「DEAD RISING」ウォークスルー&レビュー

【GENRE】
アクション、アドベンチャー、サードパーソン、ホラー

【PUB./DEV.】
カプコン/カプコン

【RELEASE DATE】
2006/08/08

【OUTLINE】
ゾンビパラダイスアクションゲームです。
アメリカ・コロラド州ウィラメッテ。人口5万3594人のこの地方都市が、ある日、封鎖されようとしていました。
州軍が道を塞ぎ、厳重に情報統制されます。回線は閉ざされ、あらゆる周波数の無線が規制されます。何かが起きているのです、恐ろしく重大な何かが。
フリージャーナリストのフランク・ウェストは、これまでに数多くの修羅場を潜り抜けてきました。そんな彼が、ここでとてつもなく巨大な何かが起こっていることを直感します。
彼は、カメラを片手に、チャーターしたおんぼろヘリコプターで、現場へと向かいます。彼のキャリアの中でも、とびっきりの特ダネを求めて。
彼は、街全体を飲み込むほどのゾンビの群れと遭遇し、街唯一の安全地帯であるショッピングモールに降り立ちます。
迎えのヘリコプターが来るのは72時間後。それまでに、この絶望的な状況から逃れ生き延び、事件の真相を突き止めなければなりません。
プレイヤーは、フランクとなって、ショッピングモール内のありとあらゆるアイテムを駆使して、ゾンビを撃退し、事件の真相を追究し、できる限り多くの生存者を救出しなければならないのです。

【GAME MODE】
72 HOUR MODE
CASEと呼ばれるイベントのシリーズで構成されています。ひとつのCASEには1~4のイベントがあり、CASE FILEを埋めていくことで、ゾンビが大量に現れた真相に迫っていくことができます。
それぞれのCASEには開始時間があり、それまでにマップ上などで指定された地点に向かわなければなりません。
CASE FILEを埋められなくても、ゲームオーバーになることはありませんが、事件の真相は闇に閉ざされたままになります。
ウォルマート・ストアーズならぬウィルメッテ・パークビューモールは、巨大なショッピングモールで、レジャーパークを中心に、時計回りに、エントランスプラザ、アルフレスカプラザ、フードコート、ワンダーランドプラザ、ノースプラザ、パラダイスプラザ、が、配置されており、ありとあらゆるジャンルのショップがあります。
モール内は、ゾンビが徘徊するだけでなく、サイコや囚人、カルト教団すら暴れています。モール内のありとあらゆるアイテムを駆使して、これらを倒して生き延び、事件の真相に迫り、できる限り多くの生存者を救出しなければなりません。
ちなみに、セーブポイントを兼ねるセキュリティルームとトイレは、モール内でも数少ない安全地帯になっています。
フランクには、レベルがあり、プレステージポイント(PP)を稼ぐことで、レベルが上がっていきます。
PPは、ゾンビを殺す、スクープ写真を撮る、ミッションを成し遂げる、生存者をセキュリティルームまで連れて行く、などで稼ぐことができます。
レベルが上がると、アタック、スピード、ライフ、アイテムストック、スローディスタンスのいずれかのステータスが向上します。
また、新たなスキルを覚えることもあり、パンチ以外のさまざまなアクションやアタックを覚えていきます。
レベルは、新たにゲームを始める際にも引き継がれ、最高で50まで上がります。

本作の主な登場人物は、以下の通りです。

イザベラ・キーズ
気を失っているところをフランクに助けられる女性です。容姿に似合わず、銃器を手にゾンビの中を突き進んだり、バイクを乗り回したりします。事件について、何か知っているようです。

ジェシカ・マッカーニー(通称ジェシー)
スーツに身を包み、フランクのことを「民間人」と呼ぶDHSエージェントの女性です。セキュリティルームに陣取っています。

ブラッド・ガリソン
パニックに陥った人々を誘導する勇敢な黒人男性です。DHSエージェントで、正義感があります。

カリート
フランクが最初に出会う謎の男です。事件について知っているようで、フランクやブラッドに銃を向けてきます。

バーナビー
モールで見かけた老人です。ジェシーとブラッドが彼を探しているだけでなく、カリートからも狙われています。事件の鍵を握っているようです。

本作は、全8CASE+αで構成されています。

CASE 1(9月19日午後12時から)
屋上から屋内に入り、セキュリティルームを通って、ショッピングモール内に出ます。ゾンビが侵入してから2階に上がると、セキュリティルールに戻されます。
オティスにマップと携帯電話をもらってから、ダクトを通って屋上に出ます。エレベーターに乗り、倉庫を通ってパラダイスプラザに向かいます。

CASE 1-1
倉庫からパラダイスプラザに抜ける通路で、ジェシーからピストルを預かります。

CASE 1-2
フードコートで、DHSエージェントのブラッドと協力して、サイコのカリートを下からピストルで攻撃します。
事前に、アルフレスカプラザのハンバーガーフィールダムで、オレンジジュースを補充し、ゾンビ警官から銃を奪い、セーブポイントでセーブしておいた方がいいでしょう。

CASE 1-3
ブラッドと一緒に、アルフレスカプラザを抜けて、エントランスプラザに向かいます。セーブとオレンジジュースの補充を忘れずに行います。エントランスプラザを進むと、ブラッドとバーナビーの会話を見られます。

CASE 1-4
セキュリティルームで、ブラッド、ジェシーと会話します。

CASE 2(9月20日午前6時から)
セキュリティルームに戻ります。

CASE 2-1
セキュリティルームで、ブラッドとジェシーとともに、バーナビーが連れ去られる様子をモニターで見ます。

CASE 2-2
エントランスプラザに向かい、ブラッドとともにサイコのカリートを攻撃します。チェーンソーを使って接近戦を挑むか、アルフレスカプラザにいるゾンビ警官からピストルを奪い柱の陰から銃撃します。

CASE 2-3
ノースプラザのセオンズ・フード&スタッフに行き、店長のスティーブンと戦います。事前に隣のショップで刀を何本か取っておき、それでスティーブンを倒します。
また、スーパー内は食料が豊富にあるため、ライフは適宜回復できます。スティーブンを倒したら、薬局でブラッドを治す薬を取り、セキュリティルームまで持ち帰ります。

CASE 3(9月20日午前11時から)
セキュリティルームに戻ります。

CASE 3-1
セキュリティルームで、ブラッド、ジェシー、バーナビーの会話を見ます。

CASE 4(9月20日午後3時から)
セキュリティルームに止まります。

CASE 4-1
セキュリティルームの監視カメラで、イザベラがバイクに乗ってやってくる映像を見ます。

CASE 4-2
アルフレスカプラザにいるゾンビ警官からピストルを調達した後、ノースプラザのセオンズ・フード&スタッフの近くに行きます。
イザベラはバイクに乗ったまま攻撃してきますが、いい具合に中央に足場が組まれているので、その中からイザベラを狙い撃ちします。

