示をもらうために、カリンのいる公園に行こう。カリンの指示で復興の手伝いをすることになった。
<カリンからの指示>以下の三つを行うこと。火の確保。水の確保。明かりの確保。復興のお手伝い完了!
<復興履歴>
・”ロンドンウィスキー”を燃料にして、たき火の火を復興!
・”馬鹿力”でがれきをどかして、井戸を復興!
・”エンチャントバーナー”で溶接して、街灯を復興!
アツマの葛藤
公園でたむろっていたやつらがトウヤのことを悪く言っていた。ムカついたけど、でもトウヤがクイーンオブアイスといっしょにいるのは事実だ。だから、仕方ない・・・。
一人で悩んでいると、ユウキが現れて戦いを挑んできた。戦いのあと、ユウキがこう言った。”頑張ってさえいれば、みんな、明日は今日よりちょっとだけ幸せになれる”。・・・ユウキは、いいやつだ。
ユウキと話したあと、一人で公園にいたら、カリンがやってきた。カリンは、”親孝行の日曜大工”だといって、カリヴァン王の像・・・お父さんの像をなおした。そのあと、カリンが、オレに会えて良かったと言ってくれた。・・・カリンも、いいやつだ。
大階段で、金髪にあった。トウヤを救いたいけど、右腕の力が暴走するのが怖い・・・と言ったら、失望したと言われた。・・・こいつは、ムカつくやつだ。勝手ばかり言いやがって・・・。
ロンドン城の広間で、ライガさんが騎士団の団長に戻るように頼まれていた。ライガさんは断っていた。・・・ライガさんって意外と冷たいかも。
寝室にもどってライガさんと話した。ライガさんは本当に大切なものをみきわめるのが大切だと言ってくれた。オレにとって大切なのは”トウヤを救うこと”だ。だから、もう迷わない。
ライガさんが、キョウトシティに伝わる秘術ならば、右腕の力を制御できるかもしれないと教えてくれた。右腕の力を使いこなせれば、トウヤを助けられるかもしれない。キョウトシティに行こう!
キョウトシティへ
一人でキョウトシティへ向かうことにした。みんなが、ロンドンシティの外で待っていた。結局、いっしょにキョウトシティへ向かうことになった。・・・みんな、いいやつだ。
キョウトシティへは、街道をヨコハマシティと逆方向に進むとつくそうだ。まずは、キョウトシティとの中継地点になるジャンクシティを目指そう。
ジャンクシティに行く途中で白い花が咲いた花畑をみた。ユウキが言うには、ここには伝説のゴーレムが現れるという言い伝えがあるらしい。
ジャンクシティに到着。ユウキが”魔導楽器”がどうとかいう話を聞いてあわててどこかへ行ってしまった。仕方ないので、しばらく自由行動をすることになった。
ユウキが一人で、ガラクタがたくさんある山のあたりで、突っ立っていた。なんか様子がおかしかったが、いったいどうしたんだろう・・・?
盗難事件捜査
集合して、再び出発しようとしたときに、遠くでなにかさわぎが起こった。ちょっと見に行ってみることにした。さわぎを見に行ったところ、フバイルという富豪の屋敷に泥棒が入ったらしい。
見物していたら、ユウキが濡れ衣をきせられてフバイルに捕まってしまった。ユウキの濡れ衣を晴らすために、ジャンクシティの街で捜査を行うことになった。
<調査すべき項目>一、”被害者の証言”。二、”目撃情報”。三、”犯人の犯行動機”。捜査によって入手した情報は、整理すると以下の通り。
<犯人についての情報>身軽かつ地の利に明るい人間。伝説のゴーレムを欲しがっている。ツバのある帽子をかぶっていた。情報を整理した結果、残念ながら犯人がユウキである可能性が高いことがわかった。
ユウキの家を探ってみることになった。ユウキの家を探し、”ゴーレム笛”を発見した。やはり、犯人はユウキということか・・・。それにしても、オレに似たヤツが写っている写真があったが、あれは誰だったんだろう?
見つけた”ゴーレム笛”は、元の持ち主であるジャンクあさりの坊主に返すことにした。ジャンクあさりの坊主にゴーレム笛を返した。
フバイルと対決
ユウキを助けるために、フバイルの家に乗り込むことになった。フバイルを倒した! ユウキを助けようとフバイルの家の中に入ったが、ユウキはゴーレム笛を返したことに怒ってとびだしていった。
ユウキ追跡
ユウキは、たぶん、ゴーレム笛を取り返すために、ジャンクあさりの坊主のところへ行ったはずだ。ユウキからユウキの兄貴が事故で死んでしまった話を聞いた。
ユウキは、ゴーレム笛を奪ったあと、ジャンクシティの出口へと走っていった。たぶん、白い花畑で伝説のゴーレムを呼び出す気だ。ユウキを追わなきゃ!
ユウキが伝説のゴーレムに襲われていたところに助けにはいった。伝説のゴーレムを倒した。ユウキを説得して、ゴーレム笛をジャンクあさりの坊主のところへ返しにいくことになった。
ジャンクあさりの坊主が、”形見の笛なんて、霊感が強いから受け取れない”と言った。なので、結局、ゴーレム笛はユウキが持っていることになった。一件落着!
