HDR10/ARC対応ダイソー「4K対応HDMIアダプター」&「4K対応プレミアムHDMIケーブル」レビュー

ダイソーの店内を歩いていると、電気製品のコーナーで「4K対応HDMIアダプター」(110円)と「4K対応プレミアムHDMIケーブル」(330円)を見つけました。
いずれも4K/60Hzに対応しているそうで、とりあえず自分が使えそうな「4K対応HDMIアダプター」を買ってみたところ、満足いく性能を備えていました。
そこで、「4K対応プレミアムHDMIケーブル」も、今のところ必要はなかったものの、テストということで追加購入しました。
110円で買える「4K対応HDMIアダプター」、330円で買える「4K対応プレミアムHDMIケーブル」、を合わせてレビューします。

私は、テレビは、フルHD40インチ液晶テレビで見ていて、ブルーレイレコーダーとケーブルテレビのセットトップボックスなどをHDMIでAVアンプに接続し、AVアンプからテレビのARC(オーディオリターンチャンネル)対応のHDMIに接続しています。
また、テレビのHDMI端子には、「Google Home Mini」with「Chromecast」を接続していて、これらでYouTubeなどを視聴する際には、音声はARC対応のHDMI端子からAVアンプで流しています。
ゲームは、4K49インチ液晶テレビでプレイしていて、「Xbox Series X」、「Xbox One X」、「プレイステーション4」、「Nintendo Switch」をHDMIでテレビに接続し、テレビのARC対応のHDMI端子からホームシアターシステムのアンプ(兼BD/DVDプレイヤー)に接続しています。
この際に問題となるのが、テレビのHDMI端子が3端子しかないことで、1端子はホームシアターシステムで埋まるため、残り2端子を、「Xbox Series X」、「Xbox One X」、「プレイステーション4」、「Nintendo Switch」でシェアすることになります。
ただ、「Xbox Series X」は直でテレビに接続したいため、残り1端子に「Xbox One X」、「プレイステーション4」、「Nintendo Switch」を接続せざるを得ません。
そのため、HDMIセレクターを使っているのですが、私の最近のHDMIセレクターのレビューを読んでいただければ分かるように、いずれも思惑通りにはいかず苦労させられています。

苦肉の策が、「Xbox One X」と「プレイステーション4」は「4×2 HDMI 2.0b Matrix Switcher」に接続し、「Nintendo Switch」のみ「HDMI 2.0b Switcher」に接続。
テレビのHDMI端子にHDMIケーブルを差しっぱなしにして、「Xbox One X」か「プレイステーション4」を使用する際には「4×2 HDMI 2.0b Matrix Switcher」にこのHDMIケーブルを差し、「Nintendo Switch」を使用する際には「HDMI 2.0b Switcher」にこのHDMIケーブルを差しています。
そこで登場するのが、「4K対応HDMIアダプター」です。HDMIケーブルの長さが足りない時に延長するための中継アダプターで、両側がHDMIタイプAになっています。
この「4K対応HDMIアダプター」をテレビのHDMI端子に差してあるHDMIケーブルにつなぎっぱなしにしておいて、普段は使用頻度の高い「Xbox One X」のHDMIケーブルを差しておきます。
「プレイステーション4」と「Nintendo Switch」はHDMIセレクター「HDMI 2.0b Switcher」に接続し、使用する際だけこのHDMIセレクターのケーブルをHDMIアダプターに接続します。
少し面倒な方法ではありますが、こうすることでテレビのHDMI端子を壊す可能性は低くなりますし、「プレイステーション4」と「Nintendo Switch」は使用頻度が高くはないため、そんなに面倒でもありません。
「プレイステーション4」と「Nintendo Switch」のHDMI端子をHDMIセレクターには接続せずにキャップをはめて転がしておくという手もありそうですが、そうなるとHDMIセレクターの存在価値がなくなってしまいます。

さて、使用環境・使用方法の説明が長くなってしまいましたが、「4K対応HMDIアダプター」を買った際に気になっていたことがひとつあります。
それは、4K/60Hz対応とは書かれているものの、背面の説明書きにもHDR10対応とは書かれていないことです。
4K/60Hz対応ならHDR10にも対応していそうですが、「4×2 HDMI 2.0b Matrix Switcher」を買った際に手元にあった4K対応のHDMIケーブルをつないだところHDRまでは対応しないため、新規に8K/HDR対応のケーブルを買って無事に4K、HDR、DTS 5.1が出力されたという経緯があります。
そこで、今回、祈るような気持ちで「4K対応HDMIアダプター」を8K/HDR対応のケーブルに接続したところ、無事にHDR10に対応することが確認できました。ちなみに、ARCにも対応しています。
サイズは横3cm×縦2.2cm×厚さ1.2cmとコンパクトですが、端子もしっかりしていて硬すぎず緩すぎずHDMIケーブルを接続することができます。
不思議なのが端子の向きで、通常両側とも台形の端子が対称になっていると思うのですが、「4K対応HDMIアダプター」は両側が反転しているのです。
そのため、HDMIケーブルを接続する際に、どちらかを180度反転させなければならず、少し違和感を覚えます。
もっとも、110円で4K/60Hzはもちろんのこと、HDR10まで対応してしまうのですから、コストパフォーマンスはかなりのものです。
注意点として、「本製品はケーブル総延長が5mを越えないよう接続してください」と書かれており、気をつけたいところです。

続いて、「4K対応HDMIアダプター」が4K/60HzだけでなくHDR10まで対応しているなら、パッケージや型番からもシリーズ製品だと分かる「4K対応プレミアムHDMIケーブル」も同じなのではないかと思い、追加購入した製品のレビューです。
ちなみに、型番は、「4K対応HDMIアダプター」が「E-HDMI-A3」、「4K対応プレミアムHDMIケーブル」が「E-HDMI-2」、となっています。
「4K対応プレミアムHDMIケーブル」は、4K/60Hzに加えて、3D映像対応、ハイスピード対応、となっており、長さ1.5m、直径4.5mmのスリムケーブルを採用しています。
また、パッケージ裏には、「18Gbpsの高速伝送とノイズ耐性を高めたイーサネット対応Premium HDMIケーブルです」と書かれています。
長さ1.5mは、使い方によっては少し短い場合もあるかと思いますが、大半の人にとっては使い勝手のいい長さだと思います。
直径4.5mmのスリムケーブルも、頼りなくなるような細さではなく適度な弾力があり、取り回しの良さと耐久性を兼ね備えています。
端子もしっかりしていて硬すぎず緩すぎずHDMI端子に接続することができます。端子を保護するキャップが付いているのも嬉しいところです。
端子を保護するキャップは、パッケージとともに棄ててしまうこともあるかと思いますが、使っていない予備のケーブルとまとめて保存しておくと何かと便利です。
さて、問題のHDR10への対応ですが、もちろん、あっさりとHDR10が表示され、美しい映像・音声を楽しむことができます。ARCにも対応しています。
eBayやAliExpressなどはもちろんのこと、Amazon.co.jpや楽天市場などでも近い価格で買えるかもしれませんが、「4K対応プレミアムHDMIケーブル」は4K/60Hz/HDR10対応が分かりましたし、ダイソーで330円で買えるというのも便利だと思います。

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