CASE 5(9月21日午前12時から)
イザベラに指定されたノースプラザの入口近くの空き店舗に向かいます。

CASE 5-1
空き店舗にやってきたイザベラをゾンビから救います。

CASE 5-2
イザベラを屋上まで連れて行くと、セキュリティルームでブラッドとの会話になります。

CASE 6(9月21日午前3時から)
時間が少ないので、あまり遠くには行かず、すぐにセキュリティルームに戻ります。

CASE 6-1
ブラッド、イザベラ、バーナビー、ジェシーとの会話になります。

CASE 7(9月21日午前11時から)
セキュリティルームに戻ります。その前に、レジャーパークから駐車場に入ってクルマかバイクに乗り、地下のメンテナンス通路の中央付近の倉庫で地下のメンテナンス通路の鍵を取っておきます。

CASE 7-1
カリートのモールを爆破するとのアナウンスが流れます。

CASE 7-2
レジャーパークから駐車場に入ってバイクに乗り、地下のメンテナンス通路にある5個の爆弾を、イザベラの指示に従って順に無効化して回ります。
できるだけゾンビを轢かないようにしますが、2個目の爆弾からはバンに乗ったカリートの執拗な攻撃が加わるため、バイクが壊れたり、ライフが減ったりする可能性があります。
幸い、3個目の爆弾のすぐ近くに地上に出られる通路があり、アルフレスカプラザに直結しています。そこで、地上に出て、セーブとオレンジジュースの確保を行います。
そのまま、フードコートを抜けて、ワンダーランドから地下に下りると、すぐに4個目の爆弾です。
再び、地上に戻り、フードコートからノースプラザに向かい、セオンズ・フード&スタッフの奥から地下に下りると、すぐに5個目の爆弾です。
すぐ近くのバンに乗って、駐車場に向かいます。また、倉庫前でブラッドに会っておきます。

CASE 8(9月21日午後5時から)
セキュリティルームに戻ります。

CASE 8-1
イザベラとの会話になります。

CASE 8-2
イザベラに導かれて、ノースプラザ入口の天井裏にある隠し部屋まで行きます。セーブポイントがあります。隣にある武器店で武器を調達してから、セキュリティルームに向かいます。

CASE 8-3
セキュリティルームの監視カメラで、ジェシーとともに、カリートがノースプラザの地下で何者かに連れ去られるのを見ます。

CASE 8-4
地下のメンテナンス通路の最北西端にある精肉所に向かい、ラリーと戦います。離れたところから、ショットガンとスナイパーライフルで攻撃します。

OVER TIME MODE
「72 HOUR MODE」をAエンディングで終えると現れるモードです。「72HOUR MODE」に引き続きプレイすることができます。
「OVER TIME MODE」だけを単独でプレイすることもできますが、その場合には「72 HOUR MODE」からのアイテムの引継ぎはありません。

OVER TIME(9月21日午後10時から)
ノースプラザ入口の天井裏にある隠し部屋からスタートします。モール内は、小型の攻撃ヘリコプターと特殊部隊が見張っており、ゾンビはレジャーパークにだけいます。「OVER TIME」の制限時間は24時間です。
まず最初に、ゾンビ化しないために、モール内で8つのアイテムを回収します。マップを見ながら、以下の順で、バイクにも乗り、効率良く回ります。
ファーストエイドキット、マグニフィンググラス、ブランデー、キャンプストーブ、コーヒーフィルター、ディベロッピングソリューション、パフュームボトル、コールドスプレー。
コールドスプレーは、セキュリティルームにあります。倉庫には特殊部隊が何人かいますが、棚の上を歩けば攻撃されることはありません。
また、セキュリティルームからエントランスプラザの2階に抜けるドアは開錠されているので、こちらを使う手もあります。
次に、レジャーパークの中央にある時計台でジェネレーターを取ります。ヘリコプターが戻ってきているので、素早く行動します。
最後に、ゾンビの体内から女王蜂を10匹取ります。女王蜂は、ノースプラザとレジャーパークにいます。1匹単位でイザベラに渡すことができます。
9匹目の女王蜂を渡したら、チェーンソーや特殊部隊の銃、ショットガン、回復アイテムなどを持てるだけ持ってからセーブし、10匹目の女王蜂をイザベラに渡します。
すると、イザベラがそれらを調合して、ゾンビ化しないための注射をしてくれます。
レジャーパークの中央にある時計台の下にあるトンネルから、ゾンビの群れを抜けて、イザベラとともに、モールからの脱出を図ります。ここにセーブポイントがありますが、あえてセーブする必要もないでしょう。
イザベラは呼ぶだけでOKで、ゾンビライドなどを使いながら、先に進んでいきます。ゲートに着たら、イザベラを呼んで、開けてもらいます。
これを2度ほど繰り返すと、イザベラを背負う地点(セーブポイント)に到達します。まだイザベラは背負わずに、大きなゲートの左側の階段を上がってレバーを下ろし、ゲートを開けます。
再びセーブポイントに戻り、セーブしておきます。これ以後は、アイテムは必要ありません。イザベラを背負って、ジープまで猛ダッシュします。
ジープに乗って逃げていくと、戦車が現れて対戦車戦になります。戦車は3種類の攻撃をしてきます。大砲と小型ヘリコプターとミサイルです。このうち、大砲以外は発射されたものを撃ち落すことができます。
戦車は、センサーと前側2ヵ所の光っているところが弱点なので、ここを攻撃すると早く倒すことができます。戦闘中、Xボタンは押しっ放しでOKです。
戦車を倒すと、中からブロックが現れて、戦車上でのブロックとの格闘戦になります。
ブロックと同じ高さにいるならダブルラリアット(左スティックを押し込みながらXボタン)、ブロックよりも一段低い位置にいるならジャンプキック(AボタンでジャンプしてXボタン)、で戦います。
ダブルラリアットを5回ぐらい当てれば、ブロックを倒すことができます。ちなみに、私はレベル25で倒すことができました。ブロックを倒すと、真のエンディングになります。

