スピンバイク「ライシン スピンバイク LS-9011N」レビュー

私は、以前レビューしたフィットネスDVDセット「TAPOUT XT」、「Xbox One」のアプリ「Fitbit Coach」の無料ワークアウト、手持ちのバーベル、を使ってトレーニングプログラムを組み、そこに、腹筋ローラー、フィットネスDVD「BODY BEAST」と「P90X+」、ダンベル、インクラインベンチ、も加えました。
体脂肪率も、2011年に「Xbox 360」のダンスソフト「DANCE CENTRAL」で運動を再開して以来、フィットネスソフト「ユアシェイプ フィットネス・エボルブ」、「Xbox One」の「FIGHTER WITHIN」、「ZUMBA fitness WORLD PARTY」、「SHAPE UP」、「Xbox Fitness」とトレーニング・フィットネスを続け、コーヒーやプロテインの量やタイミングなども工夫し、順調に減少してきました。
ところが、2018年春の体脂肪率は、2017年春に比べて本来は減るべきはずなのに平均して1.5%ほど上昇しており、体脂肪率の減少にもっと効果的な家庭で使うバイクの購入を真剣に考え始めました。

家庭で使うバイク自体は、他のトレーニング機器同様、かなり前から調べており、当初は、場所も取らず移動も楽なエアロマグネティックバイクを考えていたのですが、あれこれと調べていくうちに、より本格的にトレーニングできるスピンバイクへと方針転換しました。
低価格帯で調べると、エアロマグネティックバイクが1万円以下からあるのに対し、スピンバイクは1万円台後半からと高くはなるのですが、トレーニングの幅や耐久性で考えると長く使えることになります。
そのため、2万円前後で販売されている製品の中から、Amazon.co.jp、楽天市場、専門サイト、個人ブログなどで何十時間も調べた上で、それなりに評価されている、「HAIGE スピンバイク HG-YX-5006」、「BTM スピンバイク MS036810」、「ライシン スピンバイク LS-9011N」が候補に残りました。
いずれも、Amazon.co.jpよりも楽天市場が安く買え、「楽天スーパーセール」などを利用すればもっと安くなります。
私の検討時点では、「HAIGE スピンバイク HG-YX-5006」は2万3799円、「BTM スピンバイク MS036810」は1万8800円(クーポン利用で1万5800円)、「ライシン スピンバイク LS-9011N」は公式サイトから買うと1万8810円。また、それぞれポイントが付きます。

このうち、「BTM スピンバイク MS036810」は、1万5800円と想定予算程度だったのですが、レビューを見ると製品にバラツキがあったり耐久性に疑問があったりしました。
「HAIGE スピンバイク HG-YX-5006」は、精度も耐久性も価格からすると良さそうだったのですが、2万3799円はいささか高く、「楽天スーパーセール」でもあまり安くはなりませんでした。
「ライシン スピンバイク LS-9011N」は、公式サイトから買うと1万8810円とぎりぎり許容範囲で、レビュー数こそ少ないもののレビューの信憑性はありそうで、公式サイトの製品説明も信頼できそうでした。
そのため、「ライシン スピンバイク LS-9011N」に決め、6月19日昼に注文し、同日夕方には発送されました。ちなみに、「HAIGE スピンバイク HG-YX-5006」は発送同日夕方に楽天市場で1万8800円に短期間だけ値下げされており、タイミング次第ではこちらにしていたかもしれません。

そんな製品は、本来なら6月20日には着く予定だったのですが、なかなか来ないので西濃運輸に問い合わせたところ積み残したということで、翌21日の午前中に到着しました。
梱包サイズ107×25×82cm、梱包重量29kg以上と大きく重い段ボール箱が玄関に運ばれたわけですが、これ同等に大きくもっと重い37インチのプラズマテレビも1人で玄関からリビングまで運んでいるので、割と楽に移動させることができました。
いざ段ボールを開封すると、発泡スチロールに丁寧に梱包されたスピンバイク本体とパーツ類・工具類が姿を現しました。並べてみると写真のような感じですが、これらを説明書の手順通りに慎重に組み立てていくと1時間弱で組み立てることができました。
少してこずったのは、意外とスマホホルダーで、樹脂パーツのため整合性が分かりづらく、ネジ溝を壊さないように気遣ったため、時間がかかりました。これを使うことはなさそうだったのですが、取り付けないとハンドル中央が間の抜けた感じになりそうだったので取り付けることにしました。
また、アルミボトルホルダーはアルミボトルがきちきちに収まっており、バイクに乗ってアルミボトルを出すのは大変そうなのと、アルミボトルが確実に傷だらけになるため、最初から取り付けませんでした。
そうこうして完成してみると、ホワイトの車体はスタイリッシュで、トレーニング機器特有の無骨さはなく、リビングに置きっぱなしにしておいても、それほど荒々しさや違和感を覚えることはなさそうです。

