「ワンダースワン」・「ゲームボーイアドバンス」ゲームショートレビュー

私がプレイした「ワンダースワン」、「ワンダスワンカラー」、「スワンクリスタル」及び「ゲームボーイアドバンス」のゲームのショートレビューです。
レビューは当時旧サイトで書いていたレビューのままでボリュームもありませんが、私のゲーム歴とでも考えていただければ幸いです。
ショートレビューは五十音順に並んでおり、それぞれのショートレビューは、タイトル、メーカー、発売日、ショートレビュー、の順になっています。
なお、「スワンクリスタル」は同じ収納場所になくて、すぐに見つからないので、見つけた場合は写真を追加しておきます。

【ワンダースワン】

競走馬育成シミュレーション KEIBA
INTERBEC
1999年11月2日
タイトル通り、競走馬育成シミュレーションゲームです。ゲームは、わずかばかりの資金と1頭の子馬からスタートします。この1頭を調教→レースを繰り返しながら育てていき、凱旋門賞制覇をめざします。
実際の中央競馬のレーシングプログラムに即しており、競走馬や騎手も実名で登場します。引退後は繁殖に上げることもできるのですが、1度に1頭しか育てられずに単調になりやすいのが残念なところです。

GUNPEY
バンダイ
1999年3月4日
下からせり上がってくるパネルにカーソルを合わせて上下を入れ替え、パネル内に描かれたラインを左右の壁に繋げて消すパズルゲームです。
単純ながら連鎖などを楽しむ奥の深さもある傑作で、「ワンダースワン」のユーザーならぜひともプレイすべきタイトルでしょう。
ちなみにタイトル名の「GUNPEY」は、十字キーや「ゲームボーイ」の生みの親で、本作も作った故・横井軍平にあやかったものです。

子育てクイズ どこでもマイエンジェル
バンダイ/ナムコ
1999年4月15日
アーケードで人気のタイトルを、「ワンダースワン」に移植したものです。クイズに答えて女の子を育てるという育成シミュレーションゲームで、解答結果によって子供がさまざまに成長していきます。
クイズの問題数や、エンディングも豊富に用意されており、繰り返し楽しむことができます。これで女性ユーザーにアピールできれば、「ワンダースワン」も違った展開になっていたことでしょう。

五目並べ&リバーシ 登龍門
サミー
2000年1月13日
定番の五目並べとリバーシがセットになった、登龍門シリーズの1本です。「勝ち抜き戦」では、実力の異なる9人のキャラクターを順番に破っていきます。
AIのレベルはそこそこで、ある程度の実力がある人なら、9人抜きも難しくはないでしょう。ゲームの性格上、白黒画面でも、そんなに不満なくプレイすることができます。

電車でGO!
タイトー
1999年3月4日
大ヒットした電車運転ゲームを、ワンダースワンに移植したものです。グラフィック的にはつらいものがあるのですが、それでも「電車でGO!」の雰囲気は十分に出ています。
また、山陰本線、東海道本線、京浜東北線、山手線と、4つの路線でプレイすることもできます。ワンダースワンのローンチタイトルと考えれば、そんなに悪くはないでしょう。

トランプコレクション ボトムアップ的トランプ生活
ボトムアップ
1999年7月1日
手に入れた一軒家を、トランプ大会で獲得した商品(家具)によって充実させていこうというトランプゲームです。楽しめるのは、大富豪、ページワン、ブラックジャック、ポーカーの4種類です。
敵キャラクターはトランプの種類ごとに得手不得手があり、より強いキャラクターに勝つことで、より多くの経験値がもらえます。携帯ゲーム機の定番タイトルとして、ストレスなく楽しめる1本です。

麻雀 登龍門
サミー
1999年3月4日
本格的な4人打ち麻雀を、6つのトーナメントモードや豊富なキャラクターにより、飽きることなく楽しむことができます。コンピューターのAIもよくできていると思います。
ただ、途中セーブできないのがつらいですし、麻雀パイはかなりチマチマとしています。高齢化社会に逆行したタイトルですね。まぁ、それは携帯ゲーム自体に言えることではありますが・・・。

リング∞(インフィニティ)
バンダイ/角川書店
2000年8月10日
映画「リング」をモチーフにした、「ワンダースワン」お得意のノベルシアターです。マルチシナリオ・マルチエンディングなのは当然のこと、1人目の主人公でゲームをクリアしても、全く別の主人公で違ったシナリオのゲームを楽しむことができます。
怖さはそこそこといったところでしょうか。また、左手だけでプレイできるようになっているのは、親切な措置です。

