「プロ野球スピリッツ3」ウォークスルー&レビュー

【GENRE】
スポーツ/プロ野球

【PUB./DEV.】
コナミデジタルエンタテインメント/パワプロプロダクション

【RELEASE DATE】
2006/04/06

【OUTLINE】
リアル系プロ野球ゲームで、2006年2月上旬時点のデータを搭載しています。収録選手数は600人に達し、そのすべてが顔3Dモデルや能力を個別に丁寧に再現しています。
また、多彩なモードは12に及び、すぐにプレイできるシンプルなゲームモードから、じっくりと時間をかけて楽しめるモードまで、さまざまな遊び方に対応させています。
「Xbox 360」版では、Xbox LIVEにより他のプレイヤーとのオンライン対戦が可能になっています。

【GAME MODE】
マジペナント
好きなチームを選び、ペナントレースを勝ち抜いてリーグ優勝し、日本一をめざすモードです。
最初にペナントレースの日程とチームを決めます。「公式日程」は実際のペナントを元に組まれた日程で、「短縮日程」は1ヵ月を7日に換算した全30試合の短い日程で、いずれを選んでも実績を解除することができます。
次に、ユーザー設定を行います。「マイ設定」は、ユーティリティの「マイ設定」で決めた設定です。
「初心者向け」は、簡単な操作で試合ができる初心者向けの設定です。
「シンプルリアル」は、「初心者向け」と同様ながら投球スピードが現実とほぼと同じ設定です。
「スタンダード」は、本作の最も基本的な操作ができる設定です。
「パワプロライク」は、「実況パワフルプロ野球」シリーズ風の操作設定です。
「プロ仕様」は、ほとんどの操作を自分で行う、腕に自身がある人向けの設定です。
「カスタマイズ」は、操作設定を自分で細かく決めることができる設定です。
これらの設定は、ペナントレース開幕後も自由に変更することができるため、最初は「初心者」か「シンプルリアル」を選び、途中から「スタンダード」にするのがいいかもしれません。
「ゲーム設定」は、ゲームのさまざまな設定を選ぶことができます。
「ペナント設定」では、以下のことが行えます。
「COMトレードルール」は、「自由」にすると他チーム間でトレード起こり、「自分とのみ」にすると自チームとのみトレードが起こり、「なし」にするとトレードが起こらなくなります。
「COM外国人途中入団」は、ペナント中の他チームへの外国人選手途中入団あり/なしを設定します。
「雨天中止」は、試合の雨天中止のあり/なしを設定しますが、短縮日程では設定できません。
「試合設定」では、以下のことが行えます。
「エラー」は、選手がエラーする可能性のあり/なしを設定します。
「ケガ」は、選手がけがをする可能性のあり/なしを設定します。「リプレイ」は、「あり」に設定すると、場面に応じて自動でリプレイが起こります。
「解説者」は、解説者の人選を、おまかせ/パターン1~4に設定することができます。解説者は、田尾安志、立川光男、宮本和知、西崎幸広の4人です。

ペナントは、オフシーズンから始まります。
「ペナントルートの設定」では、以下のことが行えます。
「ドラフト」は、日本人の新戦力を獲得することができ、「スピリッツ」で作った選手を参加させることもできます。1年目には2005年の実在ドラフト選手が登場し、「自由に指名」を選ぶと自分で選手を指名することができ、「指名を再現」を選ぶと現実通りのドラフト結果になります。2年目以降は、架空の選手が登場します。
「FA(フリーエージェント)」は、FA宣言した選手を獲得することができ、「スピリッツ」で作った選手を参加させることもできます。「自由に選択」を選ぶと自分で選手を指名することができ、「指名を再現」を選ぶと現実通りのFA結果になります。
「トライアウト」は、2年目以降、自由契約になった選手を獲得できます。
「キャンプ」は、野手に新たなポジションの練習をさせたり、投手に先発/リリーフの練習をさせたりする「コンバート」、開幕に合わせて調子を整える「開幕練習」が行えます。
選手登録は、1軍と2軍の選手を入れ替えられます。もちろん、ペナントレース中でも、入れ替えは可能です。
投手調整指示は、「先発」、「リリーフ」、「休息」の3つの指示が行えます。
「先発」を指示すると、1日ごとに「先発スタミナ」が溜まり、これが多いほど試合で長く投球できます。
「リリーフ」を指示すると、リリーフ投手としていつでも登板できるようになり、試合のない日にのみ大幅に疲労が回復します。
「休息」は、疲労を大きく回復させますが、この間に試合に登板させても、まともな投球はできません。

