2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2「FUJI GT 500km RACE」(2019.5.3~4富士)

2019 AUTOBACS SUPER GT Round 2「FUJI GT 500km RACE」を見るために、2019年5月3日の早朝から富士スピードウェイに行ってきました。
予選からの観戦は7年連続と恒例行事になりましたが、ゴールデンウィーク初の暦上も10連休ということで、過去2年同様に国道246号の迂回路を使い、国道246号には東海大学病院の手前から入りました。
朝5時32分に自宅の駐車場を出たのですが、迂回路はもちろん空いていて、国道246号もひどい渋滞はなかったため、7時45分には富士スピードウェイ近辺に到着しました。
ただ、2018年よりも出発が14分遅かったからか、10連休だったからか、周辺道路が既に混んでいて、ゲートを通過したのが8時5分でした。そのため、予定のP15駐車場は既に満車で、仕方なくP1に回りました。
それでも、シャトルバスでダンロップコーナーに移動すると、8時50分からの公式練習には余裕で間に合いました。写真と動画を撮りながら、ダンロップコーナーのアウト側からイン側、アドバンコーナー(ヘアピンコーナー)と歩きながら移動。
初夏のような陽気で日差しも強く、半袖のTシャツ1枚で十分でした。GT500、GT300クラスとも、気温も路面温度も高めとはいえ、順調にスケジュールをこなしていたようでした。
私は、「ORIZURU」とイベント広場を見てからシャトルバスに乗ってP1まで戻り、車内で軽い昼食を摂りました。P1に駐車するのは初めてですが、悪くはない感じです。

午後は、14時30分からのノックアウト予選に合わせてグランドスタンドに移動。富士のグランドスタンドは、日陰で風の通り道になることもあるのか温度が低めのため、Tシャツに長袖シャツという姿で見ていました。予選は短時間なので、これで十分です。
予選は、GT500は、日産GT-RとレクサスLC500が公式練習の流れを継いで上位に入り、MOTUL AUTECH GT-R、KeePer TOM’S LC500、カルソニック IMPUL GT-Rの3台がコースレコードで1位から3位となりました。
ただ、ホンダNSX勢も、MOTUL MUGEN NSX-GTが4位、KEIHIN NSX-GTが6位と、公式練習の最高8位から盛り返し、決勝に期待を抱かせました。
GT300は、日産GT-R GT3とマザーシャシー勢が上位を占めるという興味深い結果になりました。マザーシャシーはBOP重量が50kgから20kgに軽減されたのが奏功しているのかもしれません。
また、BOPで車両重量の増加が控えめになり、熟成も少し進んだD’station Vantage GT3とMcLaren 720Sが速くなっているのも目立ちます。McLaren 720Sに関しては、トップタイムの抹消がなければ、Q2に進出して上位になっていたはずです。決勝での走りが楽しみです。

予選が終わったら、またイベント広場を眺めてから、シャトルバスでクルマに戻りました。予選が終わって暗くなり始めると帰るクルマが多く、車中泊組は駐車スペースからすると何分の1かになります。そのため、指定駐車場や人気駐車場を除けば、好きなところに自由に移動することができます。
決勝朝のフリー走行がなくなってからは、駐車場を後にすれば戻って休憩することはありません。どこに駐車してもシャトルバスには手軽に乗れるため、車中泊しやすい場所に移動させるのが得策です。
どこに駐車するのがいいのかは車種や目的によって異なりますが、私の場合はP4が良さそうだったのでP4に移動させることにしました。移動後、ポータブルテレビのSDカードで録画したものを見ながら軽い夕食を摂りました。
そのままベッドメイキングして、と言ってもマット、寝袋、バッグ、枕などで寝場所を作るだけですが、21時過ぎには寝ました。富士の車中泊は、寝始めは寒くないものの、日付が変わる頃には、通常はかなり冷えてきます。
ただ、2019年は、深夜から早朝にかけても10度近い気温を保っていて、使い捨てカイロを使わなくても寒く感じるようなこともありませんでした。それでも、寝返りのできないクルマなので、寝返りのタイミングでは目を覚ましてしまいます。

