「Xbox 360プレス発表会」が2005年9月15日、東京・渋谷のホテルで開催されました。同発表会は、「Xbox Summit 2005」とは異なり、ビジネスライクに進められています。
まず、「Xbox 360」の現況についてふれ、2006年末までに100本以上を発売することを言明、「ブルードラゴン」、「ロストオデッセイ」については年末に新情報を公開することが伝えられています。
次に、「ハイデフエンターテインメント体験」と「東京ゲームショウ2005 Xbox 360ブース」について語られています。最後に、「Xbox 360」発売に関する発表が行われ、日本では2005年12月10日、3万9795円で発売することが公表されています。
日本では、ハードディスク付きのみが発売されますが、これについては日本ではブロードバンドが整備されており、「ファイナルファンタジーXI」などハードディスクが必要なコンテンツが多いことから、このように決まったとのことです。ただし、将来的には、ハードディスクのないコアシステムが発売される可能性もあるそうです。
同梱物は、Xbox 360本体、ハードディスク(20GB)、ワイヤレスコントローラー(1個)、メディアリモコン(1個)、D端子HDAVケーブル(1本)、LANケーブル(1本)、ACアダプター(1本)、取扱説明書(1部)、単三乾電池(4本)となっています。
また、「Xbox 360発売記念パック」には「ヘッドセット」も同梱されます。必要な物はとりあえずそろっており、人によっては「プレイ&チャージキット」(2100円)と「リチャージブルバッテリーパック」(1300円)や「SビデオAVケーブル」(2625円)を足せばOKといったところでしょう。
ローンチタイトルは、「リッジレーサー6」、「フレームシティ」、「DEAD OR ALIVE 4」、「トム・クランシーシリーズ ゴーストリコン アドバンスウォーファイター」、「エム~エンチャント・アーム~」、「テトリス ザ・グランドマスターエース」、「エブリパーティ」の7本となっています。
固定ファンのついたタイトルやメーカーもありますが、幅広いユーザーに訴求できるのは「リッジレーサー6」だけですから、「ONLY ON XBOX」としてどこまで新規ユーザーを引っ張れるかがスタートダッシュの鍵となりそうです。ちなみに、ソフトの価格は、現行「Xbox」と大差ないとのことです。
また、最大の関心事であった本体のリージョンですが、残念ながら地域ごとにリージョンがあることが判明しました。既報のタイトルラインナップを見ても分かる通り、海外タイトルは”厳選”されていますから、この厳選から漏れる傑作・秀作は計り知れず、今回も北米版本体は必須となりそうな状況です。
さて、気を取り直して、恒例のおみやげ紹介です。プレスリリース、タイトル素材CD-ROM、「XBOX 360プレミアムブック」、「DESTROY BEAUTY An Inside Look at Gears of War」、「Xbox 360カードケース」、「N3ペンライト」となっています。
最初の2つは純然たるプレスキット、プレミアムブックは「東京ゲームショウ」や店頭などで配布されると思われるB5版36ページのハードとソフトの紹介冊子、です。
「DESTROY BEAUTY」は、「Gears of War」のコンセプトアートブックで、ちょっとした絵本ぐらいのボリュームはあります。
「Xboxカードケース」は名前の通りで、「N3ペンライト」は光らせると「N3」のロゴが浮かび上がるというスグレモノです。
おみやげ自体はしっかりしていますが、本体のリージョンフリーという大きなおみやげがほしかったところです。
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