「Xbox Series X|S」、「Xbox One」のプレミアムコントローラーといえば「Xbox Eliteワイヤレスコントローラーシリーズ2」が有名です。
テンション調整機能、ヘアトリガーロック、交換可能なサムスティックとパドル、など、“エリート”の名前にふさわしい機能が盛り込まれています。
ただ、価格も“エリート”で、マイクロソフト公式サイトから購入すれば1万9778円とほぼ2万円で、家電量販店で購入してポイント還元しても実質1万5000円は軽く超えてしまいます。
それほど高価にもかかわらず、初期不良や耐久性の問題も報告されているとあっては、気軽に手を出せるものではありません。
それでも、背面パドルに関しては必要不可欠と言えるほど便利なもので、「Xbox Eliteワイヤレスコントローラーシリーズ2」は買わずとも、それだけはどうしてもほしくなります。
なぜなら、左スティックでキャラクターを操作しながら、左スティックを押し込んで走ったりダッシュしたりするゲームが少なくないからです。
代表的なものでは、「ASSASSIN’S CREED」シリーズや「TOMB RAIDER」シリーズなどがそうで、それができなければクリアしづらくなるという場面も珍しくないぐらいです。
ところが、この左スティックでキャラクターを操作しながら、左スティックを押し込んで走ったりダッシュしたりするという操作を行うのが、微妙な操作が要求されるゲームほど簡単ではないのです。
そんなわけで、私は「PowerA Enhanced Wired Controller」を使っています。スタンダードモデルでも最大の特徴であるアドバンストゲーミングボタン(マッパブルボタン)が2個付いているからです。
しかも、海外から送料込みで5000円ぐらいで買えるのに、デザインが良く、スティック、トリガー、バンパー、ボタンなどの押し具合(引き具合)は「Xbox One X」の純正コントローラーに劣りません。
「Xbox Series X」では、最初から「PowerA Enhanced Wired Controller – Team Kitty」を使い続けていて、ドリフトが起きたこともあったものの、一応解消していますし、使い始めて1年以上が経過しました。
ただし、併用している「Xbox One X」は、純正の「Xbox One ワイヤレスコントローラー タイタンフォールリミテッドエディション」を使っています。
PowerAのコントローラーは近々4個になるので交換してしまってもいいのですが、今のところ故障もなく使えているので、調子がいいうちは使っていこうかなと考えているからです。
それでも、PowerAのコントローラーと使い比べていると、アドバンストゲーミングボタン(マッパブルボタン)がないのは、やはり、不便です。
そんな折、AliExpressからのメールで、「Xbox Series X|S」と「Xbox One」の純正コントローラーの背面にパドルを追加するデバイスが新発売されたことが分かりました。
ただ、その時には、販売するセラーも少なく$20を超えていたし、出費もかさんでいたし、PowerAのコントローラーに交換する手もあるしで、購入するかどうかで迷っていました。
しかし、少し待っていると、販売するセラーが多くなり、$17.68(送料無料)で買うことができ、評判もいいセラーが見つかったので買うことにしました。
このセラーでは、「Xbox Series X|S」用と「Xbox One」用の両方を販売していて、価格も同じなので、どちらを買うか悩みました。
結局、「Xbox One」用を買うことにしたのですが、当面は「Xbox Series X」の純正コントローラーを使うことはなく、「Xbox One X」で「Xbox One ワイヤレスコントローラー タイタンフォールリミテッドエディション」を使っていくからです。
こうした決定を下したのには、それ以外の理由もあるのですが、その理由に関してはレビューでふれていきます。
「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」は、そのセラーでは「Replacement Extension Keys Controller Back Button Attachment With 3.5MM Headphone Jack For Xbox Series S X Xbox One Controller」という商品名になっていました。
私は、2021年11月11日に注文し、13日に発送され、23日に到着しました。AliExpressは、送料無料のスタンダードシッピング(CAINIAO)でもそんなに時間がかからないのですが、同じスタンダードシッピングでもより速いルートが使われていたため、わずか10日で到着してしまいました。
過不足ない梱包ながら箱潰れも最小限でしたが、箱いっぱいにしっかりとしたケースに収められていたたため、そもそも箱がつぶれにくいという理由もあったかもしれません。
箱の中には、「Multifunctional Back Key」(本体)、「M1/M2」(パドル)、「USB Date Cable」、「product Specification」(マニュアル)、がきれいに収められています。
「M1/M2」がパドルに相当するもので、「Multifunctional Back Key」の穴に差し込むとマグネットで外れないように固定されます。
純正コントローラーへの装着方法は、裏側の電池カバーを外し、本体のマイクロプラグ(Type-Cプラグ)をコントローラーのマイクロUSBインターフェイス(Type-C USBインターフェイス)に差し込みます。
次に、マイクロUSBデータケーブル(TYPE-C USBケーブル)を本体のマイクロインターフェイス(TYPE-Cインターフェイス)に差し込み、反対側のUSB Aプラグを「Xbox One」(「Xbox Series X|S」)本体に差し込みます。
