アメリカのメーカー・PDPの「rock candy wired controller」の「Xbox 360」版です。
私は、Xbox 360のコントローラーは、純正のワイヤードを複数、純正のワイヤレスを複数、マッドキャッツの「XBOX 360 GAME PAD PRO」、JOYTECHの「NEO Se ADVANCED CONTROLLER」と持っています。
ただ、純正のワイヤレスは、最初の1台が、充電しながら使っていても、「コントローラーを接続してください」と何度も出て、「MotoGP」シリーズのタイムアタックの時にそれが出て悔しい思いをしたことがあったりして、今ひとつ信頼して使うことができません。
そのため、ワイヤードを使っているのですが、私の片づけ方も災いして、コントローラーの根元の接触不良がよく起きます。そのため、問題なく使えるのは、JOYTECHの「NEO Se ADVANCED CONTROLLER」だけになってしまっています。
この時点で既に2013年も夏に差し掛かり、Xbox ONEが手元に来たら、Xbox 360の使用頻度も次第に減っていくことは確実なのですが、それでもワイヤードコントローラーが1台だけでは何かの時に困ります。
そこで、別のワイヤードコントローラーを探していて、当初はeBayで純正のジェネリックのようなコントローラーを買おうかと考えていたのですが、Amazon.comでPDPの「rock candy wired controller」を見つけ、これに白羽の矢を立てることにしました。
このコントローラーの魅力は、名前の通りのキャンディのような透明感のあるカラフルな外観です。カラーも、ブルー、グリーン、オレンジ、ピンク、レッド、パープル、イエローと7色もそろっており、自分が好きな色が選べるのはもちろんのこと、オフラインマルチプレイをよくやるとか、家族で使い分けたいという人にとっても、恰好のコントローラーになっています。
価格は、7色ともAmazon.comが販売・発送するのですが、$19~$25ぐらいで変動があり、私は安いタイミングを見極めて、ほしい色であるレッドを$19.85で注文しました。ちなみに、スロットカー2台も注文して、送料は$14.92だったので、均等に割ると$4.97だったことになります。
前置きが長くなりましたが、この「rock candy wired controller」のインプレッションを書いていくことにしましょう。
外観 マイクロソフトの純正コントローラーよりもわずかに小さく、グリップ部分が純正コントローラーよりも大きくラウンドして落ち込んでいます。その反面、グリップの裏側は盛り上がっており、中央の薄い部分との段差は大きくなっています。
これにより、コントローラー全体が手にすっぽりと収まるとともに、グリップ部も薬指と小指がうまい具合に絡みついて、ホールド性がとても高くなっています。握った瞬間に「いいね、これ」と思わされるコントローラーは、そうはないと思います。
それゆえか、キャンディのようなプラスチックのツルツルの外装なのに、滑るという感覚が全くなく、このコントローラーを握った後だと、純正のコントローラーが少し大きく、うっかりすると滑りそうに感じられるほどです。
左右のスティック 純正とサイズはほぼ同じですが、高さがわずかにあり、その分、ストロークはほんの少し長めになっています。
また、ニュートラルに戻ろうとする力は純正よりも少し強いのですが、これはコントローラー自体がまだ新しいからかもしれません。もちろん、微妙な操作も問題なく行えます。
方向パッド 左右のスティック同様に、純正とサイズはほぼ同じですが、高さがわずかにあり、その分、ストロークはほんの少し長めになっています。
純正の固定できないタイプに比べると、斜め方向への動きがはっきりとしており、誤操作することは少ないと思われます。
A、B、X、Yボタン 純正コントローラーよりも、4つのキーの距離が若干近くなっています。この距離の近さは、誤操作するほどの距離ではないため問題とはなりません。
逆に、4つのキー間を頻繁に行き来する必要があるゲームでは、距離が近い分、素早い操作を可能にすることでしょう。
また、純正コントローラーのキーの上部が丸められているのに対し、「rock candy wired controller」の方が平たくなっているのも、このキー間の距離と関連性があるとも考えられます。
キー間の距離があると素早くキー間を移動する際に上部が丸められていないとひっかかるおそれがありますが、キー間の距離が近い場合には、キーの上部が平たくてもひっかからないからです。
もっとも、両者のキーの距離と形状の違いは、慣れと好みの範囲ではあると思います。
スタート、バック、Xboxガイドボタン
純正コントローラーではXboxガイドボタンの両脇にバックボタンとスタートボタンが配されているのに対し、「rock candy wired controller」ではXboxガイドボタンの左右斜め上側に逆ハの字型に配されています。
Xboxガイドボタンとスタートボタンは押す機会が多いので、急いで押そうとすると違う方のボタンを押してしまう場合があります。「rock candy wired controller」では、この点に配慮して、バックボタンとスタートボタンをこの位置に配したのでしょう。
お蔭で、こうした誤操作は少なくなっているのですが、バックボタンとスタートボタンを頻繁に使うゲームでは、距離が遠くて少し押しづらくなってはいます。
また、Xboxガイドボタンの質感に関しては、純正コントローラーの方が高級感があります。純正コントローラーがメタリカルな印象があるのに対し、「rock candy wired controller」は透明のカバーの中にプリントを入れただけといったチープさがあります。見た目で損をしている数少ない部分であると言えるでしょう。
LRボタン、LRトリガー 純正コントローラーに似たような配置と形状をしています。ただし、ボタンもトリガーも、ストローク量は純正のコントローラーよりも少し大きくなっているため、押しているという感触は得やすいと思います。
オーバーオール 純正コントローラー(ワイヤード)が3500円なのに対し、「XBOX 360 GAME PAD PRO」はAmazon.comで買えば$19~$25。何かと組み合わせて買えば、送料も$5ほどで済みます。そのため、純正コントローラーとの実売価格差は1000円程度になります。
手にすっぽりと収まり、意外と滑りにくくなっていることや、各種ボタンの押しやすさ、純正コントローラーから買い換えても、なんら違和感を覚えないという点でも、高く評価できるコントローラーです。
そして、最初にも書いた通り、まさにキャンディのようなきれいな透明感と、7色から選べるというのは、かなり高いポイントです。
純正コントローラーの代替としてはもちろんのこと、2P用のコントローラーや予備のコントローラーとしても、お薦めできるコントローラーです。
ただし、まだオンラインマルチプレイでは使用していないため、雑音が入るかどうかといった点に関しては、確認していません。あしからずご了承ください。
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