一件落着したところで、金髪が現れた。金髪はキョウトシティに行って、早く秘術を学んでくるようにと言っていた。言われなくても分かってる・・・っての。ホントにアイツは神出鬼没だな・・・。
続・キョウトシティへ
改めて、キョウトシティへ向かうことになった。キョウトシティ近くの湖畔で、女剣士が黒ずくめのヤツらに襲われていた。助けに行こう! 黒ずくめのヤツらをやっつけた! 助けた女剣士はサヤカさんという人で、なんと、ライガさんの婚約者だったことがわかった。
クイーンオブアイスの気配
サヤカさんと話していたら、急に右腕が共鳴をはじめた。キョウトシティにクイーンオブアイスが現れたのかもしれない。確かめに行くぞ!
キョウトシティ前の城門まできたが、クイーンオブアイスは、すでに去ったあとだったようだ。目撃情報などを確かめたかったが、キョウトシティは封鎖中だと言われて通してもらえなかった・・・。
サヤカの里で一泊
キョウトシティには入れないようなので、今晩はサヤカさんの里に泊めてもらい、また明日来ることにした。サヤカさんの住むイワトの里に到着! のどかでいい感じのところだ。カリンがやけに気に入っている。
サヤカさんのお父さん・・・ジョセイさんに紹介してもらい、秘術を習得するための手掛かりを教えてもらった。
修験場の”シュゲンジャ”ならば、なにか知っているかもしれないそうだ。修験場に行くには、キョウト城にいるショウグンの許可がいるらしい。
ジョセイさんにいろいろ説明してもらったあとに、しばらく自由行動になった。さっき、ジョセイさんがやけに、ライガさんにつらくあたっていたのが気になる。ちょっと理由を聞いてみようかな・・・。
ライガさんに話を聞いたところ、ジョセイさんがライガさんを嫌っているのは、以前あったロンドンシティとキョウトシティの戦争のせいらしい。詳しい事情は知らないけれど、なんとかライガさんが許してもらえるといいな。
寝床の準備ができたが、ジョセイさんの言いつけでライガさんは物置で寝ることになった。ひどい扱いだ・・・。
夜中に目が覚めて、外に出たところ、ライガさんとサヤカさんが、二人で重たい話をしていた。・・・うーむ、大人って感じだ。
ショウグンに面会
夜が明けて、キョウトシティへ向かうことになった。サヤカさんが先に行ってショウグンと約束を取りつけて、キョウト城の城門のあたりで待っていてくれるらしい。
サヤカさんの案内でショウグンと面会した。ショウグンは、とても、フユカイなヤツだったが、とにかく、修験場へ行く許可がもらえた。
修験場のカギ
修験場への山門を開けるためのカギは、キョウトシティの大通りの途中で南に入ったところにある、お寺に安置されているらしい。お寺の中で、カギを入手したが、カリンがとつぜん現われたニンジャ軍団にさらわれてしまった。
カリン誘拐
ライガさんが言うには、カリンをさらったニンジャたちは、川の向こうにある門の方へ逃げていったらしい。ニンジャ屋敷の地下にとらわれていたカリンを助け出した。カリンを助けたあと、襲ってきたニンジャの頭、オボロを撃退した。
ショウグン詰問
カリンをさらったオボロっていうニンジャは、トキムネの配下らしい。トキムネとオボロの関係をさぐるために、キョウト城へトキムネをといつめにいくことになった。
トキムネをといつめにいき、こらしめようとしたが、サヤカさんに止められてしまった。しかも、怒ったトキムネによって、修験場へ行くことを禁じられてしまった。
謹慎を命じられたサヤカさんは、トキムネの命令通り、オレたちが修験場に行くのを許さないといい、里に帰っていった。サヤカさんを説得して、修験場に通してもらうために、イワトの里に行くことになった。
修験場へ
サヤカさんを説得するために、屋敷に行ったが、サヤカさんは留守だった。仕方ないので、そのまま修験場に向かうことになった。
修験場へつながる門の封印は、門の前にある祠の中で”修験場のカギ”を使えばとけるはずだ。祠の中で”修験場のカギ”を使って、門の封印をといた。
修験場へつながる山門の前で、サヤカさんが現われた。サヤカさんはトキムネの命令にそむくことはできないと言い、やむなく戦いになった。サヤカさんを倒した・・・。そして、修験場に向かうことになった。
[ひとこと]
サヤカ戦は、2番目の難関です。味方がひとり行動するごとに「ツバメ返し」を使ってくるので、範囲内にいる味方のHPがどんどん削られてしまいます。
また、「桜夢想」は、パーティ全員のHPを1にしてしまう脅威の技です。そのため、カリンを中心に扇状の布陣を組み、カリンは回復専門にします。
「ハイキュアダンス」でパーティ全員を回復しながら戦い、誰かが戦闘不能に陥ったら「ハイリターンダンス」で戦闘復帰させます。
シュゲンジャ訪問
サヤカさんを倒したあと、修験場に入った。”シュゲンジャ”は、修験場のどこかにいるはず。とりあえず、山をのぼっていこう。変わった形の山の上に、人影が見えた。あれがシュゲンジャかもしれない。行ってみよう。
シュゲンジャにあって、事情を説明したあと、秘術の修行を受けることになった。詳しい修行の内容は、準備ができたあとにしてくれるらしい。準備ができたら、岩の上にいるシュゲンジャのところへ行こう。
秘術の修行
シュゲンジャから修行の詳しい内容を聞いた。秘術の習得のための修行とは、砦将の杜にあるコアマテリアルを取ってくることだ。右腕の力をなんとかおさえこんで、砦将のいる台座から、コアマテリアルを手に入れた!