ペナントが始まると、以下のことが行えます。
「試合へ(翌日へ)」は、試合を開始することができます。試合のない日は、「翌日へ」が表示されます。
「日程表」は、1ヵ月分の日程を見ることができます。
「采配」は、「人事メニュー」が行えます。「選手登録」、「背番号設定」(背番号の変更)、「登録名タイプ変更」(選手の登録名表示を姓のみや名前のみへの変更)、「オリジナル外国人獲得」(「スピリッツ」で作った外国人選手などの入団)、「トレード」(トレードの要請で、1度に3対3まで)、「自由契約」があります。
「ミッション」は、さまざまな「ミッション」があり、クリア条件を達成すると、「ミッションクリアポイント」(MCP)がもらえたり、選手の能力が上がったりします。重要なミッションは自動的に発生しますが、自由に発生させられるミッションもあります。
「選手情報」は、各選手の成績や獲得MCPを確認できます。「公式記録」は、ペナントレースのさまざまな記録や成績を見ることかできます。
「設定」は、ゲームの設定を変えることができ、「ペナント設定」、「試合設定」、「ユーザー設定」が行えます。「セーブ&終了」は、現在の状況をセーブして、「マジペナント」を終えられます。

MVPペナント
好きなチームを選び、ペナントレースを勝ち抜いてリーグ優勝し、日本一をめざすモードです。このモードでは、選手1人を選び、その選手だけを操作してペナントレースを勝ち抜いていきます。
最初にペナントレースの日程とチームと選手を決めます。「公式日程」は実際のペナントを元に組まれた日程で、「短縮日程」は1ヵ月を7日に換算した全30試合の短い日程で、いずれを選んでも実績を解除することができます。
次に、「ゲーム設定」を行います。「ゲーム設定」は、ゲームのさまざまな設定を選ぶことができます。
「ペナント設定」では、以下のことが行えます。
「COMトレードルール」は、「自由」にすると他チーム間でトレード起こり、「自分とのみ」にすると自チームとのみトレードが起こり、「なし」にするとトレードが起こらなくなります。
「COM外国人途中入団」は、ペナント中の他チームへの外国人選手途中入団あり/なしを設定します。
「雨天中止」は、試合の雨天中止のあり/なしを設定しますが、短縮日程では設定できません。
「試合設定」では、以下のことが行えます。
「エラー」は、選手がエラーする可能性のあり/なしを設定します。
「ケガ」は、選手がけがをする可能性のあり/なしを設定します。
「リプレイ」は、「あり」に設定すると、場面に応じて自動でリプレイが起こります。
「解説者」は、解説者の人選を、おまかせ/パターン1~4に設定することができます。解説者は、田尾安志、立川光男、宮本和知、西崎幸広の4人です。

ペナントが始まると、以下のことが行えます。「試合へ(翌日へ)」は、試合を開始することができます。試合のない日は、「翌日へ」が表示されます。
「日程表」は、1ヵ月分の日程を見ることができます。
「ミッション」は、さまざまな「ミッション」があり、クリア条件を達成すると、「ミッションクリアポイント」(MCP)がもらえたり、選手の能力が上がったりします。重要なミッションは自動的に発生しますが、自由に発生させられるミッションもあります。
「パーソナル」は、自分の今までの記録や能力を見ることができます。「公式記録」は、ペナントレースのさまざまな記録や成績を見ることかできます。
「設定」は、ゲームの設定を変えることができ、「ペナント設定」、「試合設定」、「ユーザー設定」が行えます。「セーブ&終了」は、現在の状況をセーブして、「マジペナント」を終えられます。

