「’78鈴鹿フォーミュラジャパンレース」

1978年5月20、21日/鈴鹿サーキット
全5戦で争われる「鈴鹿F2チャンピオンシリーズ」の第2戦です。同シリーズは、1978年から国際格式となり、外国人ドライバーがエントリーしやすくなりました。
第2戦では、第1戦のブライアン・ヘントン、ジャンフランコ・ブランカテリに続き、ベッペ・ガビアーニとピエルカルロ・ギンザーニがエントリーしています。
F2チャンピオンレースは、13台がエントリーし、11台が予選を通過。ノバ、シェブロン、マーチ、KE、マルティニ、と、かなりバラエティに富んだ顔ぶれながら、トップから1秒差以内に7台が入るという大混戦になっています。

1. 中嶋悟(ノバ532BMW)1.56.20
2. 松本恵二(シェブロンB40BMW)1.56.21
3. 星野一義(ノバ532BMW)1.56.30
4. 高橋健二(マーチ742改BMW)1.56.31
5. 高橋国光(KE008BMW)1.56.72
6. 高原敬武(マルティニMK22ルノー)1.57.13
7. ベッペ・ガビアーニ(シェブロンB40BMW)1.57.19
8. 長谷見昌弘(シェブロンB42BMW)1.57.46
9. ピエルカルロ・ギンザーニ(シェブロンB40BMW)1.58.84
10. 瀬川雅雄(マーチ742BMW)1.58.94
11. 三橋久善(マーチ762BMW)1.59.67

結果は、中嶋悟がF2初優勝、高橋健二が1.6秒差で2位に入っています。
サポートイベントのFL-500は、1.杉浦克彦(KS-07Bスズキ)2.16.75、2.浅井順久(SE525スズキ)2.16.76、3.中野常治(KS-07B)2.18.79、がトップ3。
同じくサポートイベントのTS-1は、1.長坂尚樹(スターレット)2.20.87、2.和田孝夫(スターレット)2.21.04、3.越野照喜(サニー)2.22.58、4.大場次雄(シビック)2.23.73、がトップ4で、3メーカーが入り乱れているものの、スターレットの強さが際立っています。

読み物のトップは、「ヨーロッパの強豪、最新鋭マシンで登場! またも鈴鹿を舞台に国際的な熱い戦いが・・・・・・」です。
ピエルカルロ・ギンザーニは、1977年のヨーロッパF3チャンピオンで、ペッペ・ガビアーニは同4位と、25歳と21歳の若手の成長株です。
星野一義は、ノバ532Pのリアカウルを由良拓也のデザインで改良。空気抵抗を抑えながら、ダウンフォースを増加させています。
「やはり、国さんのファイトむき出しの走りに脅威を感じますね。なんといっても、今いちばん自分の限界にチャレンジしている人だと思う。もちろん、ボク自身も目いっぱい自分をぶつけて走るつもり」。
高橋国光は、1977年の鈴鹿F2チャンピオン。無冠の帝王を返上し、デッドヒートの際に見せるドリフト走法は日産ワークス時代に培ったテクニックによるもの。
KE008は、コンパクトなシャシーで操縦性が良く、国産の最新メカニズムが随所に盛り込まれている。「やはり、星野君、長谷見君は要注意ドライバーだけど、自分のベストを尽くせばおのずといい結果が出せると思う」。
長谷見昌弘は、強靭な精神力と冷静な判断力に支えられたテクニックが武器。「いま国内では、星野君とヒーローズレーシングのコンビがチーム体制、マシン、メカニックともベストだろう。ボクとしては、彼らの優位をぶち壊したい」。
中嶋悟は、1977年シーズン、F2シリーズ3位、FJシリーズ5戦全勝。「昨年はとにかく教わることばかり。まだ自分としてはキャリア不足だと思う。とはいっても、早く1勝したいですね」。
高原敬武は、ヨーロッパのF2レースで旋風を巻き起こしたマルティニ・ルノーをチョイス。「まだマシンそのものが未知数なのだが、エンジンも新品のスペアがあるし、自分としてもこのマシンに力を入れている」。

「FL/TSクラスも激戦必至!」は、FL-500は、飯田武、浅井順久、杉浦克彦、近藤寛之を4強とし、TS-1は、1977年チャンピオンの佐々木秀六のシビックに、DOHCパワーのスターレットと軽快な操縦性を発揮するサニーが挑むと予想しています。
「長谷見昌弘の最新きわめつきF2鈴鹿攻略法」は、パートごとの走り方の解説。「懐かしの名車シリーズ その2」は、トヨタS800とトヨタS2000の紹介。「F2カタログ」は、参戦マシンの写真による紹介。「世界のグランプリ もうひとつの顔」は、F1の前座レースや観客席の風景の写真による紹介。

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