∞ MODE
「OVER TIME MODE」で真のエンディングを見ることによって、アンロックすることができます。
「∞ MODE」では、「72 HOUR MODE」のような時間制限はありませんが、時間の経過とともにフランクのライフが減少していきます。また、ストーリーはなく、PPを入手することもなく、セーブすることもできません。
ゲーム内の1日が現実の2時間に相当し、実績である「5デイ・サバイバー」を解除するためには10時間、同じく「7デイ・サバイバー」を解除するためには14時間、プレイし続けなければならないというわけです。
もっとも、スタートボタンやXboxガイドボタンを押して、ポーズをかけることはできます。
ライフを回復させるための食べ物は、いったん取ると復活することはないため、足りない分は生存者から奪い取ることになります。
そうして得た食べ物は、回復率アップ本を持つことによって、より回復率をアップさせることができます。
基本的な進め方としては、昼間は比較的安全に行動できるので生存者から食料を奪うためにモール内を走り回り、夜はゾンビがパワーアップして危険なため安全な場所で篭城し、そのために足りない分だけをモール内にある食べ物から補充します。
その繰り返しで5日間以上の生存をめざすというわけです。
ただ、「∞ モード」には、重大なバグがあるので、注意が必要です。それは、4 DAYS(5日目)にフードコートに入ろうとすると、フリーズしてしまうというものです。
私は、不幸にも、このバグに遭遇してしまいました。23時間50分頃、レジャーパークからフードコートに入ろうとして、フリーズしてしまったのです。
私も、この情報は知っていたものの、4 DAYSに何度もフードコートを出入りしていたので、大丈夫だろうと思っていました。
バグが起こるはっきりとした条件は分かりませんが、日が暮れてからフードコートに(正面から?)入ってはいけないのかもしれません。

「∞ MODE」の具体的な流れです。私は、以下の手順で、「5デイ・サバイバー」と「7デイ・サバイバー」の実績を解除しましたが、生存者はこれ以外にもいるので、進め方によっては違う生存者に会えると思います。逆に、ここに記した生存者に会えない場合もあります。
私は、「5デイ・サバイバー」の実績を解除できる4 DAYSの夜までは、生存者を中心に食料を調達し、篭城する前に食料が少し足りないかなと思ったら、モール内にある食料から補充していました。
「5デイ・サバイバー」の実績を解除してからは、生存者が少ないことと、「7デイ・サバイバー」の実績を解除するための安全策として、モール内にある食料を中心に調達していました。
4 DAYSまではモール内にある食料をできるだけ温存していたので、モール内の食料は潤沢にあり、「7デイ・サバイバー」の実績解除も楽々でした。
「7デイ・サバイバー」どころか、「9デイ・サバイバー」まで到達したのです。もっとも、「9デイ・サバイバー」という実績はないので、「RANKING」に反映されるだけです。

0 DAY
セキュリティルームから、直接、エントランスプラザに出て、すぐ近くの「E201 The sinister Read」で回復率アップ本を取ります。
セキュリティルームに戻ってリアルメガバスターを取り、屋上でオティスを倒して食料を調達し、倉庫で死んでいるスーザンから食料を取ります。
パラダイスプラザの女子トイレからワンダーランドプラザに抜け、「W201 Sir Book-a-lot」で回復率アップ本を取ります。
女子トイレからパラダイスプラザに戻り、レジャーパークでスナイパー親子3人から食料を取ります。
そのままノースプラザに向かい、「L2 Crislip’s Home saloon」のすぐ北の空き部屋に入ってドアを閉め、回復率アップ本を取ります。
そこで、3冊の回復率アップ本を読み、調達した食料を食べながら、朝まで篭城します。朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
レジャーパークを抜けてパラダイスプラザの「P113 Kids’ Choice Clothing」でダナから、エントランスプラザでポールから、フードコートでカリートから。そのまま、フードコートのカリートがいたところで、朝まで篭城します。

1 DAY
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
アルフレスカプラザでイザベラから、フードコートとワンダーランドプラザを抜けてノースプラザの「L2 Crislip’s Home saloon」でクリフから、レジャーパークとパラダイスプラザとセキュリティルームを抜けてヘリポートでリンゼイから、セキュリティルームを抜けてパラダイスプラザの「P201 Marriage Makers」でタッドから、レジャーパークを抜けてフードコートでリッチから、レジャーパークを抜けて地下のメンテナンス通路でカリートから、地下精肉所でラリーかデボラから。
地下精肉所のゾンビを一掃してから、そこで朝まで篭城します。

2 DAYS
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
レジャーパークを抜けてパラダイスプラザでケントから、エントランスプラザの「E106 Men’s Storehouse」でジルから、パラダイスプラザを抜けて倉庫でベスから、パラダイスプラザから女子トイレを使ってワンダーランドプラザでシアンから、ノースプラザの「N127 Huntin’ Shack」でクレタスから。
すぐ横の天井裏にある隠し部屋で、朝まで篭城します。

3 DAYS
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
レジャーパークを抜けてフードコートでスティーブンから、アルフレスカプラザでシンジから、レジャーパークとパラダイスプラザを抜けて映画館の4号館でアリッサとヴェレーナから、パラダイスプラザを抜けて倉庫でケイから。
そのまま倉庫で朝まで篭城します。

4 DAYS
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
セキュリティルームでクリスから、倉庫でナタリーから、映画館売店でヘザーから、パラダイスプラザの「P203 Tuccl’s of Rome」でリリーから。
さすがに生存者も少なくなってくるので、レジャーパークなどで食料を調達してから、映画館で朝まで篭城します。その間に、「5デイ・サバイバー」の実績が解除されます。

5 DAYS
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
パラダイスプラザを抜けてエントランスプラザでスナイパー親子3人から、セキュリティルームを抜けて屋上でネイザンから。
さすがに生存者も少なくなってくるので、ノースプラザなどで食料を調達してから、そのままノースプラザの天井裏にある隠し部屋で朝まで篭城します。

6 DAYS
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
と言っても、結局は危険を避ける意味もあって生存者と遭遇することはできず、アルフレスカプラザなどで食料を調達してから、そのままアルフレスカプラザの「A104 Flexin’」で朝まで篭城します。
その間に、「7デイ・サバイバー」の実績が解除されます。

7 DAYS
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
エントランスプラザを抜けてパラダイスプラザでアーロンから、レジャーパークを抜けて地下のメンテナンス通路の中央の倉庫でキャシーから、地下の精肉所でブラッドから。そのまま地下の精肉所で篭城します。