名将ペナント
好きなチームを選び、ペナントレースを勝ち抜いてリーグ優勝し、日本一をめざすモードです。このモードでは、監督となって選手の起用やチーム方針などの采配を行いますが、選手の操作は行いません。
最初にペナントレースの日程とチームと監督を決めます。監督は、「スピリッツ」で作ったオリジナル選手を起用することもできます。「公式日程」は実際のペナントを元に組まれた日程で、「短縮日程」は1ヵ月を7日に換算した全30試合の短い日程で、いずれを選んでも実績を解除することができます。
次に、「ゲーム設定」を行います。「ゲーム設定」は、ゲームのさまざまな設定を選ぶことができます。
「ペナント設定」では、以下のことが行えます。
「COMトレードルール」は、「自由」にすると他チーム間でトレード起こり、「自分とのみ」にすると自チームとのみトレードが起こり、「なし」にするとトレードが起こらなくなります。
「COM外国人途中入団」は、ペナント中の他チームへの外国人選手途中入団あり/なしを設定します。
「雨天中止」は、試合の雨天中止のあり/なしを設定しますが、短縮日程では設定できません。
「試合設定」では、以下のことが行えます。
「エラー」は、選手がエラーする可能性のあり/なしを設定します。「ケガ」は、選手がけがをする可能性のあり/なしを設定します。
「リプレイ」は、「あり」に設定すると、場面に応じて自動でリプレイが起こります。
「解説者」は、解説者の人選を、おまかせ/パターン1~4に設定することができます。解説者は、田尾安志、立川光男、宮本和知、西崎幸広の4人です。

ペナントは、オフシーズンから始まります。
「ペナントルートの設定」では、以下のことが行えます。
「ドラフト」は、日本人の新戦力を獲得することができ、「スピリッツ」で作った選手を参加させることもできます。1年目には2005年の実在ドラフト選手が登場し、「自由に指名」を選ぶと自分で選手を指名することができ、「指名を再現」を選ぶと現実通りのドラフト結果になります。2年目以降は、架空の選手が登場します。
「FA(フリーエージェント)」は、FA宣言した選手を獲得することができ、「スピリッツ」で作った選手を参加させることもできます。「自由に選択」を選ぶと自分で選手を指名することができ、「指名を再現」を選ぶと現実通りのFA結果になります。
「トライアウト」は、2年目以降、自由契約になった選手を獲得できます。
「キャンプ」は、野手に新たなポジションの練習をさせたり、投手に先発/リリーフの練習をさせたりする「コンバート」、開幕に合わせて調子を整える「開幕練習」が行えます。
選手登録は、1軍と2軍の選手を入れ替えられます。もちろん、ペナントレース中でも、入れ替えは可能です。
投手調整指示は、「先発」、「リリーフ」、「休息」の3つの指示が行えます。
「先発」を指示すると、1日ごとに「先発スタミナ」が溜まり、これが多いほど試合で長く投球できます。
「リリーフ」を指示すると、リリーフ投手としていつでも登板できるようになり、試合のない日にのみ大幅に疲労が回復します。
「休息」は、疲労を大きく回復させますが、この間に試合に登板させても、まともな投球はできません。

ペナントが始まると、以下のことが行えます。
「試合へ(翌日へ)」は、試合を開始することができます。試合のない日は、「翌日へ」が表示されます。
「日程表」は、1ヵ月分の日程を見ることができます。
「采配」は、「人事メニュー」と「チームアレンジメニュー」が行えます。
「人事メニュー」は、「選手登録」、「背番号設定」(背番号の変更)、「登録名タイプ変更」(選手の登録名表示を姓のみや名前のみへの変更)、「オリジナル外国人獲得」(「スピリッツ」で作った外国人選手などの入団)、「トレード」(トレードの要請で、1度に3対3まで)、「自由契約」があります。
「チームアレンジメニュー」は、「チーム方針」(野手交代や盗塁、バントの頻度、オーダーで重視する項目などチーム全体の方針の決定)、「オーダー」(DH制あり(なし)の時のベストオーダーと対左オーダー)、「投手起用法」(先発、中継ぎ、抑えの選手の設定)、「投手起用条件」(投手の想定投球回数や許失点などの試合時の起用条件)、「野手起用条件」(野手ごとの信頼度レベルを設定することによる試合出場機会の増減)があります。
「ミッション」は、さまざまな「ミッション」があり、クリア条件を達成すると、「ミッションクリアポイント」(MCP)がもらえたり、選手の能力が上がったりします。重要なミッションは自動的に発生しますが、自由に発生させられるミッションもあります。
「選手情報」は、各選手の成績や獲得MCPを確認できます。「公式記録」は、ペナントレースのさまざまな記録や成績を見ることかできます。
「設定」は、ゲームの設定を変えることができ、「ペナント設定」、「試合設定」、「ユーザー設定」が行えます。「セーブ&終了」は、現在の状況をセーブして、「名将ペナント」を終えられます。

