私は、オンキヨーの4K/HDR/HDCP2.2対応スリムAVレシーバー「TX-L50」を11月22日に買ったのですが、その際に行われていたキャンペーン「映画を聴こうプロジェクト」に応募して「Chromecast」(4980円)をもらうことができました。
同キャンペーンは、キャンペーン期間中(購入期間: 2017年11月15日~2018年1月31日、応募期間: 2017年12月1日~2018年2月7日)に対象オーディオ製品を購入すると、もれなく「ビデオマーケット」で視聴できる新作映画約10本分(5000円相当)の動画視聴ポイント、または、クロームキャスト+動画視聴ポイント1000円分がプレゼントされるというものです。
「ビデオマーケット」とオーディオ5ブランド(オンキヨー、デンオン、パイオニア、マランツ、ヤマハ)のコラボキャンペーンで、対象ホームシアター用製品は全36モデルもあり、その中に私が買った「TX-L50」も含まれていました。
私は、動画視聴には全く興味がなかったのですが、「Chromecast」はほしかったので、12月1日に応募フォームができてすぐに応募しました。
それと同時に、グーグル製品のキャンペーンに強いビックカメラグループで、「Google Home」の半額キャンペーンも始まりました。「Google Home」(1万5120円)と「Google Home Mini」(6480円)が半額で買えるというものです。
調べたところ、両者の違いはサイズと音質ぐらいだったため、3240円と手頃な価格で買える「Google Home Mini」を選びました。3240円だったら、とりあえず買ってみてもいいかなと思ったのと、「Chromecast」と連携できるというのが大きかったからです。
「Cromecast」が無料でもらえる、「Google Home Mini」が半額で買える、この両方が同時期になったのはラッキーでした。
【デザイン】9
デザインは秀逸です。大きなマカロンと言われますが、直径98mm、高さ42mmと主張しすぎないサイズに、チョークorチャコールorコーラル(Googleストア限定)いうカラーが施されたファブリック製トップは、どこの家のどの場所に置いてもインテリアにしっくりとなじむはずです。
私は、家具やAV機器は白、そうでなければシルバーが好きなので、チョークを買って、テレビ用テレビの右下に置いていますが、存在感を主張しなさずきて、あるのを意識しないほどです。
コンセントのデザインも、円形になっていて上質感があってカッコいいのですが、マルチタップの隣のコンセントとの距離はぎりぎりでした。ここは、普段は隠れるところだけに、普通の形状で良かったと思います。
【品質】9
外観は、リサイクル素材で作成されたプラスチック製ケースに耐久型ファブリック製トップが乗せられたもので、上質感があり安っぽさは全くありません。デザインのところでも書いたように、どこの家のどの場所に置いてもインテリアにしっくりとなじむはずです。
具体的に何ができるかという点でも、想定以上にいろいろなことができ、使う人の使い方次第では大いに役立つことと思います。たとえば、以下のようなことが行えます。
事実と情報は、日々の生活の中で疑問に思ったことを質問できます。
計算は、複雑な計算を実行できます。
翻訳は、単語やフレーズを対応言語に翻訳できます。
通貨の換算は、国際通貨を換算できます。
単位の変換は、単位を変換できます。
栄養は、食材や食品の情報を調べることができます。
辞書は、言葉の意味や単語のスペルを調べることができます。
現地時間は、様々な場所の現地時間を調べることができます。
祝日は、今後の休日について調べることができます。
辞書は、言葉の意味や単語のスペルを調べることができます。
「きょうはどんな日?」は、天気、ニュース、交通状況、リマインダー、カレンダー、フライト状況、などを調べることができます。
タイマー、アラームなどの設定が行え、音楽、ラジオを聴くことができます。
つまり、ポータルサイトであるGoogleで調べられるようなことなら簡潔にではありますが調べられますし、タイマー、アラーム、音楽、ラジオなどスマートフォン的な使い方もできるというわけです。
音楽に関しては、Spotify Freeは、無料版のアプリを入れることができ、リクエストした曲、アルバム、アーティストに基いて集められた曲のステーションが再生されます。
たとえば、「OK! Google、乃木坂46、インフルエンサー、かけて」と言うと、それに応じた曲をかけてくれます。
ただし、Spotify Freeだからか、「インフルエンサー」をお願いしたのに、「ハルジオンが咲く頃」が流れたり、「きっかけ」が流れたり、「制服のマネキン」が流れたりで、しかも、次の曲はmiwaの「片想い」になるなど乃木坂46とは直接関係ない曲が流れたりします。