8 DAYS
朝になったら、以下のようにして食料を調達します。
と言っても、生存者は一切見つからないため、残った食料を調達してフードコートで、あえて「F103 Chrif’s Fine Food」にバリケードを築いて篭城します。

9 DAYS
引き続き「F103 Chrif’s Fine Food」に止まり、中からお皿でゾンビを攻撃したり、奥まで行って攻撃したりして、トータル5100体以上のゾンビを倒し、生存時間9日7時間4分で、長き「∞ MODE」の終了です。

RANKING
PPのランキングとSURVIVALのランキングを見ることができます。

OPTIONS
ゲームの各種設定を変更することができます。

【ACHIEVEMENT】
フリーフォール(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】5m以上の落差を飛び降りる。【解除法】スタート直後に階段から飛び降ります。
ポートレート(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】生存者を10人以上撮影する。【解除法】スタート直後に生存者を撮影します。
グループフォト(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】撮影時にターゲットマーカーを50個出す。【解除法】スタート直後に入口のゾンビを撮影します。
フォトジャーナリスト(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】一回の撮影で1500PP以上を稼ぎ出す。【解除法】序盤の屋上で出会う生存者のジェフとナタリーの再会シーンを撮影します。
フォトアーティスト(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】5m以上の落差を飛び降りる。【解除法】序盤の屋上で出会う生存者のジェフとナタリーの再会シーンを撮影します。
コスチュームパーティー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】同エリア内のゾンビ10体以上にパロディマスクをかぶせる。【解除法】パラダイスプラザにいるゾンビ10体に、パロディマスクをかぶせます。
セルフディフェンス(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】サイコを1人以上倒す。【解除法】ゲームを進めれば、自動的に解除できます。
ゾンビレイン(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】パラソル突撃でゾンビを30体以上跳ね飛ばす。【解除法】アルフレスカプラザにあるパラソルで、ゾンビに対して突撃します。
ヒッチハイカー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】プリズナーのジープを奪い取る。【解除法】レジャーパークに現れるプリズナーのジープを奪い取ります。プリズナーは、小屋の屋根の上から銃で攻撃すると、比較的安全に倒せます。ちなみに、プリズナーは、倒しても、2度3度と、レジャーパークに現れます。
スタントドライバー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】自動車で10m以上飛ぶ。【解除法】クルマに乗り、レジャーパークにある池を全速力で走り抜けます。
スタントライダー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】バイクで10m以上飛ぶ。【解除法】ノースプラザの「L3 Seon’s Food & Stuff」の前に置いてあるバイクに乗り、東に続く足場をジャンプします。
サイコフォト(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】サイコを4人以上撮影する。【解除法】サイコを4人以上撮影します。
ピースキーパー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】サイコを5人以上倒す。【解除法】サイコを5人以上倒します。
サイココレクター(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】サイコを10人以上撮影する。【解除法】サイコを10人以上撮影します。少し難関です。
パニッシャー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】サイコを10人以上倒す。【解除法】サイコを10人以上倒します。「ゾンビジェノサイダー」を解除し、リアルメガバスターを所持していると、解除しやすいです。少し難関です。
アイテムクラッシャー(20): 【タイプ】全プレイ通算【条件】アイテムを100個以上壊す。【解除法】ゲームを進めれば、自動的に解除できます。
ゾンビハンター(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】ゾンビを1000体以上倒す。【解除法】ゲームを進めれば、自動的に解除できます。
フルマラソン(20): 【タイプ】全プレイ通算【条件】通算プレイで42.195kmを走破する。【解除法】ゲームを進めれば、自動的に解除できます。
ツアーガイド(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】同時に8人をエスコートする。【解除法】8人が同時になれば、セキュリティルームまで行かなくても構いません。4~5人セットで救助できる生存者を利用します。難関です。
ハーレム(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】同時に女性8人をエスコートする。【解除法】8人が同時になれば、セキュリティルームまで行かなくても構いません。女性4人セットで救助できる生存者を利用します。超難関ですが、【OVERALL】のところで解除法を記します。
スナッフショットB(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】ゾンビ化したブラッドを撮影する。【解除法】「CASE 7-2」で爆弾5つを無効化した後に、中央の倉庫前でブラッドに会って写真を撮ります。
スナッフショットJ(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】ゾンビ化したジェシーを撮影する。【解除法】「CASE 8-4」で、ジェシーがゾンビ化したムービーを見たら、できるだけ早くセキュリティルームに戻り、ゾンビ化したジェシーの写真を撮ります。
ドキュメンタリー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】生存者を50人以上撮影する。【解除法】サイコも含みます。また、助けなくても、撮影しさえすればOKです。少し難関です。
フルセット(20): 【タイプ】全プレイ通算【条件】NOTEBOOK画面の顔写真をすべてうめる。【解除法】必ずしも救助する必要はなく、姿が見えればNOTE BOOKに顔写真が載ります。ケントとのフォトイベントで助けられる生存者が難関です。ちなみに、ケントとの最後の戦いでは、ケントより先の午後12時前に待ち合わせ場所に行きます。
レジェンダリーソルジャー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】特殊部隊を10人以上倒す。【解除法】特殊部隊は、銃撃には強いため、斬系や打撃系の武器で倒します。
フォーリングダウン(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】ヘリコプターを撃退する。【解除法】特殊部隊のヘリコプターを撃退します。レジャーパークの小屋の屋根に乗り、至近距離から特殊部隊のマシンガンを連射します。少し難関です。
パーフェクトガンナー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】マシンガン全弾を命中させる。【解除法】特殊部隊のマシンガン150発すべてを命中させます。地下の精肉所でぶら下がっている肉に発砲します。
パレットダンサー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】銃弾を1000発以上消費する。【解除法】ゾンビ警官が持っているハンドガンや特殊部隊のマシンガンを積極的に発砲します。
3デイ・サバイバー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】72時間以上生存する。【解除法】ゲームをクリアすれば、自動的に解除できます。
Overtime Mode(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】CASEをすべて満たした上で、正午にヘリポートに行く。【解除法】「72 HOUR MODE」をAエンディングで終えます。
ヒューマニスト(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】10人以上でモールから脱出する。【解除法】ゲームを終えた時点で生存者が10人以上いればOKです。
ライフセイバー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】20人以上でモールから脱出する。【解除法】ゲームを終えた時点で生存者が20人以上いればOKです。少し難関です。
セイント(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】50人以上でモールから脱出する。【解除法】ゲームを終えた時点で生存者が50人以上いればOKです。助けられる生存者は53人なので、超難関です。
∞ Mode(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】真のエンディングを迎える。【解除法】「OVER TIME MODE」をクリアします。
アンブレイカブル(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】一度も気絶せずに真のエンディングを迎える。【解除法】特殊部隊に一度も捕まらずに、「OVER TIME MODE」をクリアします。
ドレッサー(20): 【タイプ】全プレイ通算【条件】20種以上のコスチュームに着替えた。【解除法】ショップ内で着替えられる服・帽子・靴・眼鏡・ヘアカラーなどのうち、20種類以上のコスチュームに着替えます。少し面倒です。
ファッションリーダー(20): 【タイプ】全プレイ通算【条件】モール内のすべてのコスチュームに着替えた。【解除法】ショップ内で着替えられる服・帽子・靴・眼鏡・ヘアカラーなどのうち、すべてのコスチュームに着替えます。同一店舗で、複数のコスチュームがあるので注意します。スキンヘッドにもなります。面倒です。
グルメ(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】すべての種類の食料を食べる。【解除法】冷凍食品や生ものは、調理したり、腐ったりしたものも食べます。また、2種類の食料をミキサーで調合したジュースも飲む必要があります。面倒です。
PPコレクター(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】PPステッカーすべてを撮影する。【解除法】ステッカー・ポスター・看板・人形などを撮影します。カルト教団に捕らわれた先のPPステッカー2枚も撮影する必要があります。面倒です。
ゾンビキラー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】ゾンビを10000体以上倒す。【解除法】捨てゲームにし、地下のメンテナンス通路で、クルマに乗ってゾンビをひき殺します。駐車場と何往復もします。2回目のプレイで解除します。
ゾンビジェノサイダー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】ゾンビを53594体以上倒す。【解除法】捨てゲームにし、地下のメンテナンス通路で、クルマに乗ってゾンビをひき殺します。駐車場と何往復もします。2回目のプレイで解除します。
カラテチャンプ(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】素手で1000人以上のゾンビを倒す。【解除法】「ゾンビキラー」と「ゾンビジェノサイダー」を狙う時に、同時に解除します。クルマを乗り換えるごとに、武器を使わずにゾンビ5~10体を倒します。
ストライク!(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】ボーリングボールでゾンビを10体以上吹き飛ばす。【解除法】パラダイスプラザの「P111 Sport Trance」などにあるボーリングボールで、ゾンビを10体以上吹き飛ばします。地下のメンテナンス通路がベストです。
ゾンビロード(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】Zombie Rideで10mを歩き通す。【解除法】ゾンビの上を10m歩きます。地下のメンテナンス通路のゾンビが密集しているところなどがベストです。
インドア・ガイ(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】24時間以上室内で過ごす。【解除法】24時間連続して室内で過ごします。捨てゲームにし、セキュリティルームなどの安全な場所に放置しておきます。
アウトドアガイ(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】24時間以上屋外で過ごす。【解除法】24時間連続して屋外で過ごします。捨てゲームにし、レジャーパークの小屋の屋根の上などの安全な場所に放置しておきます。
レベルマックス(20): 【タイプ】全プレイ通算【条件】Lv50になる。【解除法】「ゾンビジェノサイダー」を解除することで、「レベルマックス」の解除が容易になります。
通信中毒(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】オティスからの無線をすべて取る。【解除法】オティスからの無線をすべて取るのはもちろんのこと、途中で切れてもいけないようです。超難関です。
5デイ・サバイバー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】5日間以上生存する。【解除法】「∞ MODE」で5日間以上生存します。
7デイ・サバイバー(20): 【タイプ】ワンプレイ【条件】7日間以上生存する。【解除法】「∞ MODE」で7日間以上生存します。難関です。

