「’93 ミリオンカードカップレース ラウンド1 鈴鹿」

1993年3月20、21日/鈴鹿サーキット
全日本F3000選手権第1戦です。予選は、以下の通りです。

1. 8 マルコ・アピチェラ(童夢F103i 無限 DL)1.42.483R
2. 25 ロス・チーヴァー(レイナード93D 無限 BS)1.42.496R
3. 19 星野一義(ローラT92-50 DFV BS)1.42.577R
4. 11 エディー・アーヴァイン(ローラT92-50 無限 DL)1.42.686R
5. 3 黒澤琢弥(ローラT92-50 DFV BS)1.42.758R
6. 77 鈴木利男(ローラT92-50 DFV BS)1.43.418
7. 20 アンドリュー・ギルバート・スコット(ローラT92-50 無限 BS)1.43.464
8. 10 ハインツ・ハラルド・フレンツェン(ローラT93-50 無限 BS)1.43.548
9. 36 関谷正徳(レイナード93D)1.43.907
10. 98 服部尚貴(ローラT93-50 無限 BS)1.43.978
11. 1 マウロ・マルティニ(ローラT93-50 無限 BS)1.43.980
12. 5 ジェフ・クロスノフ(ローラT93-50 無限 DL)1.43.985
13. 14 影山正彦(レイナード93D 無限 BS)1.44.248
14. 61 トーマス・ダニエルソン(ローラT93-50 DFV DL)1.44.281
15. 21 ローランド・ラッツェンバーガー(ローラT93-50 無限 BS)1.44.523
16. 88 エマヌュエル・ナスペッティ(童夢F103i 無限 DL)1.45.049
17. 16 和田久(ローラT93-50 無限 BS)1.45.100
18. 28 パウロ・カーカッシ(レイナード93D 無限 DL)1.45.151
19. 37 ミカ・サロ(ローラT93-50 無限 YH)1.45.585
20. 7 高橋国光(ローラT92-50 無限 YH)1.45.651
21. 26 石川朗(レイナード93D 無限 BS)1.45.722
22. 17 和田孝夫(ローラT92-50 無限 YH)1.45.931
23. 15 檜井保孝(レイナード93D 無限 BS)1.46.233
24. 2 伊藤直澄(ローラT92-50 無限 DL)1.48.423

結果は、ロス・チーヴァーが逃げ切り、開幕戦2連勝。星野一義が復活を告げる2位となっています。93ローラ勢は重いシャシーの開発が進まず総崩れ、サロの13位が最高でした。
また、サポートイベントのF3は豪華メンバーで、予選トップ10だけ記しておきます。

1. 7 トム・クリステンセン(トムス033F トヨタ)1.2.00.744R
2. 18 リカルド・リデル(トムス033F トヨタ)2.01.213R
3. 44 中野信治(ダラーラF393 無限2.02.307
4. 9 田中哲也(トムス033F トヨタ)2.02.534
5. 33 光貞秀俊(トムス033F トヨタ)2.02.610
6. 8 高木虎之介(トムス033F トヨタ)2.02.877
7. 4 井上隆智穂(ダラーラF393 無限)2.02.966
8. 36 藤村満男(ダラーラF393 無限)2.03.382
9. 3 アンソニー・リード(ナップJK-26 オペル)2.03.818
10. 45 山本勝巳(ダラーラF393 無限)2.03.629

結果は、トム・クリステンセンが逃げ切り、アンソニー・リードが2位、田中哲也が3位でした。

読み物のトップは、「F3000 意外性ならルーキー VS 勢いなら成長株 VS 強さなら外国人 VS 読みならベテランも」です。
ルーキーは、石川朗、檜井保孝、伊藤直澄。3人とも、全日本F3選手権からのステップアップで、石川朗は「オフシーズンのテストで、かなり手応えがつかめた。乗りこなせるところまできたと思う。今後は、攻める走りをしていきたい」と話しています。
成長株は、鈴木利男。オフシーズンのテストでもベストタイムを連発しており、昨年からの好調さを持続しています。4シーズン目の黒澤琢弥、3シーズン目の服部尚貴は、前者が常にポールポジション争いに加わるようになり、後者が昨年最終戦でポール・トゥ・フィニッシュを決めています。
外国人選手は、マウロ・マルティニとロス・チーヴァー。マルティニはローラのワークスチームであるノバ・エンジニアリング、チーヴァーはレイナードのワークスチームであるチーム・ルマンからのエントリーです。ハインツ・ハラルド・フレンツェンにも期待できます。
ベテランは、星野一義。今年から、ニスモの水野監督をテクニカルアドバイザーに、宮坂エンジニアをチーフに、それぞれ迎え入れてサポート体制を強化しています。
マシン面では、ローラとレイナードがシーケンシャルトランスミッションを横置きにマウントしています。

「激戦F3 可能性のルーキー VS 上のシートを狙う注目株 VS 切れ味の外国人勢」。
ルーキーは、19歳の高木虎之介で、セルモのメンテナンスで参戦しますが、テストでも好調なタイムをマークしています。
注目株は、昨年のランキング7位・田中哲也と、チームを移籍した中野信治。
外国人勢は、アンソニー・リード、リカルド・リデル、トム・クリステンセン。
「日本で初めてフォーミュラが走った日」は、「第2回 日本グランプリ・JAFトロフィーレース」です。ブラバム・レプコのM・ナイトが15周レースを38分46秒4で圧勝し、ピーター・ウォーのロータス27が2位に入っています。

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