【GENRE】
アクション/シューティング/ファーストパーソン
【PUB./DEV.】
UBISOFT/Red Storm ENTERTAINMENT
【RELEASE DATE】
2005/8/2(アメリカ)
【OUTLINE】
「Tom Clancy’s GHOST RECON」の続編です。基本的なゲームの流れ、システム、登場人物は前作をほぼ踏襲していますが、マップ、武器、車両のリニューアル、雪のマップの採用、新たなモードの追加などが行われ、全11ミッションを楽しむことができます。
2012年、カザフスタンは、混沌の中にありました。カザフスタンの大統領と安全保障理事会のメンバーが、パキスタンの将軍であり武器ディーラーでもある悪名高きアーミル・ラヒルに暗殺されたからです。
大統領の死により、カザフスタン軍は、国家の政治的統制を巡る競争によって内紛状態に陥ります。
ラヒルは、彼が手中に収めたカザフスタンの派閥を使って、カザフスタンの実権を掌握します。カザフスタンの国家に忠実な軍人たちは、国連地上軍に接近して地域の安定を図ろうとします。
“ゴースト”は、ラヒルを捕え、彼の軍を武装解除するために、カザフスタンに派遣されます。ゴーストは、グリゴリー・コスロフと命名されたカザフスタン軍と協力して、ラヒル軍駆逐の任に当たるのです。
【GAME MODE】
Singleplayer
「Training」、「Campaign」、「Quick Mission」、「Profile」があります。
「Training」では、基本的な操作方法の練習ができます。
「Campaign」では、ゲームのストーリーに沿って全11ミッションを順にプレイしていきます。
プレイヤーは、リーダーのスコット・ミッチェルとなって、ジェニファー・サーク(ライフル(ウー)マン)、ジョー・ラミレス(ライフルマン)、デリック・パーカー(グレネーダー)、デビッド・フォスター(グレネーダー)、ニック・サルバトーレ(ガンナー)、マーカス・ブラウン(ガンナー)、アリシア・ディアツ(マークス(ウー)マン)、マイク・キム(マークスマン)らに指示を出しながらミッションを進めていきます。
ミッション中は、いつでもセーブすることができ、ミッションはクリア後に再挑戦することもできます。
「Quick Mission」では、「Campaign」でクリアしたミッションで、以下の6つのモードをプレイすることができます。
「Mission」は、ミッションをリプレイできます。
「Lone Wolf」は、ハイテク装備を使い、1人でミッションをクリアします。
「Defend」は、押し寄せる敵を迎え撃ち、拠点を死守します。
「Firefight」は、マップ中の敵を殲滅します。
「Recon」は、敵に見つからないようにしながら、マップ内の5つのゾーンを踏破していきます。
「Helo Hunt」は、本作から新たに加わったモードで、来襲するヘリコプターを破壊していきます。
「Profile」は、プレイヤーのプロフィールを作ることができます。
全11ミッションは、以下の通りです。
MISSION 1: Peaks
: Destroy the Artilery Pieces and Clear the Village of Enemy Soldiers.
Destroy the Five Mobile Artilery Pieces.
Clear Hostiles From the Village.
Destroy Artilery Shell Cache.
雪山を移動して、5台の戦車を破壊し、村の敵兵を一掃し、戦車の隠し場所を破壊します。このミッションは、30分ぐらいです。
MISSION 2: Mountain Base
Place the Demo Charges at the S.A.M. sites and Secure the Base.
Place Demo Charges at S.A.M. Sites.
Destroy the Vehicles in the Motor Pool.
Destroy the Comm Tower.
Destroy the Arms Cache.
雪山を移動して、地対空ミサイル3基にデモチャージを取り付けます。基地内に入り、戦車と敵兵を一掃し、通信タワーを破壊します。更に、武器の隠し場所も破壊します。このミッションは、1時間ぐらいです。
MISSION 3: Rolling Hills
Locate and Eliminate the Enemy Lieutenant.
Then Clear the Camps of Enemy Forces.
Scout North Camp to Locate Lieutenant.
Scout south Camp to Locate Lieutenant.
Scout West Camp to Locate Lieutenant.
Clear South Camp.
Enemy Lieutenant.
Clear West Camp.
Clear North Camp.