OVERALL(1000): 「フリーフォール」から「アンブレイカブル」までは、通常のプレイで解除できるであろう順番に並べてあります。
少し難関です、難関です、超難関です、と書いてあるもの以外は、意識してプレイすれば、苦労せずに解除できます。
「ドレッサー」から「レベルマックス」までは、それ用のプレイ、もしくは、セットで解除するのが好ましいものです。「通信中毒」は、かなり気を遣ってプレイしないと、解除できません。
「5デイ・サバイバー」と「7デイ・サバイバー」は、「∞ MODE」です。ゲーマースコアを積み上げていくためには、複数回プレイが欠かせず、何回まで我慢してプレイできるかによって、どれぐらいゲーマースコアが取れるかが決まってきます。
「セイント」、「ハーレム」、「通信中毒」の3つは、取れなくても仕方ありませんが、「ハーレム」は以下のようにして解除できます。女子トイレなどでの待機中、ごくまれにゾンビが侵入してくることがあるので注意しておきます。

CASE 1を速やかに終わらせます。フードコートで、ワインをすべて調達してから、「A Mother’s Lament」の電話がかかってくるのを待ちます。
電話が来たら、すぐに「A103 Riverfield Jewelry」に「028 Leah stein」(レア)を救出に向かいます。
フードコートに着いたら、レアをワインのあるカウンターの最奥に移動させ、ワインを渡して午後6時まで待機します。
午後6時になったら、レジャーパークに行き、「025 Sophie Richards」(ソフィー)を救出して、フードコートのレアがいるところまで連れてきます。
すぐにレアにワインを渡してライフを回復させ、ソフィーとレアをワインのあるカウンターの最奥に移動させ、午後9時頃に「Out of Control」の電話がかかってくるのを待ちます。
電話が来たら、2人を引き連れてワンダーランドの女子トイレに行ってセーブします。
2人をトイレの最奥に移動させてから2階に向かい、「W201 Sir Book-a-lot」で回復本を取り、コースターに向かいます。
アダムを瞬殺して、グレッグを救出し、グレッグは放っておいて、コースターの階段から飛び降りて、女子トイレに向かいます。
2人が女子トイレの外に出ているので、ついてくるように指示して(レアはおんぶして)、女子トイレに戻り、最奥に移動させます。
再び、コースターに向かい、グレッグに話しかけてから、グレッグと一緒に女子トイレに戻り、セーブしてから、2人を連れてパラダイスプラザに移動します。
なお、最大で8人までしか連れ歩けないので、グレッグには死んでもらいます。勝手に死んでくれると、精神的には楽なのですが・・・。
「Japanese Tourist」の電話がかかってきたら、2人を連れてワンダーランドプラザに移動してセーブします。
CASE 2以降は無視し、そのままワンダーランドプラザで待機し、午前11時になったら2人を連れてパラダイスプラザに移動します。
2人を女子トイレの最奥に移動させてから、「P102 Child’s Play」にいる「040 Heather Tompkins」(ヘザー)と「041 Pamela Tompkins」(パメラ)を救出し、女子トイレに戻ってセーブし、そのまま待機します。
なお、生存者は、最大で8人までしか連れ歩けないだけでなく、未確認ですが同時に最大で8人までしか現れないようです。
そのため、ヘザーとパメラが現れない場合には、パラダイスプラザとワンダーランドプラザにいる生存者を殺します。もちろん、2人も連れていき、女子トイレの最奥に移動させます。
午後3時頃に「Above the Law」の電話がかかってきたら、4人を連れてワンダーランドプラザに移動してセーブします。
4人を女子トイレの最奥に移動させてから、「W208 Ladies’ Apparel」に行き、ジョーを倒したら、すぐに女子トイレに戻り、4人を女子トイレの最奥に移動させます。
再び、「W208 Ladies’ Apparel」に行き、そこにいる4人の紐を外します。4人を女子トイレに連れていく必要はなく、紐を外した時点で「ハーレム」の実績が解除できます。

