プロフィールに当初から明記してあるように、日本ハムのファンです。
富田がいる頃からのファンなので、比較的長いと思います。
観戦は、95%ケーブルテレビですが、GAORA、sky・Aスポーツ+、J SPORTS(4を除く)、日テレG+などの地上波CS(フジテレビを除く)が見られるので、首都圏のUHF(すべて見られます)を含めて、大半の試合を1回から終了まで観戦しています。
FA、トレードも一段落したかと思いますので、昨年に引き続き、2011年12月12日時点で来期の陣容を個人的な希望を踏まえて書いてみます。以下は、これまでの選手の動きです。
10月19日 退団: オビスポ、加藤(日本ハム2軍投手コーチ)。
11月10日 退団: 大平、渡部、ダース、松坂。
11月17日 退団: 林(横浜)、菊地(横浜)。
11月30日 入団: 紺田(巨人・自由契約)。
12月1日 退団: スケールズ。
12月3日 入団(ドラフト): 松本(帝京高)、石川(東大阪大柏原高)、近藤(横浜高)、森内(JR東日本)、上沢(専修大松戸高)、大嶋(早稲田大ソフトボール部)。
12月7日 入団: スレッジ(横浜・自由契約)。
X月X日 退団: ダルビッシュ(テキサス)。
・退団(9人)
投手: オビスポ、加藤、ダース、林、菊地、ダルビッシュ。
捕手: 渡部。
内野手: なし。
外野手: 大平、松坂。
・入団(8人)
投手: 森内、上沢。
捕手: 近藤、大嶋。
内野手: 松本。
外野手: 紺田、石川、スレッジ。
ダルビッシュのメジャー移籍、ドラフトで1位指名した菅野(東海大)が入団拒否で、18勝のエースが離脱したのに、即戦力の新人が皆無となってしまった。それでも、今年の即戦力3人のうち2人(乾、榎下)は、梨田監督の駄目采配によって力を発揮しておらず、来年が本来の実力を発揮する年。
栗山監督の采配次第でダルビッシュの18勝の半分は補えるが、ダルビッシュのポスティングで得たお金で残り半分近くを補える先発投手はほしいところ。
移籍組は、紺田とスレッジの2人。いずれも、復帰組だが、大沢オーナー、山田GMらの無能ぶりで放出された選手だけに、復帰は喜ばしい限り。
今年は、代走に、専門家とはほど遠い、金子誠や飯山、鶴岡を使うほどだっただけに、紺田が加入すれば、村田との二枚看板になる。
スレッジも、長打力とここ一番の勝負強さがあっただけに、これらに泣く日本ハムにとっては欠かせない存在になる。
退団組では、林と菊地がもったいなかった。
林は、まだ若いし、石井と2人で左の中継ぎを担うべき人材だった。これで、左の中継ぎ専門家は石井1人になる。宮西は、セットアッパー(8回)兼ストッパー(9回)なので、中継ぎ専門家ではない。菊地も、自由契約ではなく、せめてトレード要員、需要がなければ2軍に置いておいても良かった。
もっとも、今年のダメ先発トリオ(八木、糸数、吉川)のうち、吉川を左の中継ぎ専門家に登用する手はある。吉川は、長い回を任せるよりは、2回ぐらいをピシャリと抑えるのに向いていそう。
◆スターティングメンバー◆
4 田 中 .290 1本 8盗(左)
6 杉 谷 .185 0本 7盗(両)
9 陽 .274 6本 19盗(右)
8 糸 井 .319 11本 31盗(左)
7 中 田 .237 18本 4盗(右)
3 スレッジ.260 20本 0盗(左)
D 稲 葉 .262 12本 4盗(左)
2 大 野 .227 3本 0盗(右)
5 今 浪 .240 0本 3盗(左)
1番・田中は、今年はけがで出番が少なかったが、チームリーダーで、打率が高く、走力があり、長打力がそれほどでもないことから1番に最適。
2番・杉谷は、梨田監督がようやく1軍に上げて使い出した絶好調時に、スケールズの加入で出場機会が減ってしまった。これがなければ、もっと実力を発揮していたはず。抜群の打撃センスを持つスイッチヒッターで、小技もうまく、走力もあり、2番にはピッタリ。理想はセカンドだが、田中がいるので・・・。
3番・陽は、今年、予定通りにブレーク。攻走守、どれをとってもトップクラスに近い選手になるまでに成長した。1番も打てるが、田中との比較で長打力がある分、3番に抜擢。ゴールデングラブ賞はもちろんのこと、ベストナインも期待したい選手。
4番・糸井は、今年、昨年の5番から繰り上がって3番に定着した。3割、30本、30盗塁のトリプルスリーのうち、ホームランだけはどうしても遠く及ばない。ただ、既に日本を代表する外野手であり、長打力もある。4番を打って当然だし、そうすることで、1番から4番まで機動力を発揮できる。
5番・中田は、打撃フォームを含め、最後まで好不調の波が激しく、特に不調が長期間続いた。18本塁打はチームトップだったが、打撃の確実性と走力を考えると、4番は糸井に任せ、3番も同様に陽が適しており、5番に置くのが最適。
6番・スレッジは、長打力とここ一番の勝負強さは日本ハムではピカイチ。クリーンアップは、陽と中田を育てたいところだし、クリーンアップに置くよりも、糸井と中田が返し損ねた走者を置いての6番の方が、逆の打順よりも脅威。
7番・稲葉は、やはり、走攻守とも年齢的な衰えが感じられた。7番DHで気楽に打たせたいし、この打線で7番に稲葉が控えるのは怖い。体調を見つつ、ホフパワー、二岡と併用。