あとは、これを持ってシュゲンジャのところへ戻ればいいだけだ。シュゲンジャのところへ戻った。特に外見に変わりはないが、”静”を習得できたらしい。
シュゲンジャがいうには、”静”と対になる”発”という秘術もあるらしい。”発”は、”静”で律した力を解き放つ秘術だそうだ。なんだか、分かったような分からないような話だが、いつかは使えるようになるのだろうか?
ニンジャ軍団襲撃
イワトの里に戻ると、里がニンジャ軍団の襲撃を受けていた。オボロ率いる、ニンジャ軍団を倒してサヤカさんを助けたが、サヤカさんは傷を負って倒れてしまった・・・。
砦将復活阻止: オボロの言葉から、トキムネが砦将を復活させようとしていることが判明したため、トキムネを止めるために、キョウト城へ向かうことになった。金髪の助けを借りて、キョウト城に潜入成功!
謁見の間で、トキムネと、トキムネ率いる親衛隊を倒したが、逃げられてしまった。抜け道を抜けた先で、トキムネの死体を発見。金髪が言うには、トキムネを殺したのはオボロらしい。
砦将の社にかけつけると、そこにはクイーンオブアイスとトウヤがいた。砦将にはすでに魔導器がはめられており、砦将が復活してしまった! なんとか砦将を撃退した。”静”を使って右腕の力をコントロールして砦将を吸収した。
[ひとこと]
砦将は、防御型のデビルゴーレムで、通常攻撃力はそれほどありません。しかし、HPとEPの両方を奪ってくる上、「天地開闢」を頻繁に仕掛けてきます。そのため、HPとEPがなくなりがちになります。事前に、持てるだけの回復アイテムを持っておいた方がいいでしょう。
トウヤを救うには
トウヤを救うための相談をしたが、”魔導器であるトウヤを殺すべき”という案しか出なかった。シュゲンジャの忠告で、右腕の力をクイーンオブアイスに使うと、トウヤが死んでしまうことがわかった。賢者の塔の賢者に知恵を借りることになった。
賢者の塔へ
賢者の塔は、砂漠の北にある火山道を抜けたところにあるらしい。火山道へつながる道の途中をがれきがふさいでいた。ジャンクあさりの坊主にがれきをどかしてもらった。金髪が現れて、トウヤがオレの助けを求めていないと言った。ふざけやがって・・・。そんなの信じられるもんかよ。
賢者の塔探索
賢者の塔にやってきた。賢者は頂上にいるらしい。番人のオーディンを倒した。賢者に会って、事情を説明した。賢者もやはりトウヤの救い方は分からないらしい・・・。
[ひとこと]
賢者の塔は、移動するためには複雑な構造をしており、迷いやすくなっています。しかし、その分、敵と出くわす機会も多くなり、経験値稼ぎには絶好です。全員に「獲得経験値×2」のサポートを装備して、経験値を稼ぐといいでしょう。ここだけで、レベルが6から7は上がります。
危険な訪問者
賢者との話の途中で、地響きがした。賢者は”お前たちの客だ”と言った。なんのことだか良く分からないが、とりあえず、様子を見に行ってみよう。地響きがあった方へ行ってみるとクイーンオブアイスとトウヤがいた。
クイーンオブアイスは、氷の城へくるようにオレたちに言ったあと、手下をけしかけてきた。クイーンオブアイスの手下のゴーレムを倒した、クイーンオブアイスは、”氷の城”で待っているといって、去っていった。
クイーンオブアイスを倒したあと、改めて賢者と話した。賢者がいうには、もう一つの魔導器・・・クイーンオブアイス本来の魔導器をヤツにねじこめば、トウヤと分離することができるかもしれないらしい。
けれど、クイーンオブアイスの魔導器なんて、どこにあるのだろう。賢者に部屋を追い出されて、外にいったら、金髪がまた現われた。
そして、なんと金髪がクイーンオブアイスの魔導器を持っていることがわかった。金髪は、この先にある”墓守の村”で待っているという。
異空間
賢者と話していると、賢者がお前はもっと右腕のことを知るべきだとか言って、いきなりみょうなところにとばされてしまった。いつものみょうな空間で、右腕と話した。
右腕のやつは、いつものように思わせぶりなことを言うだけだったけど、なんだが”世界のため”になにかしようとしているように感じた。
右腕と話したあと、現われたゴーレムを撃退した。撃退後、賢者がやってきて、元の世界に戻してくれた。・・・そもそも、連れてきたのは賢者だけど・・・。
