「’93ミリオンカードカップレース ラウンド3 鈴鹿」

1993年9月25、26日/鈴鹿サーキット
全日本フォーミュラ3000選手権第9戦です。予選は、以下の通りです。

1 25 ロス・チーヴァー(レイナード93D 無限 BS)1.43.644
2. 98 服部尚貴(ローラT92-50 無限 BS)1.44.476
3. 77 鈴木利男(ローラT92-50 DFV BS)1.44.680
4. 36 関谷正徳(レイナード93D DFV BS)1.44.850
5. 8 マルコ・アピチェラ(童夢F103i 無限 DL)1.44.998
6. 19 星野一義(ローラT92-50 DFV BS)1.45.083
7. 11 エディー・アーヴァイン(ローラT92-50 無限 DL)1.45.090
8. 3 黒澤琢弥(ローラT92-50 DFV BS)1.45.152
9. 10 ハインツ・ハラルド・フレンツェン(ローラT93-50 無限 BS)1.45.245
10. 14 影山正彦(レイナード93D 無限 BS)1.45.297
11. 21 ローランド・ラッツェンバーガー(ローラT93-50 無限 BS)1.45.386
12. 20 アンドリュー・ギルバート・スコット(ローラT92-50 無限 BS)1.45.486
13. 1 マウロ・マルティニ(ローラT93-50 無限 BS)1.45.715
14. 61 トーマス・ダニエルソン(ローラT93-50 DFV DL)1.45.725
15. 28 パウロ・カーカッシ(レイナード93D 無限 DL)1.45.799
16. 16 和田久(ローラT93-50 無限 BS)1.45.829
17. 37 ミカ・サロ(ローラT93-50 無限 YH)1.46.385
18. 26 石川朗(レイナード93D 無限 BS)1.46.761
19. 7 高橋国光(ローラT92-50 無限 YH)1.47.170
20. 5 ジェフ・クロスノフ(ローラT93-50 無限 DL)1.47.279
21. 15 檜井保孝(レイナード93D 無限 BS)1.48.236
22. 17 アンソニー・リード(ローラT93-50 無限 YH)1.50.171
23. 24 中谷明彦(童夢F103i 無限 DL)1.50.610
24. 2 伊藤直澄(ローラT92-50 無限 DL)1.51.094

決勝は、ロス・チーヴァーがポール・トゥ・ウィン。3秒差の2位にエディー・アーヴァインが追い上げ、1秒差の3位に鈴木利男が入っています。
また、サポートイベントのF3も、アンソニー・リード(ダラーラF393 オペル)がポール・トゥ・ウィン。トム・クリステンセン(トムス033F トヨタ)が0.6秒差の2位に入っています。
3位以下は、光貞秀俊(トムス033F トヨタ)、中野信治(ダラーラF393 無限)、本山哲(ダラーラF393 フィアット)、井上隆智穂(ダラーラF393 無限)と続きます。

読み物のトップは、「F3000 空前の大混戦」です。7月のオートポリスの第5戦、8月の富士の第7戦が中止になり、実質全9戦で争われ、シリーズポイントはベスト6戦が有効ポイントになります。
トップは星野一義(21ポイント)ですが、エディー・アーヴァイン(18ポイント)、マルコ・アピチェラ(17ポイント)、ロス・チーヴァー(16ポイント)、鈴木利男(16ポイント)までが5ポイント差で続きます。
外国人勢と鈴木利男に注目が集まります。関谷正徳は、このレースがトムスでの参戦最後になります。高橋国光ともども、その走りが期待されます。
F3は、トム・クリステンセンが54ポイントですでにチャンピオンを決めています。
2位も39ポイントのリカルド・リデルがリードしており、27ポイントの光貞秀俊、18ポイントのアンソニー・リード、17ポイントの中野信治を引き離します。
ルーキーの高木虎之介は、まだ2ポイントですが、レースを重ねるごとに速くなっています。
「鈴鹿フォーミュラ伝説」は、「PART III かくして日本にフォーミュラレースが根づいていった・・・」です。鈴鹿サーキットは、1973年に「フォーミュラ路線」を全面に打ち出します。
軽自動車のエンジンを搭載したFJ/FLを底辺に、1300ccエンジン搭載のFJ1300、トップフォーミュラとなるF2000を頂点にピラミッドを形成しようというものです。1973年はF2000とFJ1300の混走でしたが、1974年にはF2000がメインになります。

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