フリーペナント
好きなチームを選び、ペナントレースを勝ち抜いてリーグ優勝し、日本一をめざすモードです。このモードでは、編成を変えたチームを使ったり、ペナント日程をスキップしたりできます。
最初にペナントレースの日程とチームを決めます。「公式日程」は実際のペナントを元に組まれた日程で、「短縮日程」は1ヵ月を7日に換算した全30試合の短い日程で、いずれを選んでも実績を解除することができます。
次に、ユーザー設定を行います。「マイ設定」は、ユーティリティの「マイ設定」で決めた設定です。
「初心者向け」は、簡単な操作で試合ができる初心者向けの設定です。
「シンプルリアル」は、「初心者向け」と同様ながら投球スピードが現実とほぼと同じ設定です。
「スタンダード」は、本作の最も基本的な操作ができる設定です。
「パワプロライク」は、「実況パワフルプロ野球」シリーズ風の操作設定です。
「プロ仕様」は、ほとんどの操作を自分で行う、腕に自身がある人向けの設定です。
「カスタマイズ」は、操作設定を自分で細かく決めることができます。
この設定は、ペナントレース開幕後も自由に変更することができるため、最初は「初心者」か「シンプルリアル」を選び、途中から「スタンダード」にするのがいいかもしれません。

「ゲーム設定」は、ゲームのさまざまな設定を選ぶことができます。
「ペナント設定」では、以下のことが行えます。
「COMトレードルール」は、「自由」にすると他チーム間でトレード起こり、「自分とのみ」にすると自チームとのみトレードが起こり、「なし」にするとトレードが起こらなくなります。
「COM外国人途中入団」は、ペナント中の他チームへの外国人選手途中入団あり/なしを設定します。
「雨天中止」は、試合の雨天中止のあり/なしを設定しますが、短縮日程では設定できません。
「試合中操作」は、「チーム」にすると試合中に全選手を操作し、「フィールドプレイ」にすると特定の1選手だけをプレイできます。この選手は、試合ごとに変更できます。
「試合設定」では、以下のことが行えます。
「エラー」は、選手がエラーする可能性のあり/なしを設定します。
「ケガ」は、選手がけがをする可能性のあり/なしを設定します。
「リプレイ」は、「あり」に設定すると、場面に応じて自動でリプレイが起こります。
「規定イニング」は、試合のイニング数を1回/3回/5回/9回から設定することができます。
「延長戦」は、延長戦の最大イニング数を設定することができます。
「コールド」は、コールドゲームの設定のあり/なし、コールドゲームの点数を設定することができます。
「使用球」は、試合で使う球を球団別/ノーマルに設定することができます。
「解説者」は、解説者の人選を、おまかせ/パターン1~4に設定することができます。解説者は、田尾安志、立川光男、宮本和知、西崎幸広の4人です。

ペナントは、オフシーズンから始まります。
「ペナントルートの設定」では、以下のことが行えます。
「ドラフト」は、日本人の新戦力を獲得することができ、「スピリッツ」で作った選手を参加させることもできます。1年目には2005年の実在ドラフト選手が登場し、「自由に指名」を選ぶと自分で選手を指名することができ、「指名を再現」を選ぶと現実通りのドラフト結果になります。2年目以降は、架空の選手が登場します。
「FA(フリーエージェント)」は、FA宣言した選手を獲得することができ、「スピリッツ」で作った選手を参加させることもできます。「自由に選択」を選ぶと自分で選手を指名することができ、「指名を再現」を選ぶと現実通りのFA結果になります。
「トライアウト」は、2年目以降、自由契約になった選手を獲得できます。
「キャンプ」は、野手に新たなポジションの練習をさせたり、投手に先発/リリーフの練習をさせたりする「コンバート」、開幕に合わせて調子を整える「開幕練習」が行えます。
選手登録は、1軍と2軍の選手を入れ替えられます。もちろん、ペナントレース中でも、入れ替えは可能です。
投手調整指示は、「先発」、「リリーフ」、「休息」の3つの指示が行えます。
「先発」を指示すると、1日ごとに「先発スタミナ」が溜まり、これが多いほど試合で長く投球できます。
「リリーフ」を指示すると、リリーフ投手としていつでも登板できるようになり、試合のない日にのみ大幅に疲労が回復します。
「休息」は、疲労を大きく回復させますが、この間に試合に登板させても、まともな投球はできません。