サウスキャンプの敵を一掃します。ウエストキャンプに着陸したヘリコプターを破壊します。ウエストキャンプの戦車を破壊し、敵を一掃します。
ノースキャンプの敵を一掃します。時計回りに海沿いを進めばOKです。このミッションは、1人で遂行します。このミッションは、30分ぐらいです。
MISSION 4. River Valley
Rescue allied Captives and Set an Ambush for the Returning Armed Column.
Secure Allied Prisoners.
Destroy Enemy Helicopter.
Defend Allied Prisoner for Transport.
Destroy Convoy.
Destroy Artillery and Secure Area.
同盟国の捕虜の安全を確保します。敵のヘリコプターを破壊します。同盟国の捕虜の輸送車を守ります。戦車2台を含む敵のコンボイを破壊します。北西2ヵ所の戦車を破壊し、安全を確保します。このミッションは、45分ぐらいです。
MISSION 5: Industrial Complex
Secure the Two Facility Areas in the Industrial Complex.
Prevent Destruction of Mine.
Secure Small Facility.
Secure Main Facility.
Destroy Enemy Armored Units.
Destroy Enemy Helicopter.
鉱山が破壊されるのを阻止します。主用設備の敵を一掃します。主用設備に向かってくる戦車2台を破壊します。後ろから回り込んで、M183を投げるといいでしょう。
補助的設備の敵を一掃します。敵のヘリコプターを破壊します。このミッションは、1人で遂行します。このミッションは、45分ぐらいです。
MISSION 6: Bunker Hill
Destroy the Defensive Areas and Secure the Pass.
Clear Approach and Secure Bunker.
Destroy Pillboxes.
Secure Bunker.
Clear out Reinforcements.
砲台ドーム5ヵ所を順に破壊します。レーザーデザイネイターでRトリガーでロックして爆撃してもらうか、M3A2で自ら破壊します。
掩蔽濠の敵を一掃します。敵の増援部隊を一掃します。ヘリコプター2機、戦車1台、歩兵多数です。掩蔽濠で弾薬の補充をして迎え撃ちます。このミッションは、45分ぐらいです。
MISSION 7: Government District
Destroy the wreckage at the Two Crash Sites and Proceed to the Extraction Zone.
Recon/Demo Downed Helo.
Recon/Demo Downed UAV.
Meet Allies at the Extraction Zone.
完全な市街戦です。ヘリコプター、戦車を破壊しながら、ミサイルのあるところまで進み、デモチャージを取り付けます。敵と銃撃戦を繰り広げながら街の反対側まで行き、ヘリコプターを撃墜してから、ヘリコプターにデモチャージを取り付けます。
味方が待つ脱出地点まで向かいます。途中で敵を全滅させた場合には、脱出地点まで着かなくても構いません。このミッションは、45分ぐらいです。
MISSION 8: Bunker Hill Redux
Prevent Enemy Assaults from Gaining Access to the City.
Relieve Allied Soldiers.
Clear out Roadside Checkpoints.
Clear out Enemy Encampment.
Link up with Allied Soldiers.
Defend Bunker from Attack.
夜の小道をひとりで進んでいきます。道路のチェックポイント2ヵ所をクリアします。キャンプの敵を一掃します。掩蔽濠にいる味方と合流したら、4人で行動します。掩蔽濠を敵の攻撃から守りますが、ここからはかなりの激戦になります。
歩兵は70人ぐらいは現れますし、その歩兵と戦いながら、戦車1台、戦車2台と破壊します。歩兵を一掃したら、最後に戦車2台を破壊します。このミッションは、1時間ぐらいです。
MISSION 9: Launch Facility
Prevent Enemy Forces Destroying the Launch Facility Control Center.
Destroy Staging Force.
Clear Facility.
Defend Western Assault.
Destroy Remaining Force.
夜の渓谷を進んでいきます。敵部隊を一掃し、戦車2台を破壊します。ミサイル発射基地を守ります。西側からの強襲を、戦車2台も破壊して防ぎます。更に西に進み、戦車2台など残る敵を一掃します。このミッションは、30分ぐらいです。
MISSION 10: Canyons
Rescue UN Workers and Prevent Rahil’s Force from Escaping with Nuclear Materials.
Rescue UN Disposal Crew.
Destroy Land Bridge to Block Escape.
Clean the Southern Camp.
Clear the Northern Camp.