8番・大野は、2011年は、全く成長が感じられなかった。これは、陽が成長したのと比べると、全くの期待外れ。ただ、ダルビッシュとも組めるようになったし、正捕手としては前進した。チャンスで代打を送られるなど、鶴岡、今成とうまく併用したい。
9番・今浪は、シュアな打撃、格段に進歩した守備が目についた。長打力はなく、コツコツと当てるバッティングは9番にピッタリ。理想はショートだが、杉谷をスタメン起用するには、サードしかない。
◆控え(代打、代走、守備固め)◆
捕 鶴 岡 .238 1本 1盗(守・大野)
捕 今 成 .115 0本 0盗(打・左、守)
内 ホフパワー.222 12本 0盗(打・左)
内 小谷野.237 5本 1盗(打・右、守・杉谷)
内 尾 崎 .306 7本 3盗(2軍)(打・右)
内 二 岡 .282 3本 0盗(打・右)
内 金 子 .234 3本 0盗(打・右)
内 飯 山 .183 0本 3盗(守・杉谷)
外 鵜久森 .246 2本 0盗(打・右)
外 村 田 .318 0本 4盗(打・左、走)
外 紺 田 .289 0本 1盗(走、守・中田)
鶴岡は、大野の休養日や不調時、大野に代打・代走が送られた際の控え。
今成は、第3の捕手。今年は、捕手に代打が送れないで苦しんだ。やはり、第3の捕手は必要。
ホフパワーは、途中から長打狙いになり、バッティングを崩した。ホームランをヒットの延長と考えれば、もう少し打てるはず。稲葉、スレッジと併用。
小谷野は、けがからの早期復帰、不振な打線の重責で、空振りに終わってしまった。今浪も成長しているので、今浪の不振時のサードと、守備固めとして今浪がサードからショートに回った際のサード。
尾崎は、2軍の3割バッター。梨田監督でなければ、サードでスターティングメンバーも多かったはず。状況次第で9番サード。
二岡は、脚に不安を抱えており、代打の切り札と、稲葉との併用。
金子は、脚の故障もあり、走攻守とも年齢的な衰えが感じられた。代打兼控え。
飯山は、杉谷の守備固め。打撃も向上しており、杉谷が不振の際は、スターティングメンバー。
鵜久森は、梨田監督の硬直的な選手起用の犠牲者のひとり。代打の切り札であり、中田の休養日や不調時はスターティングメンバー。
村田は、数少ない左の代打で、脚力もあり代走も担う。
紺田は、待望の復帰。代走のスペシャリストであり、中田の守備固め。ただ、中田の守備は、肩も強く、水準レベルではある。
◆先発◆
武田勝 2.46 11勝12敗0H0S(左)
ケッペル3.22 14勝6敗0H0S(右)
ウルフ 3.60 12勝11敗0H0S(右)
斎 藤 2.69 6勝6敗0H0S(右)
乾 7.88 0勝0敗0H0S(左)
矢 貫 1.80 0勝1敗0H0S(右)
◆先発補充◆
中 村 2.45 0勝1敗0H0S(右)
大 塚 8.59 0勝1敗0H0S(右)
◆中継ぎ◆
多田野3.15 0勝0敗1H0S(右)
榊 原 1.66 1勝3敗23H0S(右)
谷 元 2.47 1勝2敗5H0S(右)
榎 下 9.00 0勝0敗0H0S(右)
石 井 1.31 3勝1敗9H0S(左)
武田久1.03 2勝2敗1H37S(右)
宮 西 2.21 1勝2敗14H0S(左)
◆抑え◆
増 井 1.84 0勝4敗34H0S(右)
先発は、武田勝、ケッペル、ウルフが、今年に引き続き3本柱。斎藤は、予想通り試合を作ってくれ、防御率も2.69と優秀。と、4人目までは問題なし。
5人目と6人目の先発が空席となっている。5人目には、乾を抜擢したい。今年の1軍での投球を見る限り、短いイニングをきっちりと抑えるタイプではなく、斎藤のように打たれながらも試合を作るタイプ。先発には向いている。
6人目は、矢貫。今年は、昨年の手術の影響が長引いたが、相手なりに投げられる投手で、6人目の先発に限りなく近い。
先発補充は、中村、大塚で、ローテーション投手の調子と故障の具合を見て、適宜、入れ替え。中村、大塚は、経験さえ積めば力は伸びるはずで、ローテーションの谷間にも使える。
中継ぎは、多田野はロングリリーフ中心で、状況により先発もOK。榊原も、ロングリリーフ。今年は、宮西と7回を任されていたが、三振奪取率が5.43と低く、緊急登板で3回ぐらいを無難に抑えるのに向いている。
谷元は、三振奪取率が8.56と高く、安定性さえ増せば、セットアッパーに近い位置で使える。榎下も、2軍での三振奪取率が10.24と乾の11.08に続いて高く三振が取れるタイプで、将来的には抑えも期待。石井は、貴重な左の中継ぎで、ピンチでの緊急登板も任せられる。
武田久は、今年は抜群の成績だったが、三振奪取率が4.82と低く打たせて取るタイプ。微妙なコントロールが利かないと抑えとしては怖いし、打者が飛ばないボールを飛ばすコツをつかめば一発に泣く。7回あたりで目先を変えるのに向く。
宮西は、飛ばないボールの扱い方と、梨田監督の起用法に、かなり苦しんだ。それでも、防御率は2.21と優秀だし、三振奪取率は9.51。飛ばないボールに慣れれば、セットアッパーはもちろんのこと、増井との好不調の兼ね合いでストッパー役も担える。
増井は、球速150km以上を連発できる速球が魅力。フォークなどの変化球を磨けば、タイプも似ている阪神の藤川級のストッパーになれる。三振奪取率9.73がストッパーの証。宮西との兼ね合いで、セットアッパーにも回る。
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