さて、このスピンバイクは、長さ105cm、幅49cm、重量29kg、ホイール重量8kgのベルト駆動で、ハンドルの高さは94cm、97cm、100cm、103cm、106cmの5段階調整、サドルからペダルまでの高さは71cm、74cm、77cm、80cm、83cm、86cmの6段階調整、サドルの位置を前後5cm無段階調整可能でサドル前部からハンドル後部まで32cm~37cmです。
そのため、推奨慎重は150cm~180cmで多くの日本人に対応できます。私は、最近は身長を計っていないので正確には分からないのですが174cmぐらいだと思われ、ハンドルは97cm、サドルは83cmで少し後ろ寄りにしています。3~4回やってこの設定にたどり着いたのですが、昔、ロードレーサーに乗っていた経験からするとまずまずかなと思います。
ただ、サドルは、角度を調節することができるのですが、どう調整してもお尻や股間が痛くなるため、楽天市場でジェル入りサドルカバーを買って取り付けました。これで痛さはそれなりに緩和されたのですが、よく当たるところは早くも擦り切れてきてしまっています。
ちなみに、ロードレーサーは、1時間30分ぐらいぶっ通しで乗ったこともあり、サドルにクッションなどなかったのに、お尻や股間が痛くなったことはないため、スピンバイクだと痛くなるのが不思議です。
なお、このサドルですが、やはり、「お尻が痛い」という声が多かったようで、2018年7月から仕様が変更され、より緩衝性の高いサドルになったそうです。見た目は格好悪くなったのですが、本当に痛くなりにくいのなら購入者に無料配布してほしいところです。

ペダルは、私が乗っていたロードレーサーのような本格的な造形のものが奢られているのですが、ペダルの踏むところがギザギザしていて素足のままだと痛くて踏めません。
レビューや個人ブログを見ていると、スリッパを履く、サンダルを履く、スニーカーを履く、ペダルを痛くないタイプに交換する、など人それぞれの対応をしているようでした。
私は、家の中で靴を履くのに抵抗はあったのですが、セットになっているものをできるだけそのまま使いたかったのと、靴を履いた方が力が逃げないでいいという意見が散見されたため、靴を履くことにしました。
ただ、そろそろ捨てようと考えている靴はスピンバイク専用になるとはいえ室内で履くにはごつい感じもするし、ペダルを踏んだ際のダイレクト感もほしかったため、普段は履かないデッキシューズ系の靴を買いました。これで、靴が簡単に脱げるようなことはなく、ペダルには十分に力が加わり、足の裏も痛くならなくなり、問題は解決しました。
また、室温がリラックスして過ごすには快適温度でも、スピンバイクを15分も漕いでいるとけっこう汗が出ます。汗でスピンバイクの塗料が剥がれたり錆びたりするおそれがあるため、リストバンド、ヘアバンド、自転車に取り付ける吸水ネットが必要です。
吸水ネットは、Amazon.co.jpや楽天市場で買うと1000円ぐらいしますが、eBayの安いセラーだとその半額で買うことができるため、私は予備も含めて2本853円で買いました。「Bicycle Sweatband」などで検索するといいでしょう。

次に、静音設計ということですが、これは本当に静かで、負荷を調整するためのパッドがホイールと摩擦する「シャー」という音がし続ける以外は無音と言っていいぐらいです。この「シャー」という音も、気にならない程度の小さな音です。
負荷は、無段階調整式のため、エアロマグネティックバイクのように何段階目ということは分からないのですが、摩擦を調整するためのノブに+-が印刷されており、それの場所である程度の判断は可能です。
スピンバイクの精度が高く振動もないため、「お買い上げ感謝キャンペーン ウレタンマットプレゼント」のウレタンマットさえ敷けば、マンションはもちろんのこと、一戸建てやアパートの2階でも、音や振動を気にする必要はないでしょう。
移動は、前側にキャスターが付いているので、ハンドルを持ってスピンバイクを傾ければ簡単に行えるようですが、私はスピンバイクを置いてある部屋からトレーニングをする部屋までの3mほどの移動距離は、シートフレームとスポークを左右の手でつかみ、中央を膝で押すように固定しながら、担いで移動させています。

エアロマグネティックバイクやスピンバイクには、サイクルトレーナーが標準装備されるのが当たり前になっているのですが、このスピンバイクにも当然のように付けられています。
タイム、スピード、距離、心拍数、カロリーが順に表示されるもので、トレーニング時間を1分~99分、トレーニング距離を0.10km~99.90km、心拍数を40~239、消費カロリーを1~9999、の間で設定することも可能です。
エアロマグネティックバイクやスピンバイクのサイクルトレーナーは、全般に表示は適当ですぐに壊れると評価は芳しくありません。このスピンバイクのサイクルトレーナーも、当初はまずまずの数値を出していました。
最も重要な心拍数は、これに合わせて購入したラドウェザーの心拍計付き腕時計「lad012-bksv」と併用しているのですが、ラドウェザーよりも上下の変動が少し大きく平均して5%程度高めに出ていました。
ところが、最近は1.5倍ぐらいと、かなり高めの心拍数が出ることが珍しくなく、あまり信憑性がありません。やはり、別に心拍数をリアルタイムで計測できるものが必要なようです。

私は、このスピンバイクは、心拍数70%以上を目標に、スピンバイク単独なら30分以上、筋力トレーニング→プロテイン・チョコレートシロップ入り低脂肪乳→スピンバイクという流れなら20分以上、で乗っています。
効果はすぐに現れ、体脂肪率が平均して1.0%以上減少し、2017年春から夏の体脂肪率に近い値を示すようになっています。体脂肪率減少を考えている人はもちろんのこと、筋力トレーニングと併用しようと考えている人にもスピンバイクはお奨めで、まだレビューが少ない「ライシン スピンバイク LS-9011N」も薦められます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました