2006年9月22日に千葉・幕張メッセで開催された「東京ゲームショウ2006」のビジネスデイに行ってきました。何タイトルかプレイしたので、簡単なインプレッションを書いてみます。
「ブルードラゴン」。完全入れ替え制で、15分単位で15人ずつプレイすることができます。2つのセーブデータからひとつを選んでプレイすることができ、4人パーティは軍内部、5人パーティは平原、での戦闘になります。
敵は最初から見えており、戦闘を回避することもできます。戦闘は、コマンドを選択するもので、攻撃、防御、魔法、アイテムなどのコマンドがあります。味方→敵といったターン制ではなく、味方敵関係なく素早い順に行動します。
実際の攻撃はキャラクターが行うのではなく、陰となるブルードラゴンが行います。グラフィックは、フィールドはそれなりにリアルで、キャラクターはアニメ調で、被写界深度を強調したものになっています。
視点は、後方追尾型の固定視点です。全体の印象は、ライトユーザーや子供向けといった感じで、あまりコアユーザー向きではないように思います。
「ロストオデッセイ」。完全入れ替え制で、15分単位で10人強(?)ずつプレイすることができます。レベル10のカイムを操り、フィールドでの戦闘から軍隊に合流し、装甲車に乗ってウーラの都に到着して少し経ったところまでプレイできます。
敵はエンカウントタイプで、突然、戦闘に突入します。戦闘は、コマンドを選択するもので、戦う、魔法、アイテム、防御の各コマンドがあります。
グラフィックは、キャラクターの質感、背景の描き込みなどはまずまずですが、フィールドを少し移動するごとにロード画面になるため、少しロードが多い様な気がします。視点は、後方追尾型の固定視点です。
操作は、左スティック、Aボタン、Bボタンでほとんどまかなっており、見た目のリアルさとは裏腹にライトユーザーにも配慮した印象があります。ライトユーザーからコアユーザーまで、RPGが好きなら楽しめそうです。
「トラスティベル~ショパンの夢~」。アレグレット、ポルカ、ビートの3人のパーティで、幻想的な森を抜け、テヌート村から鏡天花の森に入り、ボスキャラクターのイノシシと戦うところまでをプレイすることができます。
敵は最初から見えており、戦闘を回避することもできます。戦闘は、リアルタイムのターン制で、味方→敵の順に素早いキャラクターから行動できるようです。
画面左にバーがあり、移動や攻撃で、このバーが減少し、バーがなくなると次のキャラクターの順番になります。Aボタンが攻撃、Bボタンが防御、Xボタンがアイテム、Yボタンが特殊攻撃、になっています。
特殊攻撃は、アレグレットがサンスラッシュとヴォイドエッジ、ポルカがオレンジキュアとシェイドコメット、ビートがブラストファイア、です。
グラフィックは、リアルさを残しつつも幻想的で温かみを感じさせます。視点は、後方追尾型の固定視点です。村人との会話などはフルボイスではありませんが、会話の文字が手書き風で、作品のテイストには合っています。
世界観やグラフィックの雰囲気、戦闘システムなども良く、多くの「Xbox 360」ユーザーが楽しめそうなRPGです。
「DEAD OR ALIVE XTREME 2」。水上スキーなどのミニゲームが楽しめます。水上スキーは、任天堂の水上スキーゲームに匹敵するほど本格的なもので、波が高くて操作が難しく、やり込まないとうまくは進めません。
ビーチフラッグは、Aボタン連打で走る、Bボタンでジャンプ、右スティックでカメラ。
ぴょんぴょんレースは、A、B、X、Yボタンで小ジャンプ、A、B、X、Yボタン長押しで大ジャンプ。
ドンケツゲームは、左スティック→で小攻撃、左スティック→→で大攻撃、左スティック←で避け、左スティック↑or↓で避け、右スティックでカメラ。
つなひきは、左スティック←で引く、左スティック→でフェイント、Aボタン連打でバランスが崩れた時の立て直し、右スティックでカメラ。
それぞれが、タイミング系、連打系などコツが必要でバラエティに富んでおり、それなりに楽しめそうです。グラフィックは、水しぶきの反射が過剰なほどキラキラとしていますが、全般に高水準だと言えます。