賢者の庵で一泊
夢の世界で倒したゴーレムから手に入れた”神の結晶”で賢者が武器を作ってくれることになった。夜、賢者と話した。なんだか、この人と話していると、とても落ち着いた気分になる。
[ひとこと]
神の結晶は、4人分が用意されています。そのため、クイーンオブアイスとの最終決戦に向かう前に、全員に神の結晶でできた武具が行き渡るようにします。神の結晶は、以下のように往復し、三柱の守護者と戦って勝ち取ります。
賢者の塔中央部、ヴェオヴィス火山山頂、ヴェオヴィス火山溶岩洞、ヴェオヴィス火山風穴、ズィラーヤ砂漠大砂丘、ロンディヌス平原荒地、ロンディヌス平原森林北部、ロンディヌス平原軍道地下、ロンディヌス平原森林南部、ラガウ海岸街道分岐路。
ゴールドスクワットは、賢者の塔中央部で、哀神の結晶を持っています。賢者から、ライガ専用イリスソードとエーテルアーマーを受け取れます。
アヌビスは、ズィラーヤ砂漠北西部の岩場で、楽神の結晶を持っています。賢者から、ユウキ専用イリスカノンとハッピートリガを受け取れます。
黒竜は、ラウガ海岸街道分岐路の橋の下の川沿いの巨大な手の横で、喜神の結晶を持っています。賢者から、カリン専用イリスレガーズとレクイエムを受け取れます。
墓守の村
賢者に武具をつくってもらった。”墓守の村”に向かう転送装置を使えるようにしてもらった。転送装置を使って墓守の村へ行こう。墓森の村についた。まずは情報収集をしよう。クイーンオブアイスの城へ行くためには、村の奥にある城門をひらく必要があるようだ。
長老探し
城門のカギは、村の長老がもっているらしいことがわかった。長老の家にいったところ、長老は墓場の方へ行ったらしいことがわかった。長老の娘から、金髪の残した手紙をもらった。
墓場でゴーレムに襲われていた長老を助けた。長老からカギがもらえることになった。それから、今夜は長老の家に泊めてもらえることになった。
謎の男
城門の前で待ち構えていた金髪と勝負・・・いや決闘した。金髪を倒して、クイーンオブアイスの魔導器を手に入れた。
決戦前夜
クイーンオブアイスの魔導器も手に入り、準備が整ったので、墓守の村で一晩過ごすことになった。絶対に、トウヤを助けるぞ・・・。
クイーンオブアイスの城へ
夜が明けた。決戦の地である、氷の城へ向かおう。”太古のカギ”を使って城門を開いた。クイーンオブアイスの城の前まできた。トウヤが待っている・・・早く行こう。
クイーンオブアイスの城探索
クイーンオブアイスの城の地下で、あやしいゴーレムの残骸らしきものを見た。右腕が激しく共鳴したが、いったいあれはなんなんだろう?
トウヤが待ち構えていた。トウヤは自分を殺すようにオレに迫り、戦いを挑んできた。トウヤを倒した。トウヤはクイーンオブアイスによって呼び戻されてしまった・・・。
クイーンオブアイスと対決
クイーンオブアイスに呼び戻されたトウヤを追わなければ・・・! ここまで来て、あきらめられるかよ。クイーンオブアイスのところへ、ようやくたどりついた。
クイーンオブアイスは魔導器であるトウヤを体内に取り込んでしまった。クイーンオブアイスを倒し、魔導器をぶち込んでトウヤを救い出した!!! そして、クイーンオブアイスを右腕で倒した。
けれど・・・せっかく再会したのに、マコトは死んでしまった・・・。やっぱりマコトは生きていた。クイーンオブアイスが死んだことで、城が崩壊して、落下してしまった。・・・前にもこんなことがあったような気がする・・・。
[ひとこと]
クイーンオブアイスの城に入ってからは、しばらくセーブすることができません。レベルが50未満の場合には、レベル上げをしておいた方が賢明でしょう。
クイーンオブアイスは、レベルが50を超えていれば、それほど難敵ではありません。的確な攻撃と回復を行えば、簡単に倒すことができます。
闇穴の底
聖堂から落下してきて、目が覚めた。なんだか、右腕がざわつく・・・。ブレインオブヘッドの目的は、”世界を再構築すること”だということが判明した。ふざっけんなよ! そんなことしたら、みんな無くなっちまうだろうが!!
トウヤとマコトがブレインオブヘッドに取り込まれかけたオレを助けてくれた。みんなと協力して、”発”を使い、ブレインオブヘッドを倒した!!!