さて、決勝日は、朝5時には起きて着替えを済ませ、助手席で7時頃まで仮眠状態になつていました。そこから起きて、前日の続きを見ながら軽い朝食を摂り、10時30分前までは車中泊の片付けなどをしながら過ごしました。
2019年は観客数が多そうだったのと、グランドスタンドが応援席に加えて指定席が設定されて自由席が減ったため、10時45分にはシャトルバスでグランドスタンドに到着。そのまま、表彰台の斜め右45度ぐらいのところに着席しました。座れはしたものの、やはり、例年よりは混んでいました。
決勝は、スタート進行も合わせると約7時間、グランドスタンドにいるため、Tシャツ+長袖シャツ、フリース、パーカーと、徐々に重ね着しています。
グランドスタンド下側は、13時頃までは晴天だと直射日光が直撃して暑いし日焼けもするのですが、14時になると大半が日陰になり、風も少しあるため、寒い日には手袋と使い捨てカイロがあると楽になることもあります。

ただ、2019年は、レース直前に雨が降り始め、雨合羽を着ることになります。セーフティカースタートになり、3周目からグリーンフラッグになるものの、雨は強さを増して雷雨となり、15周を終えて赤旗中断になります。
もっとも、通り雨と考えられたため、グランドスタンドで座ったままで待っていると、案の定、雨は上がり、40分の中断の後、セーフティカースタートでレースが再開。これ以降は、雨が降ることはなく、天候も徐々に回復し、路面も乾いていきます。
そして、この路面コンディションがレースを大きく左右することになります。ミシュランとブリヂストンではタイヤの特性が異なり、チームごとのタイヤ選択も、タイムに影響したのです。

富士は、オーバーテイクポイントが多数ありエキサイティングなレースが期待できるのですが、コース幅が広く安全性も高いため紛れが少なく性能差が如実に表れます。そのため、思ったほどは混戦にならず、その日の性能や作戦が結果に結びつき、意外と凡戦になりやすいです。
ところが、この日は、時々刻々と変わる路面コンディションとタイヤのマッチングが重要となり、ミシュランが速かったりブリヂストンが速かったりしました。レース終盤まで逆転劇が多く、例年よりは楽しめたのです。
ただ、路面コンディションとタイヤのマッチングが重要ということで、追いついて抜いたらそれまでで、抜きつ抜かれつという白熱の展開にはなりません。全体としては面白かったのは確かなのですが、そのあたりは少し不満ではありました。

結果は、GT500は、ZENT CERUMO LC500が99周目にトップに立って優勝。2位には、MOTUL AUTECH GT-Rが19.693秒差で入り、3位にはRAYBRIG NSX-GTが105周目に3番手に上がって守り切りました。
レクサス、日産、ホンダと3メーカーが表彰台を分けたことになり、4~6位もレクサス、ホンダ、日産という順で、シリーズ全体としては楽しみな結果になりました。
GT300は、GAINER TANAX GT-Rが優勝したものの、ARTA NSX GT3が0.239秒差まで追いつめ、マネパ ランボルギーニ GT3が4.376秒差の3位、リアライズ 日産自動車大学校 GT-Rが6.907秒差の4位と、4台に優勝の可能性があるという楽しいレースになりました。

帰りは、表彰式を見てからシャトルバスに乗り、19時30分には駐車場に戻りました。夕食を摂り、荷物を片付け、20時20分には駐車場を出ると、既に空いていて、富士スピードウェイからもスンナリと出られました。
2018年も、道志に回るか最初から国道246号にするか迷ったのですが、道志なら国道246号ほど混むことはないと考えて道志に回りました。
道志は予定通りに流れていて、国道246号に戻ってからも流れが良く、自宅にも23時5分に到着しました。2018年が3時間30分かかって0時10分と日付が変わってからの到着に比べると、2時間45分で着いたのですから上出来です。
予選日は暑く、決勝日は雷雨でスタートというハプニングはあったものの、車中泊は場所も良く、クルマなりに快適で、帰りはスイスイと帰れ、まずまずの2日間だったと思います。

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