ペナントが始まると、以下のことが行えます。「試合へ(翌日へ)」は、試合を開始することができます。試合のない日は、「翌日へ」が表示されます。
「日程表」は、1ヵ月分の日程を見ることができます。
「采配」は、「人事メニュー」が行えます。「選手登録」、「背番号設定」(背番号の変更)、「登録名タイプ変更」(選手の登録名表示を姓のみや名前のみへの変更)、「オリジナル外国人獲得」(「スピリッツ」で作った外国人選手などの入団)、「トレード」(トレードの要請で、1度に3対3まで)、「自由契約」があります。
「選手情報」は、各選手の成績や獲得MCPを確認できます。「公式記録」は、ペナントレースのさまざまな記録や成績を見ることかできます。
「設定」は、ゲームの設定を変えることができ、「ペナント設定」、「試合設定」、「ユーザー設定」が行えます。「セーブ&終了」は、現在の状況をセーブして、「フリーペナント」を終えられます。

対戦
「COM対戦」(コンピューターを相手に1人で対戦します)、「フィールドプレイ」(試合中、1人の選手だけを操作します)、「試合観戦」(コンピューター同士の試合を観戦します)、「2人対戦」(1Pと2Pで対戦します)、「協力プレイ」(1Pと2Pが同じチームで交互に操作を行い、コンピューターを相手に対戦します)、「Xbox Live」(Xbox LIVEで対戦します)。
このモードでは、「ユーザー設定」、「試合設定」が行えます。「Xbox Live」には、「ランクマッチ」と「プレイヤーマッチ」があります。

トライアル
好きな選手を選び、ポジションごとにさまざまな状況でのプレイに挑戦するモードです。
「守備トライアル」と「走塁トライアル」があり、前者は、ピッチャー、キャッチャー、ファースト、セカンド、サード、ショート、レフト、センター、ライトの9ポジション、後者は一塁ランナー、二塁ランナー、三塁ランナーの3走者があります。
いずれも、10のトライアルがあり、10回連続で成功して初めてクリアとなり、VPが手に入ります。選手は、トライアルごとに変更することができ、1回でも失敗すると最初からやり直しになります。

ストライクピッチ
好きなピッチャーを選び、投球をコントロールしてストライクパネルを落としてパーフェクトクリアをめざすモードです。
ストライクパネルは、9分割したパネルに1から8までの数字と中央にドクロゾーンがあり、中央のドクロゾーンに当ててしまうと、そのパネルの最初からやり直さなければなりません。
パネルを1度に2枚落とすとエキストラボールをもらうことができ、エキストラボールをもらい続けることで、4つのパネルすべてをクリアすることができます。
「ストライクピッチ」では、VPを使って手持ちのVPを増やすためのチャレンジを行うことができ、2枚落としをするともらえるVPが増えます。

ホームラン競争
好きな選手を選び、10球中何球ホームランを打てるかに挑戦するモードです。ホームランを打つとエキストラボールをもらうことができ、エキストラボールをもらい続けることで、ホームラン20本を打つことができます。
「ホームラン競争」では、VPを使って手持ちのVPを増やすためのチャレンジを行うことができ、連続ホームランを打つともらえるVPが増えます。

スピリッツ
開幕前のオフシーズンを舞台に、1人のプロ野球選手を育成するモードです。ここで育てた選手は、オリジナル選手として登録され、他のモードで使うことができます。
「スピリッツ」では、以下のことを決められます。チーム、選手タイプ(若手、中堅、ベテラン、外国人)、名前、背番号とユニフォームネーム、選手名音声、守備位置、利き腕、打席、フォーム、容姿。その後、キャンプの準備、キャンプ、能力UP、オープン戦、覚醒チャレンジ、と進んでいきます。

トレーニング
投球、打撃、守備が練習できるモードです。

VPショップ
各モードで獲得したVPを使って、選手の能力を強化したり、アイテムを手に入れたりできるモードです。

ユーティリティ
「チーム編成」、「選手能力データ」、「マイ設定」があります。

【ACHIEVEMENT】
マジペナントモード1シーズンクリア(400): 「マジペナント」で1シーズンクリアします。
MVPペナント1シーズンクリア(160): 「MVPペナント」で1シーズンクリアします。
名将ペナント1シーズンクリア(120): 「名将ペナント」で1シーズンクリアします。
トライアル全問クリア(100): 「トライアル」で全問クリアします。
ストライクピッチ・4ボードクリア(30): 「ストライクピッチ」で4ボードクリアします。
ホームラン競争で20本(30): 「ホームラン競争」で20本打ちます。
Xbox Liveモード ランクマッチ5試合(20): ランクマッチを5試合こなします。
Xbox Liveモード ランクマッチ10試合(40): ランクマッチを10試合こなします。
Xbox Liveモード ランクマッチ20試合(100): ランクマッチ20試合をこなします。