Spotify Premiumは分かりませんが、Spotify Freeを使う分には、ピンポイントで音楽を楽しむというよりは、音質面も含めて、作業しながらのBGMとして、やんわりと楽しむという感じです。
そこで、登場するのが、「Chromecast」との連携です。これは、両者を簡単に連携して使えるというもので、テレビに接続した「Chromecast」を「Goolge Home Mini」で音声によりコントロールできます。
たとえば、「OK! Google、乃木坂46、インフルエンサー、動画、かけて」と言うと、YouTubeで乃木坂46公式の「インフルエンサー」のミュージックビデオ(MV)をかけてくれます。
もちろん、テレビにはYouTubeの映像が流れ、テレビからAVアンプにHDMIのARCか光デジタル端子で接続していれば、5.1chなどのスピーカーで高音質な音楽が楽しめます。
しかも、2曲目以降も、乃木坂46の公式MVが流れ続け、1時間でも2時間でも楽しむことができます。ひと通り流れると、48グループの楽曲に替わるようですが、それはそれで新鮮です。
また、YouTubeだから当然と言えば当然なのですが、「白米様」でも、「失恋お掃除人」でも、間違うことなくしっかりと再生してくれます。
【音質】6
「Google Home」よりも音質が落ちるのですが、いざ聴いてみるとそれほど悪くもないという評判通り、360サウンドのモノラルスピーカーから聞こえてくる音は、薄型テレビのスピーカーからモノラル音声を聞くのとほとんど変わりないレベルにあります。
音楽をしっかりと聴くものではないのですが、BGM代わりに聞く分には十分な音質があり、検索した情報を聞く場合には、はっきりくっきり聞き取ることが可能です。
【通信の安定性】8
家の中にあるWiFi機器と同様の安定感はあります。Bluetoothもサポートしているのですが、今のところ必要性は感じておらず未経験です。
【操作性】7
音量の調整は側面をタップしても行うことができますが、基本的には遠距離音声認識マイクによる操作専門だと言っていいと思います。
その音声認識は、抜群だと言えます。AVアンプを通した5.1chのスピーカーが鳴っている部屋で、2~3m離れたところから普通の音量で話しても、最初に「OK! Google」か「ねぇ、Google」と呼びかければ即座に反応し、しっかりと言いたいことを認識してくれます。
機械相手なので、ゆっくりと明瞭に話しかけるようにしてはいますが、音声認識能力の問題で認識しないということはほとんどありません。
音声認識のみだから当然と言えば当然なのですが、質問もお願いもシンプルなことしかできないし、検索結果から選ぶこともできないので、このあたりはパソコンの自由度の高さと比べるともどかしいところではあります。
【サイズ・携帯性】10
前述したように、直径98mm、高さ42mmと主張しすぎないサイズで、置き場所に困ることはないはずです。
携帯性は、サイズ的にも173gという重量的にもありますが、いちいちコンセントを抜き差ししないといけないし、基本的にはいったん設置したらあちこち動かさないものだと思います。別室で必要なら、セール時にでも、もう1個買えばいいでしょう。
【総評】9
「Google Home Mini」単体では、ここまで書いてきたように、デザイン、品質、操作性の面では期待以上、音質面では想定通りのものがあり、これらの尺度で言うなら本来の価格である6480円分のコストパフォーマンスはあります。
ただ、前述したように、「Google Home Mini」は、質問もお願いもシンプルなことしかできないし、検索結果から選ぶこともできないため、私同様にパソコンを常時立ち上げている人の場合は、なくても構わないレベルではあります。
それでも、私のように半額で買えるなら、未来の一端を垣間見るという意味でも、絶対に買うべきだと思います。
そして、「Chromecast」と連携させることが前提で、テレビとAVアンプを接続していて、2chであれ5.1chであれ外部スピーカーから音が出せるという人なら、「Google Home Mini」なら定価で買う価値は十分にあると思います。
この組み合わせなら、未来の一端を垣間見るだけでなく、YouTubeでより積極的に音楽を楽しむことができます。
なお、最大6人のアカウントを登録することが可能で、各ユーザーが自分に合った情報を入手できます。複数のユーザーで利用する場合でも、各ユーザーの声を認識するように設計されています。そのため、家族で1台の「Google Home Mini」を共有することができてしまいます。
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