【ワンダースワンカラー】

アナザヘヴン~memory of those days~
オメガミコット
2000年12月21日
映画版、ドラマ版と世界観を共通しながらも、飯田譲治監修の完全オリジナルストーリーによる、「ワンダースワン」お得意のノベルシアター。
プレイヤーの判断で大きくストーリーが変化するマルチシナリオと、20種類以上の結末を迎えるマルチエンディングが魅力になっています。
もっとも、そのマルチシナリオとマルチエンディングが面倒で、背景がカラーになっているので華やかではあるものの、すべてのエンディングを読むかというと・・・。

XI[sái]Little
バンダイ
2001年12月20日
「プレイステーション」でおなじみのサイコロアクションパズルゲームで、「トライアルモード」、「バトルモード」、「パズルモード」に、オリジナルの「ダンスモード」を追加しています。
このゲームは、当時はレビューを書いていなくて、しっかりとプレイした記憶もなく、今回の記事掲載にあたって追加したうちの1本です。
「ダンスモード」は、下から上がってくるダイスに合わせて、フィールドのダイスを転がし、ダイスが枠に入るまでに、その目と同じ目を出せれば成功になります。

STAR HEARTS ~星と大地の使者~
バンダイ
2001年9月27日
「ワンダースワン」初の本格派アクションRPGとして、「東京ゲームショウ」のバンダイブースでもイチオシのタイトルになっていました。
敵を倒してレベルアップするのではなく、幽閉された妖精たちを解放することでステータスアップするというシステムは、あまり感心できません。
やはり、敵を倒してレベルアップするようにすべきでした。そもそも、アクションRPGではなく、オーソドックスなRPGの方が良かったように思います。

Dark Eyes BATTLE GATE
バンダイ
2001年3月15日
ネットワーク対応のシミュレーションRPGです。「オーガル」と「インファン」の2つのシナリオのいずれかを選び、作戦部隊の隊長としてキャラクターを育て、戦闘をクリアしながら重厚なシナリオを進めていきます。
「ワンダースワン」のタイトル中でも大人が楽しめるタイトルですが、見下ろし画面で斜めにキャラクターを進めるフィールドマップとワンダースワンの上下左右のキー操作に違和感があります。

TERRORS 2
バンダイ
2000年12月21日
ノベルシアター「TERRORS」の続編で、「ワンダースワンカラー」対応でカラーになるとともに、シナリオ量も前作の3倍と大幅にボリュームアップしています。
シナリオは4つで、後藤理沙、上原まゆみ、眞鍋かをり、山川恵里佳、酒井若菜、村田あゆみ、といった人気アイドルを起用しています。シナリオはそれなりに楽しめますが、グラフィックはあまり鮮明ではありません。

ファイナルファンタジーII
スクウェア
2001年5月3日
「ファイナルファンタジーII」のシステムやストーリーはそのままに、「ワンダースワンカラー」でよりグラフィックや操作性を向上させてリメイクしたものです。
原作はプレイしていないのですが、よくできたオーソドックスなRPGといった印象です。今、先入観なしにプレイすると、こんな感想になってしまうのでしょうか。
ちなみに、ひらがな、カタカナのオンパレードには参りました。適当に漢字を織り交ぜてほしいところです。

FINAL LAP Special
バンダイ
2001年11月15日
「FLNAL LAP」シリーズを、フォーミュラカーだけでなく、GTマシンでも楽しめるようにしたものです。
カラーになった分、グラフィックは美しくなっていますが、難易度的には易しいわけではなく、同じコースを何度も走り込む必要があります。
意外と硬派なタイトルというわけですが、16ビット級のグラフィックなら、もうちょっとサクサクと勝ち進めても良かったように思います。

三毛猫ホームズ ゴーストパニック
光文社
2001年4月26日
赤川次郎原作の人気推理小説「三毛猫ホームズ」シリーズを、ページをめくるような感覚で楽しめるサウンドコミックにしたものです。
ノベルシアターは何作もある「ワンダースワン」ですが、こうしたサウンドコミックも携帯ゲーム機には適しており、コンテンツ次第では楽しめるものになるのではないでしょうか。
本作は、赤川次郎ファンでなければあまり楽しめないかもしれません。私はそうでした。

LAST ALIVE
バンダイ
2001年7月26日
ノベルシアターです。高校時代の親友の船上結婚披露パーティに出席した主人公が、豪華客船の出航地でテロリストの蜂起に巻き込まれます。時を同じくして修学旅行に訪れた女子高生たちも、同じ事件に遭遇してしまいます。
本作では、両者の視点からプレイするマルチサイトシステムを採用しており、中盤からの展開はまるで「ポセイドンアドベンチャー」のようです!
やはり、安藤希、仲根かすみ、上原まゆみ、といった人気アイドルが登場します。