引き続き渓谷です。キャンプの国連軍を救出します。ラヒル軍が逃げられないように、デモチャージで東端の橋を破壊します。南部キャンプの敵を一掃します。ヘリコプターを撃墜します。北部キャンプの敵を一掃します。このミッションは、30分ぐらいです。
MISSION 11: Badlands Fortress
Assist UN Forces and Prevent Rahil from Escaping.
Relieve UN Soldiers.
Locate and Eliminate Rahil.
引き続き渓谷です。国連軍の南北の拠点防衛に協力します。拠点防衛後の目的地に近づくとヘリコプター3機が編隊を組んで現れるため、必ず移動前にM3A2を3発以上にしておきます。ヘリコプター3機は、拠点内で迎え撃つと安全に撃墜できます。
逃げるラヒルの後を追って、敵と戦いながら北西に移動します。途中で戦車1台を破壊し、北西端でも戦車2台を破壊します。ラヒルを倒すと、ミッション完了です。エンディングを味わいましょう。このミッションは、45分ぐらいです。
Multiplayer
「Local Paly」(4分割画面による最大4人プレイ)、「System Link Play」(システムリンクによる最大16人プレイ)、「Xbox Live Play」(Xbox LIVEによる最大16人プレイ)が行えます。
マルチプレイは、Co-op(協力)、Solo(個人)、Squad(チーム)に大別され、全24ゲームタイプがあります。「Xbox Live Play」では、白ボタンを押すことなく、いつでも味方と会話できるようになっています。マルチプレイの内容は、以下の通りです。
Co-op Defend
他のプレイヤーとともに、攻めてくるAIからベースを守ります。
Co-op Firefight
他のプレイヤーとともに、マップ上のAIを殲滅します。
Co-op Recon
他のプレイヤーとともに、マップ上の5つの地点を踏破していきます。
Co-op Battle
リスポウン(復活)可能な「Co-op Firefight」です。
Co-op Garrison
リスポウン可能な「Co-op Defend」です。
Co-op Scout
リスポウン可能な「Co-op Recon」です。
Co-op Mission
他のプレイヤーとともに、ミッションを遂行します。
Co-op Helo Hunt
他のプレイヤーとともに、来襲するヘリコプターを破壊します。
Co-op Hamburger Hill
他のプレイヤーとともに、AIからできる限り長くセンターゾーンを死守します。
Solo Seek and Destroy
最初に他のプレイヤーを殺したプレイヤーがターゲットになります。ターゲット中に他のプレイヤーを殺すとポイントが入り、他のプレイヤーに殺されるとターゲットを交代します。最もポイントが高かったプレイヤーの勝ちになります。
Solo Hamburger Hill
できる限り長くセンターゾーンを死守します。長くいればいるほどポイントが高くなり、最もポイントが高かったプレイヤーの勝ちになります。
Solo Last Man Standing
最後まで生き残ったプレイヤーの勝ちになります。
Solo Sharpshooter
最もたくさん殺したプレイヤーの勝ちになります。
Solo Thief
他のプレイヤーを殺すことで、そのプレイヤーのポイントを奪います。相打ちの場合には、半分のポイントが入ります。
Squad Domination
できる限り長くコントロールベースを死守します。長くいればいるほどポイントが高くなり、ポイントが高いチームの勝ちになります。
Squad Hamburger Hill
「Solo Hamburger Hill」のチーム戦です。
Squad Last Man Standing
「Solo Last Man Standing」のチーム戦です。
Squad Search and Rescue
捕虜をよりたくさんベースに連れ帰ったチームの勝ちになります。
Squad Siege
片方のチームはベースを守り、片方のチームはベースへの侵入を試みます。
Squad Sharpshooter
「Solo Sharpshooter」のチーム戦です。
Squad Armor Strike
敵車両3台を先に発見して破壊したチームの勝ちになります。
Squad Assassination
片方のチームがVIPをエスコートし、もう片方のチームがそれを阻止します。できるだけ長くVIPを存命させたチームにより多くのポイントが入ります。
Squad Double Siege
自陣を守りつつ、敵陣も確保します。
Squad Recovery
フラッグを取り、自陣まで持ち帰ります。
Sign In
Xbox LIVEに接続します。
Profile
