2018-2019 FIA世界耐久選手権 第4戦「富士6時間耐久レース」(2018.10.12富士)

2018-2019 FIA世界耐久選手権 第4戦「富士6時間耐久レース」の公式練習を見るために、10月12日に富士スピードウェイに行ってきました。
FIA WECは、2012年にFIA(世界自動車連盟)が「ル・マン24時間レース」を主催するACO(フランス西部自動車クラブ)と協力して立ち上げた世界選手権です。
2018年から2019年にかけては変則スケジュールとなり、2018年3月のスパフランコルシャンから始まり、2019年6月のル・マンが最終戦となり、これまでシーズン終盤だった富士もシーズン半ばの開催となります。
さて、そんな富士の公式練習は、1回目が11時00分~12時30分、2回目が15時30分~17時と、1回目のスタート時間と2回目の終了時間が決勝のスタート時間とゴール時間と同じになっています。気象条件などのシミュレーションがしやすいように合わせているのではないかと思います。

当日は、当初予想された天候よりは良くなり、1回目は路面がわずかにウェットながら曇り空、2回目は気温は少し下がったもののそれほど寒くはなく薄日が差すような状況でした。
そのため、手がかじかむというほどでもなく、主に写真と動画を撮っていた午前中はTシャツにトレーナーの重ね着では少し暑く、1コーナーで観戦していた午後はそれに厚手のパーカーをまとってちょうどいい感じでした。
2018年は、大きな接触やクラッシュなどはなかったものの、予想外のトラブルが発生しました。レクサスコーナー入口手前イン側に新設されたかまぼこ状の縁石が壊れてしまったのです。
この事態は1回目も2回目も発生してしまい、いずれも30分から40分も赤旗で中断してしまいます。2回目は、結局、この縁石をすべて撤去するということになってしまいました。

そのため、1回目は12時30分までのところ13時00分まで延長、2回目は日没になってしまうため17時00分までのところ17時10分まで延長、土曜日の3回目が30分延長されることになりました。
LMP1は、トヨタTS50ハイブリッドの独壇場となっていますが、練習走行でも8号車のフェルディナンド・アロンソらが好調で、1分23秒973のトップタイムをマーク。7号車は、1分25秒068と約1秒離されています。
その抵抗勢力となるレベリオンR13・ギブソンの2台とBRエンジニアリングBR1・AERも1分25秒台後半のタイムを出しており、レースでもこれぐらいのタイムで走れれば少しは面白くなりそうです。
LMP2は、いつも混戦になるのですが、富士でも1秒差以内に5台がひしめいており、レースでも混戦になるでしょう。
GTE-Proは、アストンマーティン・バンテージAMR、フォードGT、フェラーリ488 GTE EVO、ポルシェ911RSR、BMW M8 GTE、5メーカー10台すべてが1秒差以内に収まっており、LMP2以上に激戦必至です。

2018年の富士では、「36 HOURS OF FUJI(Fuji Speedway Active Park Festival)」というイベントが併催されています。「富士スピードウェイアクティブパークでアウトドアフェス。「体験」コンテンツで遊んで、食べて、飲んで、最後は富士山の下で宿泊!」というものです。
「日本最大級のキャンピングカー&車中泊車イベント」、「手ぶらでテントキャンプ」、「ル・ヴィラージュ ボンジュールフランス」、「アウトドアカーニバル」、「E-bike & スポーツバイクパーク」、「ドローン飛行体験」、「エアソフトガンを撃つ体験」、など盛りだくさんです。

しかしながら、 “36時間”となっているように、行われるのは土曜日の朝から日曜日の夕方まで。また、イベント広場の展示やショップも大半が金曜日は設営中で、見たり買ったりすることはできません。
金曜日でも、3500円という安くはない入場料と1600円の駐車料、合わせて5100円も払っている公式開催日で、公式アナウンサーも驚くほど多くの人が来場しているのですから、調理するようなものは無理でも、展示や体験ぐらいはせめて午後からは対応するようにしてほしいものです。

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