1991年5月3~5日/富士スピードウェイ
全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権シリーズ第2戦、1991日本ロングディスタンスシリーズ第2戦です。
予選は、日本車が上位7台までを独占。しかも、5位までがコースレコードをマークする凄まじさです。ポルシェの参加台数は3台にまで激減、新たにジャガーが参戦しています。
1. YHPニッサンR91CP(長谷見昌弘、アンデルス・オロフソン)1.15.188R
2. デンソートヨタ91C-V(ローランド・ラッツェンバーガー、長坂尚樹)1.15.391R
3. カルソニックニッサンR91CP(星野一義、鈴木利男)1.15.519R
4. ミノルタトヨタ91C-V(関谷正徳、小河等、アンディ・ウォレス)1.15.692R
5. エッソトヨタ90C-V(ジェフ・リース、ピエール・アンリ・ラファネル、エジェ・エルグ)1.15.954R
6. フロム・エーR91CKニッサン(中谷明彦、フォルカー・バイドラー、トーマス・ダニエルソン)1.16.728
7. 伊太利屋SPORTS R91V NISSAN(和田孝夫、岡田秀樹)1.16.812
8. NISSEKIポルシェ(ジョージ・フーシェ、スティーブン・アンドスカー)1.17.799
9. TWR SUNTEC JAGUAR(マウロ・マルティニ、ジェフ・クロスノフ)1.18.354
10. TAISAN KLEPPER PORSCHE(高橋国光、スタンレー・ディケンズ、ウィル・ホイ)1.18.664
11. レナウン・チャージ・マツダ787B(従野孝司、寺田陽次朗)1.19.010
12. アルファポルシェ962C(ティフ・ニーデル、アンソニー・リード)1.19.742
13. マツダ787(デビッド・ケネディ、太田哲也)1.20.321
14. FEDCO・スパイスSE91C(見崎清志、横島久)1.23.803
15. NWB767 Trident(白鳥哲次、清水正智、藤井修二)1.24.179
結果は、カルソニックニッサンR91CPが優勝、2.5秒差でYHPニッサンR91CPが入り、日産が1-2フィニッシュを決めています。ミノルタトヨタ91C-Vが約1分遅れの3位で、NISSEKIポルシェがそれに12秒差と健闘しています。TWR SUNTEC JAGUARは、83周でエンジントラブルによりリタイアとなっています。
読み物のトップは、「疾走する夢、戦う意志! 耐久レースの醍醐味を満喫しよう!」です。
グループCのレギュレーションにより、ターボ車のガソリン給油速度は1秒間に1L、90L給油するには90秒必要ということになります。燃料総量は、1000kmの場合は510Lとなり、平均燃費は1.96km/Lとなります。
トヨタは、ニューマシン、トヨタ91C-Vを投入。トヨタ90C-Vに比べ、前後トレッドが拡大され、ホイールベースも延長されています。また、エンジンのマウント位置を下げて、低重心化も図られています。
ニューカマーでは、チーム・フェデコがスパイス・コスワースで、サンテック・レーシングチームがジャガーXJR11で、それぞれ参戦します。
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「DRIVERS」は、ドライバーのごく簡単な紹介です。F1経験者は、フォルカー・バイドラー、ピエール・アンリ・ラファネル、ジェフ・リース、デビッド・ケネディ、星野一義、長谷見昌弘、高橋国光の7人。
それ以外の記事は、サポートレースのF3とフォーミュラ・トヨタ、富士スピードウェイのガイドなどがあります。
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