【GRAPHICS】9
カプコンは、「バイオハザード」(Resident Evil)シリーズでゾンビゲームNo.1メーカーの座をほしいままにしていますが、本作ではショッピングセンターにおけるゾンビという、まさにゾンビの王道にチャレンジしています。
なぜ王道かと言うと、ゾンビ好きの間では、ゾンビ映画と言えばジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」、というぐらいに古典的名作として定着しており、その舞台がショッピングセンターになっているからです。
しかも、映画「ゾンビ」では、テレビ局員の主人公がSWAT隊員などとショッピングセンターに立てこもって商品を自由に使い、ゾンビが侵入してくると安全な最上階に逃れ、暴走族まで現れて殺戮(?)と略奪の限りを尽くし、最後はヘリコプターで脱出を図る、というストーリーになっています。
本作のシチュエーションもこれに酷似しており、まさにゾンビの王道にチャレンジしているというわけなのです。
もっとも、カプコン側によると、ゲームとしての面白さを突き詰めていくと舞台がショッピングセンターになった、とのことで、ジョージ・A・ロメロに対しても、事前にも事後にも連絡をとってはいないようです。
そうは言っても、少なからず存在するゾンビ好きにとっては両者がオーバーラップしないわけもなく、確信犯なのかなという気はしますが、いかがなものでしょうか。

さて、本作に登場するショッピングモールは、レジャーパークを中心に、時計回りに、エントランスプラザ、アルフレスカプラザ、フードコート、ワンダーランドプラザ、ノースプラザ、パラダイスプラザ、が、配置されており、ありとあらゆるジャンルのショップがあります。
実際にこのようなショッピングモールがあったとしても、店舗数も100店舗近くあり、面積的にも十分に広大な部類に入ることでしょう。
本作では、そうしたショッピングモールの構造は緻密に描かれていますし、それぞれの店舗もディスプレイや商品に至るまで事細かに描写されています。
ショッピングモールの裏舞台である地下のメンテナンス通路まであり、それもゲームの中にうまく活かされています。
そこに、時には数百体というゾンビが現れるわけで、描写的にも限界に近いものがあるのか、各エリア間はシームレスに行き来できるというわけではありません。
エリア間はもちろんのこと、エレベーターの乗り降りの際にもロード画面が入ります。ロード画面に入ると、状態がリセットされ、以前のエリアのゾンビの状態は変わり、掃討したはずのゾンビが復活していますし、生存者に出した指示も無効になってしまいます。

ただ、すべてのアイテム類も復活しているため、攻撃アイテムや回復アイテムを取るために、わざとエリアを移動してすぐに戻ってくるということに利用することもできます。
また、ロード画面中は、自分が撮った写真がランダムで表示されるため、「こんな写真も撮ったなぁ」と感慨に浸ることもできるというわけです。
ショッピングモールには、朝の顔、昼の顔、夕方の昼、夜の顔、営業終了後の顔、などがあります。本作では、そうした時間の違いによるショッピングモールの表情を楽しむこともできます。
朝日が入り込むとショッピングモールは一日の準備に入り、昼は自然光がモール内にあふれ、夕方は夕焼けが美しく、夜はモール内の照明が映え、営業終了後にはモールの照明が落ちて薄暗くなります。
そして、ゾンビへの視認性が悪くなる中、夜になってより凶暴になったゾンビと対峙しなくてはならないというわけです。まさに、夜のモール内の移動は、ライフの減少という危険と背中合わせなのです。

キャラクターグラフィックとキャラクターアニメーションは、十分に「Xbox 360」水準に達しています。
それぞれの生存者は十分に個性的で、誰を助けて誰を諦めるかといった緊迫した状況の中では、生存者に対する思い入れの差も影響を及ぼすことでしょう。
ゾンビの描写も、十分にゾンビらしいおどろおどろしさを感じ取ることができます。
ゾンビの肉体の腐敗度が進んだものがないと感じる人がいるかもしれませんが、これは人々が同時発生的にゾンビになったからであり、この方がむしろ自然だと思います。
それよりも、ゾンビの年齢、性別、容姿、服装が多岐にわたっていることを評価したいところです。いろいろな人が多数訪れるショッピングモールなのですから、これらが多岐にわたっているのは当然のことです。
よく見ていくと、同一の年齢、性別、容姿、服装のゾンビがいますが、このゾンビからはナイフが取れる、といったサインとしても使うことができるため、これはこれで悪くはないかなと思います。
本作では、モール内のあらゆるものを武器にすることができますが、武器に応じたゾンビのやられ具合も身体の切断のされ方などがバラエティに富んでおり、ゲームをリアルなものにしています。
キャラクターアニメーションであえて難点を挙げるとすれば、主人公であるフランクの動きが少し硬いことです。
ラックの上などの狭い場所を移動する時に、ほんの少しだけ斜めに歩きたい、といったことが少しやりづらく感じます。
こうした傾向は、他のアクションゲームにも見られることがありますが、これほどのデキのゲームだけに、ちょっと残念なところです。
また、生存者を多数引き連れている際に、生存者同士がぶつかり合ってなかなか先に進んでくれない場合があります。このあたりも、うまく交通整理してほしかったと感じるところです。

【SOUND】8
ドルビーデジタルです。本作には、多数の生存者が出てきますが、一部のムービーシーンを除いては、ボイスがありません。
生存者がしゃべるのは、ちょっとした掛け声ぐらいです。生存者同士の会話のほとんどは、字幕で済まされるというわけです。
生存者との会話中にもゾンビは容赦なく襲ってくるわけで、これはこれでいいのかなという気もしますが、フルボイスだったらより良かったとは思います。
生存者はセキュリティルームまで引率するだけでも愛着が湧いてきますが、フルボイスだったらなおのことそうなったはずだからです。
本作のサウンドで1番印象的なのは、ひょっとしたらショッピングモールのアナウンスやBGMになるのかもしれません。モール内では、時間に応じてさまざまなアナウンスが流れてきますし、それらしいBGMも流されます。
通常のモードでは時計を見ることもできますが、これらのアナウンスにより、時間の経過を知ることもできるというわけです。
サウンド全体に関して言うと、ボイスアクティングやサウンドエフェクト自体は良好なものの、フルボイスでない分地味には感じます。

【CONTROL】8
本作の操作は、3人称視点のアクションゲームとしては一般的な部類に入ります。
左スティックが移動、右スティックがカメラ、押し込んでカメラポジションのリセット、Aボタンがジャンプやよじ登り、Bボタンがアクションとキャンセル、Xボタンがアタックとアイテムの使用、Yボタンが生存者の召集、左トリガーがカメラを構える、右トリガーが1.5人称視点、左右のボタンがアイテムの交換(送り)、方向パッドが、左で時計のチェック、右で無線への返答、上でアイテムの非装備、下でアイテムの投棄、バックボタンでマップ、が主なものになっています。
これらの操作は、特に難しいものはありません。