OVERALL(1000): 9つある実績は、ペナント関係が3つ、トライアル関係が3つ、オンライン関係が3つ、と、きれいに分かれています。
ペナント関係は、いずれも「短縮日程」の30試合でも解除できるので、それほど難しくはありません。「短縮日程」で大急ぎでプレイすれば、「名将ペナント」は3時間程度、「MVPペナント」は5時間程度、「マジペナント」は30時間程度、でクリアできます。
トライアル関係は、「トライアル」が1番時間がかかるものの、1番簡単です。「ストライクピッチ」と「ホームラン競争」は、1回の時間はかからないものの、かなりのコツが必要で、解除は簡単ではありません。
オンライン関係は、3イニングの設定でも構わないため、ひたすらランクマッチをプレイしていれば、解除することは難しくはありません。
ペナント関係だけでも680Gは獲得できるので、そこからどれだけ上積みできるかといったところでしょう。

【GRAPHICS】9
リアル系のプロ野球ゲームということで、球場や選手がどこまで現実に忠実に再現されているかが問題となりますが、その点で本作は十分に満足のいくレベルに仕上がっています。
コナミデジタルエンタテインメントは、日本野球機構やフランチャイズ13球場の公認を取得して、長年にわたってプロ野球ゲームを作り続けているだけに、これらは年を追うごとに緻密になってきているようです。
球場の作り込みもしっかりとデータを取って行われており、グラウンドの芝目やスタンドのレイアウトはもちろんのこと、2005年仕様の球場内看板の再現度や、ファウルフライを打ち上げた際のドーム球場の骨組みの精緻さなど、どれをとってもぬかりはありません。
選手の収録数も600人に増えていますが、出場機会の少ない選手ですら、容姿やフォームがしっかりと再現されているのには驚かされるばかりです。
日本ハムで言うと、金村やダルビッシュの投球前の姿勢、田中幸や小田の打撃前の姿勢など、プロ野球が好きであればあるほど、ニヤリとさせられるほど似ています。
また、直接プレイとは関係のない選手の表情や、リプレイ画像などのデキの良さも本作の特徴のひとつです。
ピッチャーが三振を取った時のしてやったり、打ち込まれた時の落ち込み、バッターが三振を取られた時の悔しがり方、デッドボールを受けた時の怒り、ヒットを打った時のベース上での喜び、ホームに生還した時のハイタッチ、次のバッターとのちょっとした会話、監督の怒りや喜び、など、さまざまな表情は、野球らしさにあふれており、ゲームの臨場感を大いに盛り上げてくれます。
これらのグラフィックパターン自体は多いとは言えませんが、飽きるほどではありませんし、スキップすることもできるのがいいところです。
リプレイ画像も、三振を取ったシーンや、クロスプレイ、ホームランなどが用意されており、あたかも野球中継を見ているかのような感覚を味わえます。
ヒーローインタビューも、バックが寂しいながらも採り入れられており、野球好きの心をくすぐるニクイ演出になっています。

【SOUND】9
ドルビーデジタルです。本作のサウンドは、実況・解説、場内BGM・アナウンス、応援曲、歓声の4種類で構成されており、それぞれのボリュームを個別に調節することが可能です。自分の好みやプレイ環境に応じて、自由にアレンジすることができるというわけです。
実況・解説は、野球ゲームの重要な要素のひとつになっていますが、実況、はほぼ的確に行われるようになっており、ボキャブラリーも少なくはありません。
1塁ランナーが2塁でストップした時に「2塁でストップです」と言ってくれるため、実は3塁まで走れたということが分かって便利な部分もあります。
解説は、4人が担当していますが、それぞれの個性は感じられます。また、実況は試合ばかりでなく、「ストライクピッチ」や「ホームラン競争」でも行われるようになっており、これらを盛り上げてくれるところは好感が持てます。
サウンド面でも、長年にわたって実況入りのプロ野球ゲームを作り続けているアドバンテージが感じられるところです。
難点を挙げるとすれば、メニュー画面のBGMの音量が調節できないことです。このBGMはスポーツゲームらしい勢いがあるのですが、しばらく聞いていると耳障りになってきます。
モードの多いゲームで、必然的にメニュー画面を開いている時間が長くなるだけに、メニュー画面のBGMの音量は調節できるようにしておくべきでした。