「ヴァンパイアレイン」。2、5、8の3ステージを選択でき、2、5ステージがヴァンパイアから隠れて進むステルス系、8ステージが前半がステルスで後半は銃を撃つこともできます。
立っている人物がヴァンパイアかどうかは、方向パッドの上を押し、赤くなればヴァンパイアだと分かるようになっています。
2、5のステージでは、ヴァンパイアに見つかるとまず助からないため、ヴァンパイアを避けるように進む必要があります。
ステルス要素は、「スプリンターセル」シリーズほど緻密ではありませんが、物を投げてヴァンパイアの注意をそらすといったことも行います。
操作性は、この手の3人称視点のゲームとしては一般的なもので、マップも常に表示されるため、迷うこともありません。
グラフィックは、常に雨が降っていて、ステージも夜だったため、くっきり感はあまり感じられませんでしたが、水準レベルにはあります。傑作かどうかはともかく、それなりには遊べそうな感じです。
「地球防衛軍3」。平原で、仲間とともに巨大アリと戦います。フィールド内に数多くのアイテムがあり、これらを取りながら、巨大アリを攻撃していきます。
グラフィックは、巨大モンスターが多数描写され、動きも自然で、派手なエフェクトも見られるため、爽快感もありますが、ただ敵を撃つだけといった感じもします。
また、360度敵がいるのに、右スティックによるカメラ操作がないため、少しストレスがたまります。価格も7140円なので、シリーズのファン向けといったところでしょうか。
「お姉チャンバラ vorteX ~忌血を継ぐ者たち~」。周囲を壁で囲まれた地下のような禍々しい池で、無数のゾンビと戦います。A、B、X、Yボタンすべてに攻撃が割り振られており、ゾンビをバッタバッタとなぎ倒していくゲームです。
キャラクターの動きは少しもっさりしていますが、現実的な重さとも言えるでしょう。グラフィックは、まずまずで、ゾンビの身体も切断されます。価格も7140円なので、シリーズのファン向けといったところでしょうか。
「フュージョンフレンジー2」。前作の流れを受け継ぐミニゲーム集で、少しやり込まないと、コツが飲み込めません。良くも悪くもミニゲーム集なので、オンライン対戦でこそ生きてくるタイトルです。このような機会が多い人には向いています。
「Xbox 360 World Wide Community Party」が2006年9月22日、千葉・幕張のホテルで催されました。
同パーティは、「東京ゲームショウ2006」に来場する「Xbox 360」関係者とXbox 360オフィシャルファンサイトの交流を目的として行われたものです。
日本の「Xbox 360」関係者とオフィシャルファンサイトオーナーはもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国の「Xbox 360関」係者が一堂に会して、終始、くつろいだ雰囲気の中でパーティが進められました。
パーティは、Xbox Liveアーケードゲーム「ギャラガ」の記録会、「ROCKSTAR GAMES PRESENTS TABLE TENNIS」のトーナメント、歴代「Xbox 360」タイトルフリープレイ、360サイコースタジオ撮影会、フェイスプレートコンテスト、フリードリンク、フリーフード、など、いずれもパーティ参加者が任意に行えるとあって、こうしたパーティでは珍しく緊張感もなく、終始、和やかな雰囲気だったのが印象的です。
あの泉水敬Xbox事業本部長も、この時ばかりはリラックスしたムードで挨拶していました。
フェイスプレートコンテストは、Xbox 360オフィシャルファンサイト「Xbox 360 mk2」の広大氏がファンサイト組織票により(?)、最優秀作品賞に選ばれています。
オフィシャルファンサイトといえども、日頃はマイクロソフト関係者との接点があまりないため、またの機会を楽しみにしたいところです。
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