ただ、アイテムの操作面では、ひと工夫ほしかったところです。アイテムはすべて同じところにエンドレスのバーとして入るため、必ずしも即座に任意のアイテムを使うことができないからです。
また、アイテムの並び順も、アイテムをいったん捨てて、アイテムの場所を送ってから再び拾い直すという手順を強いられます。しかも、アイテムの選択はポーズをかけて行うことができません。
そのため、ゾンビに攻撃されながらアイテムを選ばなければならないというケースが往々にして起こりますが、使いたいアイテムをすぐに選べないばかりか、攻撃用アイテムが壊れてアイテムリストからなくなってしまったために、まだ使うつもりのなかった回復アイテムを誤って使ってしまうという事態も少なからず起こってきます。
このあたりは、配慮が不可欠だったところで、アイテム選択時にはポーズがかけられるようにして、攻撃アイテム、回復アイテム、補助アイテム、ぐらいにジャンル分けもなされているべきでした。
操作面ではまた、レベルが上がるに連れて覚えていく特殊攻撃があります。
中でも、ジャンプキックとダブルラリアットは必要不可欠なものですが、簡単に繰り出せる操作ですし、基本的には必要な操作だけを覚えればいいため、それほど難しく考える必要はありません。
ただ、ダブルラリアットの場合、最後に手に持っているアイテムを投げ飛ばしてしまうため、注意が必要です。

本作の操作でもうひとつ重要になるのが、カメラの操作です。左トリガーでカメラを構え、右スティックでカメラのアングルを決め、B、Aボタンでズームイン/アウトし、Xボタンで写真を撮ります。
シャッターチャンスは、その対象物の上に「PP」で示されることがありますし、カメラを構えたままでも少しだけなら移動することができます。
撮った写真は、ポーズをかけていつでも見ることが可能ですし、大事な写真はキープしておくこともできます。カメラ操作に関しては、常識の範囲内でのストレスしかかからず、全般に良好と言えるでしょう。
1.5人称視点は、右トリガーで行うわけですが、物を投げたり、銃を撃ったり、生存者を任意の地点に移動させたりする際に重宝します。
1.5人称視点の方が、的確に物を投げたり銃を撃ったりすることができますし、生存者はYボタンで召集をかけるよりも、この操作の方が速やかに移動させることができるからです。
1.5人称視点の操作は、特に難しいわけではありませんが、生存者に移動場所を指示する方法は、できるだけ早くマスターした方がいいでしょう。

【GAMEPLAY】7
本作は、カプコンが作る同じゾンビゲームでありながらも、「バイオハザード」シリーズがシリアス路線であるのに対し、本作はユーモラスさを強調したものになるというコメントが事前にあり、その仕上がり具合を危惧したものでした。
しかしながら、いざ作品にふれてみると、それは杞憂に終わったことが分かります。
確かに、本作には、ゾンビにパロディマスクをかぶせるなど随所にユーモラスなシーンが見受けられますが、その根っこには骨太なストーリーがあるからです。
このストーリー自体はシリアスなものであり、そこに登場する人たちが織り成す人間ドラマも垣間見ることができます。
本作で言うユーモラスとは、作品全体のユーモラスさでもなく、ストーリーのユーモラスさでもなく、カプコンが名づけた本作のジャンル名である「ゾンビパラダイスアクション」にこそあるのです。
本作では、前述したようにゾンビにパロディマスクをかぶせることもできれば、モール内にあるフライパンを熱してゾンビに押し付けることもできれば、ゾンビの手をゾンビの顔に突き刺すこともできます。
また、チェーンソーやバットやベンチや植木鉢といった、いかにも武器になりそうなものばかりでなく、CDや宝石すらゾンビに投げつけることで武器になってしまうのです。
しかも、CDや宝石は、売り場には無尽蔵にあり、至近距離からゾンビに投げつければ、ゾンビに対してかなりのダメージを負わせることができます。
このように、「バイオハザード」シリーズならば許されないことができてしまうのが、本作のユーモラスさの由縁でしょう。

また、本作は、ストーリーこそあるものの、そのストーリーを追う過程での自由度は高く、その気になれば、ストーリーを完全に逸脱して自分の思いのままにプレイすることすらできます。
なぜなら、CASEと呼ばれるイベントのシリーズさえ埋めていれば、後は何をやっていようが自由ですし、例えCASEを埋めなかったとしても、事件の真相が分からなくなるだけで、完全にゲームオーバーになることはないからです。
しかも、ゲームをクリアしたりゲームオーバーになったりした時点でセーブすれば、その時点でのレベルを次回のプレイに引き継ぐこともできます。
ゲーム内で好き放題に動き回っても、それが無駄にはならないというのは、ゲームの作り手がそれを推奨しているということにほかなりません。
実際、実績の項目を見れば分かりますが、CASEを埋めながらゲームを進めていては絶対に解除できないという項目が少なからずあります。
実績の項目の多彩さは、ゲームの作り手からの、何度もプレイして色々な遊び方を試してほしい、というメッセージなのかもしれません。

何度もプレイさせるという意味では、登場人物の多彩さも、本作の大きな魅力のひとつだと言えるでしょう。
ショッピングモールだけに、色々な人が集うのは当然のことですが、生存者の個性がいい意味であまりにも強すぎます。
素直な人がいれば強情な人がいるし、強気な人が入れば弱気な人がいるし、淡白な人がいれば強欲な人がいるし、といった具合です。
しかも、中には、足の速い人もいれば遅い人もおり、けがをしている人は、手を引いたり、肩を貸したり、おぶったりして、セキュリティルームまで連れていかなければなりません。
初めてのプレイでも、彼らに対する好感度に違いが出てきますし、2度、3度とプレイしていれば、彼女は必ず助けてあげようという気にもなってきます。このあたりの生存者の性格付けは、よくできていると思います。
そして、それ以上に個性が強いのが、カルトと呼ばれる人たちです。彼らの多くは、このシチュエーションを楽しんでいる節があり、ゾンビをおもちゃ代わりにしているどころか、生存者にすら牙を向けてきます。
こうしたカルトを次々と倒し、時には生存者を救出することが本作のスパイスにもなっているのです。
本作では、CASEと呼ばれるイベントのシリーズを主軸に据えながらも、スクープ写真を撮り、大量のゾンビをかわし、カルトを倒し、生存者を救出し、モール内のものを自由に使い、時間をうまくやりくりする、などといったさまざまな要素が絡み合って、ひとつの作品が出来上がっているというわけです。