【CONTROL】8
本作では、ユーザー設定により、さまざまな操作方法を選ぶことができます。ここでは一般的な「スタンダード」時の操作方法を紹介しますが、難しく感じたり、しっくりとこないと感じたりするなら、自分に適した設定でプレイすることも可能です。

投球操作: 方向パッドで球種を決めて、Aボタンで投球を開始し、左スティックでコースを指定し、Aボタンでリリースします。
球種は、球威、コントロール能力、変化量が設定されており、球威とコントロール能力はS>A>B>C>D>E>F>Gの順、変化量は目盛りで表されます。ストライクゾーンは9ブロックに分けられており、打者によって得意なコースと苦手なコースがあります。
リリースは、投球モーション中、球から手を離すリリースポイント(投球カーソルが最も小さくなる瞬間)でタイミング良くAボタンを押すと、ベストピッチとなり、球威のある球が投げられます。
また、全力ピッチシステムがあり、投球モーション中にAボタンを押し続けることで、より球威のある球が投げられますが、スタミナの消耗も多くなります。
リリースのタイミングは、選手の投球モーションによって異なりますが、このタイミングはとてもシビアで、打者を抑えられるかどうかの大きな要素になっています。
牽制球は、方向パッドの塁に対応した方向を押すことで投げられます。ブロックサインは、投球時に左トリガーを押すことで、表示されたコマンドを入力して味方と連携することができます。

守備操作: 基本的には、ボールに最も近い、足下にカーソルが付いた選手を操作することができます。操作する選手を固定する場合には、Rボタンを押します。
選手の移動は、左スティックで行います。塁につくには、左トリガーを押しながら、対応した方向パッドを押します。
捕球は、打球に追いつくと自動的に行いますが、ギリギリ取れそうにない打球は、特殊な操作で取ることができます。ダッシュキャッチは左スティック+BボタンかXボタン、ダイビングキャッチは左スティック+Aボタン、ジャンピングキャッチはYボタン、です。
送球は、方向パッドの塁に対応した方向を押します。中継送球は、Rボタンを押します。
守備シフトの変更は、投球前にLボタンを押し、一覧からシフトを選びます。フライの落下地点は表示されるものの、外野フライの際には少し分かりづらい時があります。

打撃操作: 左スティックで打撃ポイント(球が来る位置)にカーソルを合わせ、タイミング良くAボタン(打撃)かBボタン(流し打ち)を押して球を打ちます。
バットには、真芯(強い打球が打てる)、ミートゾーン(やや強い打球が打てる)、凡打ゾーン(打ち損じになる)があるため、より強い打球を打てる場所にバットを持っていくようにします。
また、Rボタンを押すと強振になり、ミートゾーンが小さくなって打ちにくくなるものの、強い打球を打てるようになります。
バントは、右トリガーを押して行い、左スティックでバットの高さと飛ぶ方向を調整します。
盗塁は、Yボタンで全走者が盗塁し、方向パッドの塁に対応した方向とXボタンを押せば指定盗塁になります。
打撃は当初は難しく感じるはずで、特にホームランは出にくいと思います。そのため、「初心者向け」などの易しい設定で始めるのもお勧めです。

走塁操作: 進塁はYボタン、帰塁はBボタン、を押します。指定進塁は方向パッドの塁に対応した方向とXボタン、指定帰塁は方向パッドの塁に対応した方向とAボタン、を押します。
オーバーランは、走塁中にボタンを押しっぱなしにすると、走者が塁をひとつ飛ばして走塁してくれるものです。走塁ストップは、YボタンとBボタン(XボタンとAボタン)を同時に押すことで、全走者をその場でストップさせられます。

