1993年11月13、14日/鈴鹿サーキット
1993年全日本F3000選手権第11戦(最終戦)です。予選は、以下の通りです。
1. 25 ロス・チーヴァー(レイナード93D 無限 BS)1.45.445
2. 61 トーマス・ダニエルソン(ローラT93-50 DFV DL)1.45.915
3. 21 ローランド・ラッツェンバーガー(ローラT93-50 無限 BS)1.47.323
4. 20 アンドリュー・ギルバート・スコット(ローラT92-50 無限 BS)1.47.706
5. 36 関谷正徳(レイナード93D)1.48.574
6. 11 エディー・アーヴァイン(ローラT92-50 無限 DL)1.48.636
7. 28 パウロ・カーカッシ(レイナード93D 無限 DL)1.48.650
8. 1 マウロ・マルティニ(ローラT93-50 無限 BS)1.48.945
9. 10 ハインツ・ハラルド・フレンツェン(ローラT93-50 無限 BS)1.49.006
10. 88 中谷明彦(童夢F103i 無限 DL)1.49.038
11. 19 星野一義(ローラT92-50 DFV BS)1.49.281
12. 17 アンソニー・リード(ローラT93-50 無限 YH)1.49.406
13. 7 高橋国光(ローラT92-50 無限 YH)1.49.761
14. 3 金石勝智(ローラT92-50 DFV BS)1.49.889
15. 98 服部尚貴(ローラT92-50 無限 BS)1.49.932
16. 37 ミカ・サロ(ローラT93-50 無限 YH)1.50.311
17. 16 和田久(ローラT93-50 無限 BS)1.52.506
18. 14 影山正彦(レイナード93D 無限 BS)1.52.704
19. 38 田中実(ローラT92-50 無限 YH)1.53.062
20. 8 マルコ・アピチェラ(童夢F103i 無限 DL)1.54.109
21. 26 石川朗(レイナード93D 無限 BS)1.56.726
22. 5 ジェフ・クロスノフ(ローラT93-50 無限 DL)1.58.818
23. 30 野田英樹(レイナード93D DFV BS)2.04.126
24. 15 檜井保孝(レイナード93D 無限 BS)1.58.041
25. 2 伊藤直澄(ローラT92-50 無限 DL)5.40.186
26. 77 鈴木利男(ローラT92-50 DFV BS)ノータイム
予選はまたしても雨に祟られ、特に午後は時間の経過に連れて土砂降りとなり、午前中のタイムでポジションが決まります。
決勝は、トーマス・ダニエルソンが1周目にトップに立つと、そのまま一人旅で悠々と逃げ切り、全日本F3000参戦4年目にして初勝利を手にします。
チャンピオン争いは、星野一義が10周目にリタイアしてしまいますが、ロス・チーヴァーが2位、エディー・アーヴァインが4位とあとひとつ順位を上げられず、星野一義が昨年のマウロ・マルティニに続き、最終戦でポイントを挙げずしてチャンピオンを決めています。
読み物のトップは、「タイトルをめぐり最後の決戦」です。星野一義32ポイント、エディー・アーヴァイン30ポイント、ロス・チーヴァー25ポイントで、この3人にチャンピオンの可能性が残されています。星野一義が2位以上なら、自動的にチャンピオンが決まります。
また、1993年の鈴鹿サーキットを初めて走るのが、金石勝智、野田英樹、田中実の3人です。野田英樹は、国際F3000で走行したマシンを持ち込んでの参戦です。
出場選手紹介、サポートカテゴリーのF3、FJ-1600、シビックの紹介記事もあります。
「’94鈴鹿サーキットモータースポーツ展望」は、1994年の鈴鹿サーキットのレースを展望します。全日本ツーリングカー選手権は、2L以下の4ドア車のニューツーリングカーで争われます。
全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権(JSPC)は廃止され、全日本GT選手権がメインになります。F3000とF3は継続されます。
「鈴鹿フォーミュラ伝説 Part IV」は、1975年から1993年までです。1973年に鈴鹿サーキットが提唱した「フォーミュラ路線」は実を結び、1974年は6台、1975年は11台強、1976年は13台強、1977年は15台と年々増加。1978年にはF2000から国際規格のF2に、1987にはF3000に発展します。
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