[ひとこと]
ブレインオブヘッド戦は、第5形態まであるため、かなりの長期戦になります。セーブやアイテムの買い足しは一切行えず、途中からはHPとEPすら前段階からの引継ぎになります。それでも、レベルが50を軽く超えていれば、以下のような戦い方で勝つことができます。
第1形態
ブレインオブヘッド(HP7800、EP1600)を中心に、向かって右に、炎帝魔導器(HP4800、EP1200)、砦将魔導器(HP3600P、EP1200)、向かって左に、CoI魔導器(クイーンオブアイス魔導器、HP2400、EP1200)という布陣になり、移動することはありません。
攻撃をしてくるのはブレインオブヘッドだけで、魔導器はすべて回復専門です。ブレインオブヘッドの3種類の攻撃のうち2種類は、最前列両端が攻撃範囲外になります。
そのため、左から、ライガ、カリン、アツマ、ユウキ、という布陣で臨み、ライガ、アツマ、ユウキ、の3人は攻撃専門、カリンは回復と攻撃を併用し、適宜、回復アイテムも使います。
砦将魔導器とCoI魔導器は、倒しても一定回数は復活します。長期戦になります。
第2形態
ブレインオブヘッド(HP9800、EP1600)単独ですが、エリア全体を占めているため、どこから攻撃しても当たります。
ブレインオブヘッドのスキルは、デススラッシュR、デススラッシュL、の2種類で、両者の攻撃範囲が補完するようになっているので、どこにいても攻撃を避けることはできません。
そのため、最も有効に攻撃と回復ができる場所にキャラクターを配置します。回復薬のカリンを中心に、扇状の布陣を組むといいでしょう。第1形態に比べると、かなり短期決着できます。
第3形態
ブレインオブヘッド(HP8000、EP1600)単独で、エリア全体を占めているため、どこから攻撃しても当たります。
ブレインオブヘッドのスキルは、エーテルチャージがEP吸収とパラメータアップ解除で中心と四隅、Ωスペクトラムがエーテル波で四隅を除いたところなので、中央は必ず攻撃を受けることになります。
ただ、第3段階からは、布陣とHPとEPはリセットされずに前段階から引き継がれます。そのため、そのままの布陣で、第2段階と同じ作戦で臨むのがいいでしょう。第2段階とそれほど変わりなく、短期決着できます。
第4形態
ブレインオブヘッド(HP5000、EP1600)単独で、スタート時点ではエリア後方中央の4マスを占めていますが、エリア後方を左右に移動します。そのため、こちらもそれに合わせた攻撃を行う必要があります。
ブレインオブヘッドのスキルは、アンブロトハロウがHPバリアの解除、デスグラスプが敵を無作為に抽出してEPを吸収する打撃で、エリア全体が対象になっているため、避けることができません。
第3段階同様、布陣とHPとEPはリセットされずに前段階から引き継がれます。そのため、そのままの布陣で、第2段階、第3段階と同じ作戦で臨むのがいいでしょう。第2布陣と同様に、短期決着できます。
第5形態
ブレインオブヘッド(HP5000、EP1600)単独で、エリアは1マスだけになります。が、アツマのエンチャントアーム以外の攻撃は選択できず、それを選ぶと、カリン、ユウキ、ライガ、トウヤ、マコトが、アツマと協力してブレインオブヘッドを倒すムービーになります。
ヨコハマシティ復興祭
ヨコハマシティの復興祭のイベントに参加するために、商業区にやってきた。みんなと噴水のある広場で待ち合わせをするはずだったが、待ち合わせ場所を伝え忘れていたことが判明。
みんなを探して、集合場所を伝えないと。みんなに集合場所を伝えた! マコトが見当たらないけど、まあマコトだし、ほっとこう。みんなが待ってる! 広場の噴水前へ、向かうぞ!