「Multifunctional Back Key」のセッティング方法は、本体のSボタン(SETボタン)を3秒間押します。すると、LEDインジケーターが点滅します。
これでセッティングモードに入るので、M1/M2に、X、Y、A、B、RB、RT、LB、LT、R、L、方向パッド、を自由に振り分けていきます。
これらのうち任意のボタンなどを押し(引き)、M1(M2)を押して離し、本体のSボタン(SETボタン)を押します。すると、LEDインジケーターが消えます。これで、セッティングが完了します。
なお、M1とM2のセッティングはまとめて行うことができるので、両方をセッティングしてから本体のSボタン(SETボタン)を押すという方法もあります。
セッティングをクリアする方法は、本体のSボタン(SETボタン)を3秒間押します。すると、LEDインジケーターが点滅します。これでセッティングモードに入るので、M1(M2)を押してからSボタン(SETボタン)を押します。これで、クリアが完了します。
クリアの場合も同様に、M1とM2のクリアをまとめて行うことができます。
さて、実際の装着感ですが、純正コントローラーの電池カバーを外し、そこに電池カバーと同じように本体を装着するため、緩くもなく、きつくもなく、しっかりと固定されます。
マイクロプラグのコントローラーのマイクロUSBインターフェイスへの差し込みも同様で、長さも適切です。
それから、マイクロUSBデータケーブルを本体のマイクロインターフェイスに差し込み、反対側のUSB Aプラグを「Xbox One X」本体に差し込むため、この時点で有線コントローラーということになります。
有線コントローラーに抵抗があるという人もいるかもしれませんが、私は無線コントローラーで接続が切れるということが珍しくはなかったため、逆に有線コントローラーの方が安心します。バッテリー切れの心配もありませんから。
M1/M2は、「Multifunctional Back Key」の穴に差し込んでマグネットで外れないように固定するだけなので頼りないかと心配していたのですが、意外としっかりと固定され簡単には外れません。
ただ、PowerAのコントローラーのアドバンストゲーミングボタン(マッパブルボタン)は、ボタンで段差がないことに慣れていたため、巨大なM1/M2は、当初は違和感がありましたが、しばらく操作していると慣れてきました。
ちなみに、私は、初代「Xbox」からずっと中指トリガーで、PowerAのアドバンストゲーミングボタン(マッパブルボタン)も、このM1/M2も、薬指で押していますが問題なく押すことができます。
PowerAのアドバンストゲーミングボタン(マッパブルボタン)は中指でも薬指でも大差ありませんが、M1/M2は薬指の方が操作しやすいかもしれません。脱着式なので、せめて大小2種類から選べるようになっていれば良かったと思います。
「Xbox Series X|S」用ではなく「Xbox One」用を購入したそれ以外の理由は、「Xbox Series X|S」では「Xbox One」の周辺機器がほぼすべて使えるからです。
コントローラーに関しても汎用性があるということは、理論上は「Xbox One」用の「Multifunctional Back Key」を買っても「Xbox Series X|S」用のコントローラーでも使える可能性が高くなります。
「Xbox One」も「Xbox Series X|S」もコントローラーのバッテリーには単3乾電池2本を使っており、電池カバーのサイズも全く同じになっているのです。
電池カバー上部の形状(カーブ)はわずかに異なっているのですが、電池カバー下部を固定する爪は同一形状で互換性があります。
問題は電池カバー上部で、固定する爪の位置が両者で異なり、そのままでは固定することができません。
「Xbox One」用のコントローラーはマイクロUSB、「Xbox Series X|S」用のコントローラーはType C、という違いは、ダイソーなどの変換アダプターを間にかませば解決します。
また、変換アダプターをかませた状態で「Xbox Series X|S」用コントローラーのType Cに接続すると遊びがなくなるため、電池カバー上部が爪で固定されなくてもぐらぐらせず、電池カバーがわずかに浮いただけの状態になります。
つまり、電池カバーの問題は、大きな問題とはならないのです。両方のコントローラーで本格的に併用するなら、爪を自作するという手もあります。
そもそもの問題である「Xbox One」用の「Multifunctional Back Key」が「Xbox Series X|S」でも使えるかですが、予想通り問題なく使うことができました。
プログラムし直すこともなく、接続したらセッティングしたボタンがそのまま使えてしまいます。1個の「Multifunctional Back Key」で済ませたいという人は、併用する手もありそうです。
このように、「AOLION Strike Pack For Xbox Controller」は便利なアイテムなので、耐久性こそ分からないものの、2000円なら買ってみるという手もあるのではないかと思います。
コメント
コメントありがとうございます。
AliExpressが使えるなら、「xbox controller paddles attachment」で検索して上位で出てくる中で「sold」数が多いものを買うといいです。
「DOBE Controller Back Button Attac…」などです。サイトでレビューしています。
ただ、円安のため3300円ぐらいになるのではないかと思います。
楽天市場で「Turtle Beach RECON Controller」が4990円(900ポイント還元)なので、これを買う手もあります。
また、Amazon.co.jpで「PowerAエンハンスド・コントローラー」が6600円です。PowerAはサイトでレビューしていますので参考にしてください。
現状買える背面パドルでコスパ最強なのをおしえてほしいです!