無線LANルーター「NEC AtermWG600HP PA-WG600HP」レビュー

無線LANルーター「NEC AtermWG600HP PA-WG600HP」が10月18日に到着して1週間が経ちましたのでレビューしてみます。

バッファローの無線LANルーターを設置して9年が経過しました。大きな不具合もなくここまで来ましたが、その間に、ケーブルテレビのインターネットのスピードも徐々に上がり、2012年4月からは下り160Mのコースに契約変更しました。
バッファローの無線LANルーターは、契約変更までは良かったのですが、ベストエフォートの160Mを下回る100Mまでしか対応していません。
そのためか、ベストエフォートが160Mなのに、平均25(15~35)Mしかスピードが出ないことが悩みの種でした。
そこで、まずは、LANケーブルを5から5eに換えたのですが、スピードは全く変わりませんでした。
そのため、価格.comやAmazon.co.jpなどを調べた上、8月にNECの無線LANルーター「AtermWR8165N」を買ったこともあり、1000Mまで対応する無線LANルーター「AtermWG600HP PA-WG600HP」を購入することにしました。
この無線LANルーター、「プロダクトアワード2013」部門賞金賞受賞で、注文当時は価格.comの売れ筋ランキング1位、価格.comとAmazon.co.jpのレビューもすこぶる良好でした。
人気商品のためか品薄で、Joshin webで10月6日に注文したものの、3~4週間待ちという状況でした。
幸いにも出荷が早まり、10月17日に発送、10月18日に到着したというわけです。ちなみに、価格が6980円で、520円割引され、シルバー会員のクーポンを使って500円引きとなり、送料が無料で、価格は5960円となりました。注文時の価格.com最安値に近い価格で買えたというわけです。
前置きが長くなりましたが、レビューに入ります。

【デザイン】7
無線LANルーターとしてはまずまずですが、あまりにも黒々としているので、白が選べると良かったです。

【設定の簡単さ】8
有線LANは、LANケーブルを接続すれば、何もせずに、あっけなくつながります。
無線LANは、「らくらくスタートボタン」はありますが、本体背面に貼ってあるシールをデジカメで撮影し、パソコンの画面で見て、暗号化キーを入力していった方が楽です。
無線LAN対応機器が多い場合、特にそうだと思います。ちなみに、うちは無線LAN対応機器が多数あります。
有線LAN(4ポート)は、デスクトップパソコン、Xbox One、Xbox 360 2台(1台はつながずに必要に応じて差し替え)、IP電話。
無線LANは、ノートパソコン3台、プリンター、タブレット系4台、スマートフォン3台、Wii U、PSP、PS Vita、ニンテンドー3DS3台。

【受信感度】8
設置場所から5m程度は離れ、ドアを2~3枚経たトイレやお風呂でも、扇は、たいてい2枚で、3枚広がることも珍しくありません。
この無線LANルーターは、2.4GHz帯と5.0GHz帯に対応しています。うちは、2.4GHz帯でも電波干渉が起きている気はしないのですが、5.0GHz帯に対応する機器はこれを使っています。
受信感度に大きな違いは感じられず、どちらも良好に受信します。

【機能性】6
無線LANルーターに機能を求めるとしたら、とにかく有線LANポートを多くということです。現状では、Xbox 360もう1台、DVDレコーダー、液晶テレビを常時つないではいません。これらは、デフォルトが有線LANです。
Xbox Oneは、無線LANにも対応しているのですが、有線LANの方がスピードが速いので、あえて有線LANにしています。
そのため、有線LANポートが3つ足りません。このあたりは、配慮してほしかったところです。
2.4GHz帯だけでなく、5.0GHz帯にも対応しているのは、いつかは恩恵を感じられるのかもしれません。

【サイズ】7
小ささが際立っていた「AtermWR8165N」に比べるとはるかに大きいですが、バッファローの無線LANよりもひと回り小さくなっています。
10年近く昔の機種と比べると、年月分の進化といったところでしょう。

【総評】8
肝心のスピードですが、バッファローの無線LANルーターが有線LANが平均25(15~35)Mしかスピードが出ていないのに対し、こちらは有線LANが平均60(40~80)M出ています。過去最高、と言ってもまだ1週間ですが、88Mまで記録しています。
また、買い替えを決意したのを機に、無線LANのスピードも計ってみたところ、バッファローの無線LANルーターはなんと5Mしか出ていなかったのに対し、こちらは30Mも出ています。
有線LANで25Mが60Mになったのも嬉しかったのですが、無線LANが5Mから30Mに上がったのはかなり嬉しかったです。
インターネットはデスクトップパソコンがメインで、無線LANはノートパソコンやタブレットで動画も問題なく見られるし、あまり遅いと感じたことはありませんでした。
それでも、数字を見ると、有線LANが25Mで無線LANが5Mと段違いだっただけに、今回は有線LANが60Mで無線LANが30Mと、無線LANでも以前の有線LAN以上のスピードが出ているのは喜ばしいところです。
ベストエフォートの160Mの半分ぐらい行けばと考えていただけに、調子が良ければ80Mを越えることもあるのでまずまずでしょう。
機能性のところでも触れましたが、この価格帯の無線LANルーターでは、有線LANのポート数が4ポートなのが残念なところです。
総じて、5960円の出費で、有線LAN、無線LANともに大幅にスピードアップしたため、本来の目的であるスピードアップはかなっているだけに、その点では満足度は高く、いい買い物をしたと思います。

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