LOAD GAME
セーブした箇所からゲームを再開します。
Xbox Live
Xbox LIVEに接続し、他のプレイヤーとゴーレムバトルを行うことができます。
ゴーレムバトルは、あらかじめ用意されているゴーレムを使用して行う場合と、セーブデータに保存されているゴーレムを使用して行う場合とがあります。また、ランク・マッチでの対戦結果であるランキングを閲覧することもできます。
【ACHIEVEMENT】
初顔合わせ(25): 賭け試合でユウキとバトルします。
遺跡の奥で(25): 封鎖区画でファイアーゴーレムを撃破します。
暴走(75): 封鎖区画でクイーンオブアイスを撃破します。
樹海(25): 軍道地下でアマゾニアを撃破します。
大海(25): 埠頭でアクアジェルを撃破します。
悲劇(25): 魔導研究施設でケルベロスを撃破します。
狂信(75): 魔導研究所でコウを撃破します。
不可解な敵(25): 廃坑道でミノタウロスを撃破します。
裏切り(25): 廃坑道で内通者を撃破します。
因縁(25): 廃坑道でオウカを撃破します。
決着(25): ロンドン城でオウカを撃破します。
防人(25): 炎帝神殿でポセイドンを撃破します。
煉獄(75): 炎帝神殿で炎帝を撃破します。
既視感(25): 白い花畑でスフィンクスを撃破します。
救出(25): ニンジャ屋敷で朧を撃破します。
改心(25): イワトの里で沙耶香を撃破します。
襲撃(25): イワトの里で朧を撃破します。
異様(25): キョウト城でトキムネ親衛隊を撃破します。
不動(75): 修験場で砦将を撃破します。
守護者(25): 賢者の塔でオーディンを撃破します。
氷の配下(25): 賢者の塔でセイレーンを撃破します。
謎(25): 墓守の村で謎の男を撃破します。
決意(25): 氷城でトウヤを撃破します。
終局(75): 氷城でクイーンオブアイスを撃破します。
大団円(150): ハッピーエンディング。闇穴の底でブレインオブヘッドを撃破し、ヨコハマシティ復興祭を迎えます。
OVERALL(1000): ストーリーに沿って進めていけば、自動的に実績が解除される仕組みになっています。スキルやゴーレムやアイテムなどをコンプリートする必要もありません。
本作には、難易度設定は存在しませんが、レベル上げをそれほどやらなくても、工夫して戦闘に取り組みさえすれば、エンディングを迎えることができる程度の難易度になっています。そのため、ほとんどの人が1000Gを獲得できるはずです。
【GRAPHICS】8
「Xbox」最初の本格的RPGとなる本作では、すべてのグラフィックは、リアル系の3Dポリゴンで描かれています。物語の舞台は、3大都市である、ヨコハマシティ、ロンドンシティ、キョウトシティと、それをつなぐ街道、平原、海岸、砂漠、ジャンクシティなどで構成されます。
ヨコハマシティは最新科学の粋を尽くした政治と経済と学問の中心都市、ロンドンシティは石畳の道や石造りのお城が歴史を感じさせる貴族社会の都市、キョウトシティは自然を人々の暮らしにうまく調和させた武家社会の都市、ジャンクシティは砂漠の中に作られた流浪の民の都市、といった特徴があります。
物語は、これらのうち、ヨコハマシティのヨコハマエンチャント総合付属大学から始まりますが、最初のうちは、それほど美しいグラフィックとは感じられません。
なぜなら、ヨコハマシティが人工的な都市であり、建物やオブジェクトなどのグラフィック面でも、あっさりと描かれているため、「Xbox 360」ならではの緻密なグラフィックというものが見られないからです。
また、本作では、キャラクターは3人称視点になっていますが、キャラクターが行う動作のほとんどは移動のためだけに費やされます。
戦闘もキャラクターがグリッドと呼ばれるマスに配置されてターン制で行われるため、プレイヤーがキャラクターを操作して戦うことによるさまざまなアクションを見ることもできません。
しかも、会話シーンになると、ポリゴンのキャラクター同士が身振り手振りを交えて会話するのではなく、立ち絵のキャラクター同士が画面の左右に分かれて、ちょっとした動作を交えて会話するだけになります。
つまり、ゲームのつかみの部分では、グラフィックのすごさの一端さえ、垣間見ることができないというわけです。
もっとも、その印象も、話を進めることによって少しずつ異なってきます。背景や建物やオブジェクトに関しては、ヨコハマシティを後にして街道や平原を移動するようになると、土の質感、草木や水の自然さ、建物やオブジェクトの作り込みなどが際立ってくるからです。
特に、キョウトシティでは、城下町ではその和風の美しさに、イワトの里では牧歌的風景に、はっと息を呑まされることでしょう。そして、どこかで見たことのある画だとも感じるのではないでしょうか。
フロム・ソフトウェアの代表作と言えば「O・TO・GI」シリーズがありますが、本作は同じ竹内将典プロデューサーの手によるものであり、どこかテイストが似通っているのです。だからこそ、そう感じさせられるのでしょう。
更に、話を進め、修験場、火山道、賢者の塔、墓守の村、氷の城、と踏破するに連れて、「Xbox 360」ならではのグラフィックを実感できるようにもなってきます。
キャラクターグラフィックも、移動や立ち絵でこそ、あまり感動を覚えることはできないのですが、イベントシーンや戦闘シーンが増えてくると、キャラクターの動きも多彩になり、攻撃の際のエフェクトも派手になってくるため、そのくっきりとしたグラフィックと相まって、次世代機らしさを感じられるようになります。