【GAMEPLAY】10
本作は、Xbox LIVEに対応した初めてのリアル系プロ野球ゲームというだけでも大きな意味があります。
しかも、「プレイステーション2」版と同時発売でありながら、「Xbox 360」版だけがオンライン対応するという画期的な商品として登場しているのです。このコナミデジタルエンタテインメントの大英断は、賞賛されてしかるべきでしょう。
もちろん、長年にわたってプロ野球ゲームを作り続けている同社だけに、ゲームとしてのデキの良さは、言うまでもないところです。実際のところ、ここまで贅沢なプロ野球ゲームができたのも、同社のリアル系プロ野球ゲームへの真摯な取り組みがあってこそのものでしょう。
贅沢なプロ野球ゲームという意味では、ゲームモードの多彩さが1番に挙げられます。「マジペナント」、「フリーペナント」、一般的な「対戦」は、これまでのプロ野球ゲームでも収録されていました。
しかし、ひとりの選手になりきれる「MVPペナント」(前作から収録)、監督になりきれる「監督ペナント」は、これまでにもあればいいなと考えられていたものの、なかなか実現しなかったモードです。それを本当に収録してしまったのですから、プロ野球ファンなら我が意を得たりといったところでしょう。
しかも、どの「ペナント」モードも、演出やストーリーがしっかりと施されており、プレイしていて飽きるということがほとんどありません。ミッションに関しては、少しやりすぎかなとか、流れにそぐわないかなとか、といったところもあります。
先発投手に関係なく「救援陣を休ませるために完投させろ」とか、SHINJOの打撃が好調なのに「SHINJO選手を休ませろ」とか。もっとも、この点に関しては、開発陣が作り慣れてくれば、もう少し実態に即したものになるのではないかと思います。

「トライアル」、「ストライクピッチ」、「ホームラン競争」も、それぞれに個性があり、演出もしっかりと施されているため、ミニゲーム以上に楽しむことができます。
しかも、これらのモードをプレイすればVPポイントがもらえるため、「VPショップ」で選手の覚醒などに使うことができます。そして、そのようにして覚醒させた選手は、「ペナント」モードで使うことが可能です。
このように、各モードが独立しているのでなく相互に関連しているため、より一層、これらのモードをプレイしようという動機付けにもなるわけです。
さて、オンラインに関してですが、初のオンライン対応プロ野球ゲームとしては、十分に合格点をあげることができます。ラグを感じることもなく、シングルプレイとほぼ同様の感覚でプレイすることができるからです。
もちろん、オンラインでは生身の人間が相手になるため、シングルプレイとは異なり技術力を駆使した駆け引きを楽しむことができます。この点は、とても大きいのではないかと思います。
オンラインリーグみたいなものはありませんが、プレイヤー間で独創的なリーグを作れば済むことですし、長期リーグでも行えば、個人タイトル争いなども楽しむことができます。本作は、オンラインでも、それに見合った楽しさを味わえるということです。
ちなみに、ウィークポイントを挙げるとすれば、守備側の投球時に球速が遅く感じられることです。ここだけは、要改善ポイントです。

【LONGEVITY】10
本作は、これでもかというほど盛りだくさんのモードが用意されています。「マジペナント」、「MVPペナント」、「名将ペナント」を「短縮日程」でプレイしても、3モード合わせて40時間近くかかります。
これに「トライアル」、「ストライクピッチ」、「ホームラン競争」を加えると、簡単に50時間を突破します。本作では、それ以外にも、「トレーニング」や「VPショップ」での選手の覚醒、「対戦」や「スピリッツ」を楽しむこともできます。
そのため、本作では、最低でも50時間以上、楽しみ方次第では200時間、300時間とプレイすることが可能です。

【OVERALL】9
本作は、長年にわたってプロ野球ゲームを作り続けているコナミデジタルエンタテインメントによるリアル系プロ野球ゲームで、球場や選手の再現度の高さ、ゲームとしてのデキの良さ、モードの豊富さなどは、この手のゲームとしてはトップクラスのものを持っています。
しかも、初めてXbox LIVEに対応したプロ野球ゲームとして登場し、こちらも十分に合格点をあげられるだけのデキを見せています。更に、「プレイステーション2」版と同時発売するという大英断も、賞賛されてしかるべきです。
「Xbox 360」ユーザーでプロ野球好きなら絶対に外せないタイトルですし、「Xbox 360」を持っていないリアル系プロ野球ゲーム好きなら、本体と一緒にでも買うべきタイトルです。

(C)2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.
(社)日本野球機構承認 NPB BIS プロ野球公式記録使用 フランチャイズ13球場公認
ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として2005年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。

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