プロフィールの編集ができます。
Credits
クレジットが見られます。
Options
画面の明るさと、音声の出力先を設定できます。
【GRAPHICS】9
本作は、前作から約9ヵ月後の発売になりますが、グラフィック面では前作から大きく進化したという印象は受けません。
もっとも、前作自体が、それまでにリリースされた「RAINBOW SIX」シリーズや「GHOST RECON」シリーズから1段階進化した、「Xbox」中でもトップクラスのグラフィックを持っており、アクションシューティング系の作品では基準になるほどのレベルの高さでした。
それだけに、本作が前作から大きく進化したという印象を受けなくとも、本作発売時点で「Xbox」中でも上位にランクされるグラフィックを持つのは間違いのないところです。
本作でも、随所にグラフィックの美しさを感じ取ることができ、木や水などの自然や人物描写のリアルさ美しさは、はっと息を飲むほどのものがあります。
本作からは、新たに雪のマップが加えられていますが、銀世界と言うよりは、どんよりとした曇り空の灰色世界は、戦場の重苦しさを見事に表現しています。
ただ、最初の2マップが連続して雪景色なので、片方は青空の雪景色が見たかったような気もします。なにしろ、まさか3マップ目も雪景色じゃないだろうな、と危惧したほど暗澹たるモノクロームな世界でしたから。
ところで、本作からは新たなモードとて「Helo Hunt」が加わっており、「Campaign」でも頻繁にヘリコプターが登場します。このヘリコプターの出現パターンがバラエティに富んでおり、霞の中から姿を現す際など、言い知れぬ恐怖感を覚えるほどです。
また、そのヘリコプターをロケットランチャーで破壊した際の派手な爆発は逆に爽快感に満ちています。
この恐怖が一転して快感に変わるというグラフィック面の演出も素晴らしく、RedStorm Entertainmentのもっと面白いゲームを作ってやろうという遊び心と意気込みが伝わってきます。
【SOUND】9
ドルビーデジタルです。RedStorm ENTERTAINMENTは、「RAINBOW SIX」シリーズ、「GHOST RECON」シリーズと、この手の作品を作り続けてきており、サウンド面の演出は手慣れたものです。
本作でも、もちろん、5.1chサラウンドに対応しており、敵がどこから攻撃しているのかは、銃撃音、爆撃音などからも判断することができます。
本作でも、前作同様にマップがこれまでのシリーズよりも広くなっており、この恩恵にあずかる機会も少なからずあることでしょう。
また、本作からは新たなモードとして「Helo Hunt」が加わっており、「Campaign」でも頻繁にヘリコプターが登場するわけですが、はっきりとした出現方向がつかみづらい上空をヘリコプターが飛び交う音は、本当に恐怖心を味あわせてくれます。
【CONTROL】9
操作面では、「GHOST RECON」シリーズ、「RAINBOW SIX」シリーズの基本的な操作を踏襲した上で、細かな点で改良が施されたものになっています。
基本的な操作は、左スティックが移動、右スティックがカメラ移動とズーム、方向パッドが上下で立ち上がりとしゃがみ、左右で覗き見、Aボタンがリロード、Bボタンが武器の切り替え、Xボタンがナイトビジョン、Yボタンがコマンドとロックレンジ、左トリガーがマップ、右トリガーが武器の使用、白ボタンが味方への攻撃指示とガンカメラ、黒ボタンが味方のリグループとターゲットの指定、バックボタンがスコアボード、となっています。
「GHOST RECON」シリーズが屋外戦中心、「RAINBOW SIX」シリーズが屋内戦中心、となっているため、両者の操作の違いは、そのあたりに集中しています。
本作でも前作同様に、横になっている時にそのまま左右に転がれるようになっています。これは、アクションシューティングのスタンダードと言ってもいいでしょう。
もちろん、本作の操作性は、これまでのトム・クランシー作品同様、良好なものになっています。
本作では、前作同様、ボイスコミュニケータを用いて音声により隊員に指示を出すことができます。ボイスコマンドで発することができるオーダーは、以下の通りで、部下に対するオーダーと、自らの操作に対するオーダーに大別されます。
部下に対するオーダーは、Advance、Flankleft、Flank right、Regroup、Suppress、Hold positionon、Plant demo charge、Laze target、Use item、Medic、Attack vehicle、Escort、Protect、Hold fire on 、Hold fireoff、です。