戦闘結果画面における各キャラクターの決めポーズも、それぞれのキャラクターの個性がよく表現されており、キャラクターに対して感情移入させるのに十分なものがあります。
また、本作の肝のひとつでもあるゴーレムのグラフィックは、個性と動きに見るべきものがあり、主要キャラクターを食ってしまうほどの魅力があります。
ただ、グラフィック全般に関して言うと、「Xbox 360」のローンチに近い時期に発売されたRPGということもあってか、「Xbox 360」のグラフィック性能の高さをまざまざと見せつけられたというほどのところまでは到達してはいません。
すべての既存のRPG、特に日本製RPGを凌駕しているのは確かなのですが、抜きん出たものがあると言い切れないのも確かです。ほぼローンチのRPGのグラフィックとして、ここまでできたのだから合格点、といったところでしょうか。
【SOUND】9
ドルビーデジタルです。本作は、5.1chサラウンドを採用してはいるのですが、移動時に敵に後ろから攻撃されることもなければ、アクションRPGのようにそのまま戦闘に突入するということもありません。そのため、5.1chサラウンドの恩恵を感じられるシーンというのは、それほどにはありません。
もちろん、イベントシーンや、戦闘の際のエフェクトなどで、5.1chならではの迫力を感じられはするのですが、フルにそれを味わえることがないのもまた確かです。
もっとも、本作のサウンドの肝は、何を差し置いても、膨大なテキスト量を誇るキャラクター同士の会話にこそあると言えるでしょう。
本作は、シリアスなストーリーを軸に据えながらも、キャラクターは能天気な性格の者が多く、彼らがやり取りする会話も一貫してユーモラスなものになっています。
アツマは一本気なバカ、トウヤは沈着冷静なインテリ、マコトは乙女チックな楽天主義者、カリンは繊細な負けず嫌い、ライガは生真面目な忠義家、ユウキは無頓着なお金至上主義者。
この6人が時に入り乱れて会話を交わすのですから、話がかみ合わないこともしばしばですが、彼らの能天気ぶりが話を丸く収めてしまいます。
そして、その会話が、プレイヤーを不快にさせないのも、話にぐいぐいと引っ張っていくのも、シナリオのまとめ上げ方もさることながら、声優陣の演技力の高さによるところも大きいと言えるでしょう。
なにしろ、この主要6人はもちろんのこと、クイーンオブアイス、コウ、クヒ男、オウカ、サヤカ、ジョセイ、トキムネ、オボロ、シュゲンジャ、賢者といった重要登場人物はおろか、ゴーレムたちに至るまで、破綻のないボイスアクティングを行っているのですから。
本作のボイスアクティングは、日本製RPG史上でも最高峰と言っても過言ではないかもしれません。
本作の音楽は、正統派ファンタジーRPGとしては、ピッタリとはまったものになっています。オープニングを飾る主題歌からして、軽快なノリのポップスですし、ゲーム中のBGMも心地良さが感じられるものになっています。本作の音楽としては、これで正解なのではないかと思います。
【CONTROL】8
本作は、3人称視点でキャラクターを操作するRPGではありますが、前述しているように、アクションRPGのように左右のスティックを連動してキャラクターを動かすといった性格のものではありません。
キャラクターの操作は、左スティックとAボタンだけでほとんど行えてしまいます。右スティックによるカメラ操作もあるにはあるのですが、使うことは極めてまれになっています。
「Xbox」時代から3人称視点のアクションゲームに慣れている身としては、右スティックとの連動による操作が行えないところが物足りなくもないのですが、ライトユーザーでもスンナリと溶け込めることも配慮した正統派ファンタジーRPGとしては、これぐらい簡単な操作が適しているということなのでしょう。
戦闘時の操作も、シンプルな上にターン制でせかされることもないため、ライトユーザーでも戸惑うことなく、すぐになじむことができるはずです。
なにしろ、キャラクターを(自動)選択し、左スティックとAボタンで、移動や行動を決めるだけなのですから。終盤で使うことがあるオート戦闘も、Yボタンを押せば直ちに表示されます。
しかも、嬉しいことに、戦闘中の視点は、Xボタンを押すことで、通常、右、左、上空、と4段階に切り替えることができます。
これにより、スキルの攻撃範囲も簡単に知ることができるため、うっかり無駄な攻撃をしてしまうということも少なくなります。
ひとつ難点を挙げるとすれば、戦闘の早送りがそれほど早送りになっていない点です。この早送り自体のスピードを高めるとともに、攻撃アニメーションを省いて攻撃のダメージだけを表示できるようにもすべきでした。
エンカウント制のRPGは戦闘が面倒という永遠の課題があるだけに、このあたりにも配慮がなされていれば、より良かったのではないかと思います。
【GAMEPLAY】7
本作は、「Xbox 360」のほぼローンチを飾るRPG、それも正統派ファンタジーRPGとしてリリースされていますが、そのデキはと言うと、予想以上のものでした。
「東京ゲームショウ2005」でデモ版をプレイした際には、戦闘自体にそれなりの時間がかかりそうに感じるとともに、正統派を狙いすぎかなという印象がありました。
また、アツマ、トウヤ、マコトの3人の掛け合いが少し青臭くて不気味な感じもあって、積極的にプレイしたいという気が湧かなかったのも事実です。
しかし、いざプレイしてみると、序盤こそ思った通りの展開ではありましたが、プレイを重ねるに連れて、徐々にではあるものの、ゲームも物語も楽しめるようになっていきました。