【ゲームボーイアドバンス】

一石八鳥~これ1本で8種類!~
コナミ
2002年3月28日
「麻雀」(3人打ち/4人打ち)、「花札」(こいこい/花合わせ)、「トランプ」(スピード/神経衰弱/大富豪/ポーカー)で8種類という計算で、「トランプ」で4種類はともかく「麻雀」と「花札」が2種類ずつなのは少し強引な気がします。
もっとも、「麻雀」、「花札」、「トランプ」というオーソドックスな組み合わせなので十分に楽しめるし、1本のカートリッジで4人まで対戦可能になっているため気軽に対戦できるのも嬉しいところです。

NHL 2002
ELECTRONIC ARTS
2001年9月17日発売
ELECTRONIC ARTSお得意のスポーツゲームです。私は、「プレイステーション」の「NHL2001」をプレイしていますが、それに負けないほどのグラフィック、プレイヤーの動き、モードの多さを実現させているのには驚かされます。
「ゲームボーイアドバンス」でも、やればここまでできるんだという見本みたいなものです。日本のゲームメーカーも、頑張ってほしいところです。

全日本GT選手権
ケムコ
2001年3月21日
「全日本GT選手権」のマシン、コースが実名で登場し、実際のレースプログラムに従ってシリーズが進んでいくレースゲームです。
スープラ、GT-R、NSXなどがチームカラーを施されたマシンで登場するとあって大いに期待していたのですが、「ゲームボーイ」から大きな進化が見られない操作性、暗い画面にはがっかりでした。
「ゲームボーイアドバンス」のローンチタイトルとしては、こんなものだったのでしょうか。

チューチューロケット!
セガ
2001年3月21日
ドタバタアクションパズルゲームです。ネズミの「チューチュー」をやじるしパネルで誘導して自分のロケットに集めるのですが、ねこの「カプカプ」がロケットに入ると集めたネズミが減ってしまいます。
コンピュータと対戦する「4プレイヤーバトル」、30秒以内にステージごとに決まっている条件をクリアする「ステージチャレンジモード」、すべてのネズミをロケットに入れる「パズルモード」などがあります。
私は「ドリームキャスト」版も持っていますが、アクションパズルとしての完成度は高く、「ゲームボーイアドバンス」版でも同様に楽しめます。

ナポレオン
任天堂
2001年3月21日
ナポレオンとなって指揮官や兵士に指示を与えていく、リアルタイムウォーシミュレーションゲームです。
「ゲームボーイアドバンス」初期のタイトルとしては大人向きにできているのは評価できるのですが、はっきり言ってデキはあまり良くありません。
私は、ハワイへ行く機中用に買ったのですが、長くは続けられず時間を持て余してしまいました。

PITFALL: THE MAYAN ADVENTURE
MAJESCO SALES/PIPE DREAM
2001年6月11日
パソコンや「スーパーファミコン」で人気となった横スクロールタイプのアクションゲームを、「ゲームボーイアドバンス」に移植したものです。
ハワイでグラフィックの美しさから帰りの機中用に買ったのですが、難しさのあまり一向に先に進めず、時間を持て余してしまいました。
日本に帰ってからも遅々として進まず、美しいグラフィックを堪能することができません。チートコードを利用すればいいのですが、それでは味気ないですから。

FORMULA ONE 2000
TAKE 2 INTERACTIVE
2000年12月18日
FIAのライセンスを取得して1999年のF1を再現したレースゲームです。「ゲームボーイカラー」だけに、グラフィック、操作性はこんなものかなといったところですが、発売されたところに意味があるのでしょう。
また、ドライバー紹介や、F1の歴史が見られるモードがあるのも、評価できるところです。日本での発売がないのはもちろんのこと、アメリカでも希少なタイトルだったようです。

ブレス オブ ファイア 竜の戦士
カプコン
2001年3月16日
「ブレス オブ ファイア」のシステムやストーリーはそのままに、「ゲームボーイアドバンス」用にリニューアルしたものです。原作はプレイしていないのですが、よくできたオーソドックスなRPGといった感じです。
キャラクターも魅力的ですが、セーブデータが1つしか作れないというのは不親切で、行き詰まってしまった際には一からやり直さざるを得ないのは残念です。また、ひらがな、カタカナのオンパレードも、ご勘弁願いたいところです。

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