「エブリパーティ」は、「Xbox 360」のローンチタイトルとして2005年12月10日に発売されたすごろく状のパーティゲームです。
プロデューサー兼ディレクターがゲームリパブリックの岡本吉起で、キャラクターデザインをさくらももこが担当し、「神のちからっ子新聞」からインスパイアされたキャラクターが登場しています。
ひとりで遊ぶ、なかまと遊ぶ、ミニゲームで遊ぶ、マイキャラで遊ぶ、Xbox Liveで遊ぶなど、遊び方も色々で、遊び本来の面白さを再発見することができます。
私も「エブリパーティ」はけっこうプレイしていて、それなりに楽しむことができ、実績は715/1000まで解除しています。
「ボードゲーム版エブリパーティ」は、「エブリパーティ」をボードゲームとして楽しめるようにしたもので、2005年7月25日に開催された「Xbox Summit 2005」で参加者に配布されています。
テレビゲーム版「エブリパーティ」がリリースされる日より4ヵ月半も早くボードゲーム版をプレイすることができたというわけです。
「ボードゲーム版エブリパーティ」もいわゆる「すごろく」で、ルーレットを回して出た目だけ自分のコマを進め、1番先に「あがり」に着いた人が勝ちになります。プレイ人数は2~4人で、プレイ時間の目安は20~30分です。
ゲームの備品は、「マップ」、「プレイヤーコマ(コマ)」、「ちからっ子チップ(チップ)」、「メダル」、「ルーレット」、「ちからっ子カード」、があります。
「ボード」は、4パーツを1セットにして組み立てるのですが、表と裏と2種類のマップがあるため新鮮な気持ちで長く楽しむことができます。
「プレイヤーコマ(コマ)」は、4種類あり、台に差し込んで使います。
「ちからっ子チップ(チップ)」は、4色×8枚=32枚あり、まとめて場に置きます。
「メダル」は、48枚あり、まとめて場に置きます。
「きほんルーレット」は、4セットあり、「きほんルーレット」を組み立て、それぞれのプレイヤーが使います。
「ルーレットカード」は、25枚あり、プレイヤーが所有するもの以外をよく混ぜて山札にし、まとめて場に置きます。
「ちからっ子カード」は、20枚あり、まとめて場に置きます。
各プレイヤーは、「ひよう」、「つかいすて」以外のルーレット1つを山札から引いて、所有ルーレットにします。
ゲームは、以下のように進みます。
じゃんけんなどで初めの手番プレイヤーを決めたら、手番プレイヤーが、以下のアクションを順番に行います。
ルーレットの宣言→ルーレットを回す→ルーレットの特殊効果の適用→コマの移動→とまったマスの効果の適用。
手番プレイヤーのすべてのアクションが終わったら、左隣のプレイヤーが次の手番プレイヤーになります。
ルーレットの宣言は、所有ルーレットの中からその手番で使うものを1つ選んで宣言します。
ルーレットを回すは、選んだルーレットを回して効果を決めます。ルーレットの効果には、「特殊効果」と「移動力」またはその両方があるものもあります。
ルーレットの特殊効果の適用は、「特殊効果」があった場合に適用します。
コマの移動は、ルーレットの効果に「移動力」があれば、そのマス数だけコマを進めます。
とまったマスの効果の適用は、マスには「すたーと」、「あがり」、「ちからっ子」、「?」、「みち」の5種類があり、その効果が適用されます。
このようにしてゲームを進め、プレイヤーの1人が「あがり」マスにちょうど止まったら終了になります。「あがり」マスに止まったプレイヤーの勝ちで、2位以下はありません。
ルーレットの特殊効果には以下のものがあり、それぞれに1種類から4種類の内容があります。
「なまけものルーレット」、「らっきー7? ルーレット」、「るーれっとルーレット」、「ちからっ子ルーレット」、「ちょきんルーレット」、「よこどりルーレット」、「すきっぷルーレット」、「さびしんぼルーレット」、「いじわるルーレット」、「どりーむルーレット」。
マスの効果には以下のものがあり、@にはリソースなどの数が入ります。
「メダル@GET!」、「ルーレット@GET!」、「ちからっ子@GET!」、「メダル@よこどり」、「ルーレット@よこどり」、「ちからっ子@よこどり」、「メダル@すてる」、「ルーレット@すてる」、「ちからっ子@すてる」、「ルーレット@あげる」、「@マスすすむ」、「あがりにすすむ」、「@マスもどる」、「すたーとにもどる」、「1回やすむ」。
「ボードゲーム版エブリパーティ」を簡単に紹介しましたが、「Xbox Summit 2005」で参加者に配布するだけで終わらせるにはもったいないほどしっかりと作られており、1500円ぐらいで一般に販売していても良かったぐらいです。
これをもらった人で実際にプレイした人はあまりいないのではないかと思いますが、ゲームの備品を眺めたりルール解説を読んだりしていれば、「Xbox 360」版「エブリパーティ」のゲーム内容もそれなりに分かっていたことと思います。
「Xbox 360」版「エブリパーティ」は、テレビゲームらしく豊富なマップとミニゲームも加わっており、一層やりごたえのあるゲームに仕上がっています。
「おはなしすごろく」には全部で20種類のマップがあり、ミニゲームには「ノーマルミニゲーム」(14種類)、「イベントミニゲーム」(14種類)、「ちからっ子ミニゲーム」(4種類)があり、私も楽しみながらプレイすることができました。
テレビゲーム本編も楽しむことができたのですが、「ボードゲーム版エブリパーティ」もノベルティとしてはなかなか良かったと思います。
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