自らの操作に対するオーダーは、Map(toggle)、Reload、switch weapons、Single shot、Burst、Full auto、Equip primary weapon、Equip secondary weapon、Equip mission-specific weapon/rocket、Equip grenades/explosives、Night vision(toggle)、Action(dynamic)、です。
音声認識は、まずまずといったところでしょう。 9
【GAMEPLAY】10
本作は、前作同様、ムービーや演出、ミッション内容が派手になっており、娯楽作品的な仕上がりを見せています。
もちろん、トム・クランシー作品ならではの緊迫感や緻密さを要求される作戦や操作は欠かすことができず、戦争アクション映画の主人公になったような気分で楽しみながらプレイできるようになっています。
もはや、トム・クランシー作品では常識となっている、いつでもどこでも好きなだけセーブすることができる仕様は、本作でも受け継がれています。
難しいと言われることが珍しくはない本作ですが、少し進めてはセーブということを繰り返していれば、ミッションをクリアすることはそれほど難しいことではありません。
何度も述べているように、本作からは新たなモードとして「Helo Hunt」が加わっており、「Campaign」でも頻繁にヘリコプターが登場します。
恐怖感と爽快感が背中合わせになっているこの新たな試みは、多くのプレイヤーから好感を持って受け入れられそうです。
特に、「RAINBOW SIX」シリーズと「GHOST RECON」シリーズのジワジワとじっくり進んでいくことに終始するプレイスタイルがちょっとした苦痛になっている人にとっては、ヘリコプターによるこの恐怖感と爽快感のセットは大きな魅力となることでしょう。
進化し続ける「GHOST RECON」シリーズが、また新たな一歩を踏み出したと言えるのではないでしょうか。
もちろん、マルチプレイヤーが充実していることも、本作の大きな特徴と言えます。
本作では、1台の「Xbox」で4人までのマルチプレイを楽しむことができ、しかも、そのままの状態でシステムリンクプレイやXbox LIVEプレイを楽しむこともできてしまいます。これは、多くのXboxユーザーにとって、朗報と言えるのではないでしょうか。
また、マルチプレイのゲームタイプが、本作では更に増えて24にもなっています。似通ったものがあるのは確かなのですが、このサービス精神は他のタイトルも見習ってほしいところです。
ただ、本作の発売から約1ヵ月後には「RAINBOW SIX: LOCKDOWN」がリリースされるというのは、ちょっと間隔が詰まりすぎです。
シングル、マルチを合わせると3ヵ月は楽しめるのが両シリーズの特徴なのですから、「RAINBOW SIX: LOCKDOWN」の発売延期はあったにせよ、もう少し発売日を考えてほしいような気はします。嬉しい悲鳴ではあるのですが・・・。
【LONGEVITY】7
いつでもどこでも好きなだけセーブできるため、ミッション途中で失敗して何度も一からやり直すという必要がなくなりました。
そのため、こまめにセーブしていれば、1ミッション当たり実質1時間もかからないことでしょう。
メインとなる「Campaign」は全11ミッションですから、これだけをプレイしていれば「Training」を含めても10時間ほどで終わることになります。
しかしながら、本作では多彩な「Quick Mission」や「Multiplayer」があり、これらをプレイすればより長く楽しむことができます。Xbox LIVEに接続すれば、飽きることなく何十時間でも遊ぶことが可能になります。
「Quick Mission」はひとりでもプレイすることができますから、ここでは「Campaign」+「Quick Mission」という計算で「7」にしておきます。
【OVERALL】10
「GHOST RECON」シリーズ、「RAINBOW SIX」シリーズ、「SPLINTER CELL」シリーズと、トム・クランシー作品も多岐に渡っていますが、そのいずれもが高い水準にあり、間違いなく楽しめる作品に仕上がっています。
本作も、その例外ではなく、トム・クランシー作品が好きな人ならもちろんのこと、じっくりとプレイできる戦争ものFPSが好きな人でも大いに楽しめるに違いありません。
また、本作からは新たなモードとて「Helo Hunt」が加わっており、「Campaign」でも頻繁にヘリコプターが登場します。
本作のジワジワとじっくり進んでいくことに終始するプレイスタイルがちょっとした苦痛になっている人にとっては、ヘリコプターによるこの恐怖感と爽快感のセットは大きな魅力となっており、アクションシューティングに爽快感を求める人にも、少しだけ奨められるタイトルになっています。
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