さて、本作は、このように素晴らしい作品に仕上がったわけですが、ユーザーのことをもう少し考えてほしかったという点も少なからず見受けられます。それは、セーブシステム、サブタイトル(字幕)、オティスからの無線連絡に関してです。
具体的には以下に書きますが、本作の好調なセールスを考えると次回作が発売される可能性は高そうです。その際には、これらの欠点は、ぜひとも改善してほしいところです。
まず、セーブシステムですが、本作のセーブシステムは、カプコンのこの手のタイトルの伝統でもあるセーブポイント制を採用しています。
「バイオハザード」シリーズではタイプライターでしたが、それが本作ではトイレになっています。
セーブポイントがあることで、命からがらセーブポイントまでたどり着く、といった緊迫感を醸し出せるのは確かですが、いつでもどこでもセーブできるというのがアメリカやヨーロッパのこの手のゲームでは趨勢になりつつあります。
しかも、本作では、セーブデータは上書きしていくというシステムになっており、複数のセーブデータを作ることができません。
本作には、CASEという時間制限のイベントのシリーズがあるため、下手にセーブしてしまうと、それまでの努力がすべて水泡に帰すという恐れがあります。
本作には、サイコを倒したり、生存者を救出したり、といった要素があり、時間もいちいち腕時計をチェックしなければ分かりません。
そのため、あれこれやっていて時間切れになってしまうということが、往々にして起こってしまうのです。ですから、セーブデータは、最低でも3つは作れるようにしておくべきでした。
カプコンが日本で最初に世界に通用する「Xbox 360」のゲームを作ったのは確かですが、それならそれでセーブシステムも世界標準にしてほしかったと強く思います。

セーブシステムに関しては、「∞ MODE」にも問題があります。このモードでは、セーブが一切できないため、「5デイ・サバイバー」の実績を解除するだけでも10時間以上は連続してプレイしなければなりません。
それが「7デイ・サバイバー」となると14時間以上は連続してプレイしなければならないというわけです。そのため、多くの人が、ポーズをかけて電源を入れっぱなしにして、寝たり、出かけたりしています。
しかも、「∞ MODE」には重大なバグがありますし、本体の熱暴走やフリーズという危険性すらはらんでいます。これらが起こってしまっては、プレイヤーの貴重な数十時間が無駄になってしまうのです。
実際に私は、「5デイ・サバイバー」の実績解除寸前に、このバグに見事にはまってしまい、時間的だけでなく精神的にも大きなダメージを受けてしまいました。
作り手の、プレイヤーを選ぶ究極のモードを作ってやろう、という意気込みは分かるのですが、ユーザー側に立った視点でゲームを作る気持ちは絶対に失わないでほしいものです。

そういった観点では、サブタイトルの小ささも、快適にプレイする上で、我慢の限界を超えたものがあります。
このサブタイトルの小ささといったら、おそらく大画面テレビの中でも大きい部類に属するテレビでプレイしない限りは、とてもではないですが、読もうという気力すら起きないのではないかと思います。
ところが、本作の場合には、オティスからの大切なメッセージは、音声はなく、サブタイトルでのみ表示されます。
しかも、どこに向かえばいいかといったこと自体は、マップや矢印で表示されるものの、何をすればいいかといったことは、2度と見ることができません。
誰かに何かを持ってきてほしいと頼まれたとしても、すぐに消えてしまうサブタイトルを読み損ねてしまうと、もう分からなくなってしまうというわけです。
この文字の小ささは、テストプレイの段階で判明したはずですから、発売を延期してでも直しておくべきでした。
これに関連しますが、手持ちのアイテムの名前を見ることができないのも快適性を損ねる一要因になっています。イラストでは表示されるのですが、それだけではそれが何かを判断しづらい場合があります。
もし、そのアイテムの名前が知りたいなら、いったんアイテムを捨てて、拾う際にアイテム名を表示させるしかないのです。ポーズをかけてアイテムを選べるようにすれば、このような問題は起きなかったのではないかと思います。

最後に、オティスからの無線連絡ですが、これがシチュエーションなどお構いなしにかかってきます。
オティスはいつもエアダクトの横にいるので、フランクがどこにいるかなど分からないはずですから、シチュエーションを考えずに無線連絡してくるのも仕方ありません。
もっとも、「今はフードコートにいるんだね」などと言って無線連絡してくるため、ひょっとするとセキュリティルームのモニターでチェックしているのかもしれません。
それならそれで、ボス戦や生存者を引率している際には、無線連絡を寄越さないでほしいものだと思います。
しかも、無線連絡をあまりにも無視しているとCASEが埋まらなくなってしまいますし、少しでも受けなかったり、途中で切れてしまったりすると、「無線中毒」の実績を解除できなくなってしまいます。
このあたりは、ユーザーへの親切心を著しく欠いていると言わざるを得ません。
オティスからの連絡は携帯電話とし、出てもいいし、後から留守番メッセージを再生してもいいというシステムにすれば良かったのではないでしょうか。そうすれば、必要がある限り、何度でも聞き直すこともできますから。


【LONGEVITY】9
本作は、1回のプレイにはそれほどの時間を必要とはしません。十数時間もあれば、エンディングまで到達してしまいます。
ただ、本作は、複数回プレイを前提に作られており、より良きエンディングに到達したり、実績を解除したりするためには、何度も繰り返してプレイする必要があります。
そして、本作がよほど合わなかったという人を除いては、必ず複数回プレイをするのではないかと思います。
そうした大多数の人なら、「72 HOUR MODE」と「OVER TIME MODE」だけでも、少なくとも30時間以上はプレイするはずです。
また、「∞ MODE」もプレイすれば、これだけで軽く20時間はプレイすることになると思います。
ここでは、「∞ MODE」を計算には入れず「9」ということにしておきます。もちろん、「∞ MODE」もプレイすれば「10」ということになります。

【OVERALL】10
本作は、カプコンが、ショッピングセンターにおけるゾンビという、ゾンビの王道にチャレンジしたゲームです。
しかも、骨太なストーリーを持ちながらも、そのシチュエーションをうまく活用して「ゾンビパラダイスアクションゲーム」を作り上げることに成功しています。
グラフィックの質、自由度の高さ、登場人物の多彩さ、なども、本作を厚みのあるものにしています。欠点も少なからずあるのは確かですが、本作が世界に通用する最初の日本製「Xbox 360」タイトルであるのもまた確かです。
「Xbox 360」ユーザーならマストバイなのは当然ですが、「バイオハザード」シリーズのファンなら本体と一緒にでも買うべきタイトルです。
オーバーオールは、欠点を見過ごすこともできないため「9」にしようかとも思いましたが、この斬新なはじけっぷりを評価して「10」にしておきました。次回作では、おまけなしの「10」評価を期待したいところです。

(C) CAPCOM CO., LTD. 2006 ALL RIGHTS RESERVED.

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