その大きな要因としては、主要キャラクターがゲーム序盤にして入れ替わることが挙げられます。
ゲーム序盤こそ、メディアへの露出が高く、タイトル画面にも描かれている、アツマ、トウヤ、マコトの3人でパーティを組み、狙ったかのようなクサい会話が繰り広げられるのですが、それはゲームの本当につかみの部分だけで終わってしまいます。
すぐに、トウヤとマコトに替わって、カリンとライガがパーティに加わり、ゴーレムも最初のうちはメイドさんを戦力として加えられるのです。
これは、正統派RPGのみならず、すべてのパーティ制のRPGに不可欠と言える、主人公、ヒロイン、実力派、カルトヒロイン、といったタイプの異なる面々が勢ぞろいするという、いい意味での変化です。
これにより、キャラクター同士のやり取りも生き生きとしてきますし、戦闘における幅の広さも出てきます。
その上、物語中盤では、ユウキもパーティに加わり、ゴーレムもバラエティに富んでくるため、より物語やパーティ編成に広がりが出て、プレイする側の思い入れも楽しみも増大していきます。ここまでくれば、正統派ファンタジーRPG、と堂々と名乗れることでしょう。
そう考えると、アツマ、トウヤ、マコトの3人が強調されすぎたのが、もったいないような気がします。これによって、引いてしまう人が少なくなかったはずだからです。かくいう私も、そのひとりです。
ゲームのキャラクター面での売り方としては、アツマとカリンを前面に押し出し、アツマのバックにトウヤとマコト、カリンのバックにライガとユウキ、といった具合にしておくべきだったと思います。
これにより、主人公とヒロイン、それを取り巻く人々といった印象を、プレイする側に植え付けることができたはずだからです。
本作は、”仲間、友情、そして絆の物語”であり、アツマのトウヤに対する友情が、アツマを衝き動かしているのは確かです。
しかしながら、プレイ時間の大半を占めるのは、アツマ、トウヤ、マコトではなく、アツマ、カリン、ライガ、ユウキです。だからこそ、プロモーション的にも、カリンたちを前面に押し出すべきでした。
この点で、セールス的にも、大きく損をしているのは、間違いのないところだと思います。
さて、アツマ、カリン、ライガ、ユウキ、というパーティが固定されてからは、正統派ファンタジーRPGとして、想定範囲内の物語が展開されますが、それでも、ストーリー的には、意外性もあり、十分に楽しめるものでした。
等身大のキャラクターが織り成すストーリーは、他の日本製RPGと比較しても、同等以上の面白さがあるのではないかと思います。
また、キャラクターをチビキャラではなくリアルな等身大にしたことが、正統派ファンタジーRPGでありながらも、ライトユーザーに媚びたりはしないという、フロム・ソフトウェアの「Xbox 360」最初のRPGにふさわしい作品を作り出してやろうというと気概を感じ取ることもできます。
戦闘は、敵味方それぞのキャラクターのポーズや掛け声のバリエーションが豊富で、戦略性もそれなりにあるため、楽しんで戦うことができます。
戦略性という点では、スキルの攻撃範囲と6つの属性を考えて、どこからどのような攻撃を行うかを考える必要がある上、キャラクターの初期配置がランダムで決まるため、それほど飽きることもなく、毎回、新鮮な気持ちで臨むことができます。
しかも、実力差のある戦闘なら、あれこれ考えることなく、オート戦闘にして済ますことも可能です。ただ、前述しているように、早送りにしても、それほど早くならない点は、もう少しプレイアビリティを考慮する必要があったと思います。
ゴーレムは、多彩なゴーレムが用意されているにも関わらず、使う場面が限られているのが残念なところです。
ゴーレムは8体まで連れ歩けるものの、パーティは4人がMAXであるため、通常はパーティに入れることができないからです。
誰かがパーティから抜けた際には、それをゴーレムで補うわけですが、ゴーレムを育成する機会が限られているため、たいていは新たに補強したゴーレムをパーティに入れるだけということになりがちです。
せめて、パーティメンバーが戦闘不能に陥った際には、ゴーレムを入れ替えて使えるというようになっていれば良かったのではないでしょうか。
【LONGEVITY】10
“正統派ファンタジーRPG”というキャッチフレーズ通り、クリアするまでに相当の時間を必要とします。
本作では、それほど躍起になってレベル上げをする必要はなく、どうしても苦しい何ヵ所かだけ、数十分ほどレベル上げをすれば十分になっています。
それでも、すべてのボイスをしっかりと最後まで聞き、戦闘も考えながらプレイすれば、最低でも50時間以上、通常は70時間はプレイするのではないかと思います。
この50時間から70時間という時間も、決して苦痛になるものではなく、楽しみながらプレイすることができます。
【OVERALL】9
本作は、「Xbox 360」のほぼローンチを飾るRPG、それも正統派ファンタジーRPGとしてリリースされていますが、そのデキは、ローンチ近辺で発売されるRPGとしては、十分すぎるほどのものになっています。
間口を広げつつも、ライトユーザーに媚びていない点も、フロム・ソフトウェアらしさが感じられて好感が持てます。
メディアへの露出から感じ取れるキャラクターのアクの強さも序盤だけのもので、すぐにオーソドックスなキャラクターに落ち着きますし、物語もそれに連れて面白くなってきます。RPG嫌いという人でもない限り、広く薦められる良作です。
(C) 2005 FromSoftware, Inc. All rights reserved.
コメント