「Xbox 360」用ヘッドセット」は、マイクロソフト純正品の場合には、本体価格が2500円で、実質価格も2000円弱と決して安いわけではありません。
ヘッドセットは、消耗品であり、頻繁にオンラインプレイする人の場合には、寿命は1年ぐらいと考えても構わないでしょう。実際、私は、Xboxのヘッドセットの寿命が1年程度で、既に4つのヘッドセットを使っています。
また、「Xbox 360ヘッドセット」は、純正のコントローラー以外のサードパーティのコントローラーとの相性が悪いのか、相手方に対し、人によっては不快なノイズが出っ放しという状態に陥っています。
サードパーティのコントローラーは、純正のコントローラーよりもデキの良いものが多いにもかかわらず、オンラインプレイでヘッドセットを使ってのプレイがやりづらいというわけです。
そんな折、サードパーティから極めて安価なヘッドセットが発売されました。PLAY-ASIA.COMの期間限定(?)ではあるのですが、1000円でお釣りが来るというバジェットプライスなのです。
そのヘッドセットは、京王子(GAMESON)の「XB360 ONLINE HEADSET」と、SAM-GROUPの「DRAGON PRODUCT SERIES」の「DRAGON 360 INTERNET HEADPHONE SET」です。
この2つ、パッケージこそ違うのですが、実は全く同じ商品のようです。同じ会社が(地域ごとに)別ブランドで展開しているのか、いずれかが製造したものをOEM供給(相手先ブランドによる供給)しているということなのでしょう。
実際、「XB360 ONLINE HEADSET」は、「XB360オンラインヘッドホン」という日本名もあり、ほぼすべての説明文に日本語が併記されています。
ただ、「XB360コントローラかXB360の無線のコントローラのために」といった翻訳ソフトで直訳したような説明文が多く、日本との接点はまだ薄いということが露呈してしまっています。
また、これらのヘッドセットは、マイクロソフトのライセンスを受けてはおらず、品質基準もライセンス商品ほどの厳しさはないようで、このあたりにも価格の安さの秘密がありそうです。
それでは、ヘッドセットの特徴を見ていくことにしましょう。ヘッドセットの形状は、マイクロソフト純正品に似ており、質感もそれほど見劣りするわけではありません。
純正品がイヤーパッドとマイクロフォンのスポンジの色を変えているのに対し、こちらは全体をグレーとホワイトのツートーンで統一しており、スッキリしてシャープな印象を受けます。
可動部は、ヘッドセットのサイズの調節、マイクロフォンの自由な角度調節、は同じですが、純正品がイヤフォンの角度を変えられるのに対し、こちらは反対側の角度を変えられるようになっています。
実際に装着してみると、どちらも不都合を感じることなくフィットするので、特に問題とはならないでしょう。ボリュームスイッチとミュートスイッチは、純正品に酷似しており、サイズが微妙に異なるだけになっています。
さて、ヘッドセッドの形状、質感、装着感に問題がないとすれば、残すは、イヤフォンとマイクロフォンの音質と、サードパーティのコントローラーに使ってノイズが出ないかどうかということになります。
まず、イヤフォンとマイクロフォンの音質ですが、人に協力してもらって純正のヘッドセットと比較してみたところ、こちらの音量が心なしか相手方に小さく聞こえるようですが、こちらのイヤフォンは音質・音量ともに全くと言っていいほど問題はありません。
次に、サードパーティのコントローラーに使ってノイズが出ないかどうかですが、残念ながらノイズが収まるということはありませんでした。純正のヘッドセットよりもノイズ量は小さくなるようですが、その分、音量も小さくなるといった具合です。
サードパーティのコントローラーは、ポートの端子の感度が良すぎるのかもしれません。もっとも、これは、このヘッドセットの問題ではありませんし、ヘッドセット自体は十分に使えるもので、コストパフォーマンスも高いため、予備のヘッドセットとして買っておくというのは悪くはない考えだと思います。
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