液晶モニター「フィリップス 224E5QHSB/110」レビュー

8年半使った液晶モニター「I ・O DATA LCD-A173V」が、3月11日ぐらいから調子がおかしく、14日にとうとう壊れました。
そこで、急遽、価格.comなどで調べて、「Joshin web」でこの液晶モニター「フィリップス 224E5QHSB/110」を購入しました。15日に注文して17日に到着し、仕事に趣味に朝から晩まで毎日のように1週間弱使ったのでレビューしてみます。

【デザイン】8
今時の液晶ワイドモニターらしいデザインです。上下左右の枠が黒く、液晶画面と一体化しています。
このモデルは、ウルトラナローベゼルをウリのひとつにしているだけに、上と左右の黒い枠が2mmほどと著しく細くなっています。下側の枠は24mmほどあり、こちらは一般的な太さです。
ただし、上と左右の枠こそ著しく細いものの、液晶画面が枠いっぱいまで表示されるわけではなく、上は9mmほど、左右は8mmほど、表示されない領域があります。
だったら、そこまで上と左右の枠を細くするのではなく、1cmほどあっても良かったように思います。
下側の枠は、中央に「PHILIPS」のロゴ、右下に電源と調整のボタン類の表示、その表示の下にボタンがあります。
また、左下は、この液晶モニターのスペックを明示するステッカーが貼ってあり、このステッカーがクールなので、私はそのまま貼ってあります。
付属スタンドは、台座が黒い円で無難なデザインですが、これは長方形の方が個人的には好みです。
色々と書いたものの、全般にはまずまずスタイリッシュなデザインだと思います。

【発色・明るさ】8
発色は、特に問題なく、調整していません。もっとも、家では、プラズマテレビと液晶テレビを2台並べて置いているので、同じ番組を映して比較したり調整したりしているのですが、デスクトップパソコンの場合は、そういう使い方をしていないので、特におかしいと感じない限りは、調整しないということもあります。
その気になれば、ノートパソコンと比較することもできるのですが、特におかしいと感じてもいないので、そこまでやる必要もないでしょう。
明るさは、デフォルトだと明らかに明るすぎます。輝度が100、コントラストが50だったのですが、これではギトギトで、長時間、使っていると、目が疲れるでしょう。
ノートパソコンのグレアの液晶で連続2時間程度しか使わない人なら大丈夫かもしれませんが、私のように仕事や趣味で朝から晩まで食事とテレビ以外では眺めていると、これでは明るすぎます。
私は、輝度もコントラストも30にしていますが、これだと、長時間、使っていても目が疲れることもありません。
デフォルトは、輝度もコントラストも、せめて50にしておくべきだったと思います。

【シャープさ】8
21.5インチのAH-IPS液晶ワイドモニターで、W-LEDでフルHDだけに、ノングレアでも、はっきりくっきり見やすいです。YouTubeのフルHDの映像も、かなりきれいに見えます。

【調整機能】8
画面右下にあるボタンで必要な調整が行えます。いったん調整したら、ほとんどいじることもないので、機能も場所も問題ありません。
ちなみに、スピーカーが内蔵されていませんが、後付けのスピーカーから音を出せばいいし、その分、少しでも価格が下がった方がありがたいでしょう。
ちなみに、私は、2.1chの2480円のスピーカーを使っていますが、音楽で特に、内蔵スピーカーに比べた音の良さを実感できます。

【応答性能】9
YouTubeのフルHDの動画を見ても、残像もなくきれいに映し出されており、全く問題ありません。
数値的にも、5ms(グレー~グレー)なので、このサイズ・価格帯の液晶モニターとしては優秀な部類です。

【視野角】9
21.5インチのAH-IPS液晶ワイドモニターだけに、横はもちろんのこと、上下も角度によって僅かに暗くなるぐらいで全く問題ありません。
数値的にも、表示角度178度(横)/178度(縦)なので、このサイズ・価格帯の液晶モニターとしては優秀な部類です。

【サイズ】9
仕事に趣味に朝から晩まで毎日のように使うので、21.5インチか大きくても23インチが、デスクに置くにも、30~40cmの距離で見るにも、ベストサイズです。
この液晶モニターは、縦横のサイズも21.5インチとしてはコンパクトな部類に入っており、サイズ的には優秀です。
また、私の場合は、ウインドウは常に田の字型に4つ開き、ウインドウを見ながらワードパッドで文章を打っています。スクエア17インチでも同様にしていましたが、上下だけでなく左右も重なる部分がありました。
しかし、ワイド21.5インチだと、上下のサイズがスクエア17インチと同じで、幅だけが広くなるため、左右のウインドが重なるどころか隙間以上の間ができています。
そういう意味では、色々な意味で使いやすいサイズです。
ちなみに、タブは論外で無用の長物なので、IE10では使えないようにしているのですが、IE11ではそれができないのが不便というか不快です。

【総評】9
価格.comで、21~23インチ、ワイド、フルHD、IPSパネル、2万2800円以下で検索をかけると、LG、IIYAMA、ACER、ASUSはかかってくるのですが、このモデルはかかりませんでした。
Joshin webで検索したら、このモデルが引っかかり、評判も良く、価格.comで調べてみると、やはり、評価が高かったです。
しかも、Joshin webは、1万7090円で、私がシルバーステージだったため、1110円引きの1万5980円のポイント160と、購入時の価格.com最安値である1万6920円を大きく下回りました。
納期も翌日出荷で、価格・納期という点では、かなり満足度が高かったです。しかも、性能面でも、ここまで書いてきた通りで、上下の角度も自由に変えられるし、現時点では使っていないもののHDMI入力も2端子あり、いざという時に重宝しそうです。
また、消費電力が20Wというのも、仕事に趣味に朝から晩まで毎日のように使うので、魅力です。
同一スペックの23インチモデルが28.4Wで、他社の同等スペックのモデルだと40Wのものも当たり前のようにありました。
これだけ消費電力が抑えられていると、朝から晩まで毎日のように使うだけに、1ヵ月の電気代に対する貢献度も少しは違ってくると思います。
フィリップスというと、シェーバーで有名ですが、私はかつてフィリップスのビデオデッキを使っていたことがあり、シェーバー以外でもそれなりにお世話になっていたメーカーです。
液晶モニターの世界では知名度は高くありませんが、コストパフォーマンスは抜群だけに、21.5~23インチのIPS液晶ワイドモニターを探している人なら、有力な選択肢となるべきメーカーです。

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