貼りつけて冷やす「ダイソー スマホ冷却扇風機」検証レビュー

ダイソーに買い物があって店内を歩いていると、「スマホ冷却扇風機」なるものを発見。効果がどれほどあるかは分からないものの、110円だったらあまり使えなくてもいいし、とりあえずということで買ってみました。
もっとも、私の情報機器使用割合は、デスクトップパソコンが90%以上を占めており、起きてから寝るまでつけっぱなしということも珍しくはなく、タブレットも1日1時間ぐらいは使っています。
スマートフォンは、クルマで出かけるような時は持っていきますが、アプリを使ったり検索したりする時だけ電源をオンにして、それ以外は電源をオフの状態で持ち歩いています。そのため、「スマホ冷却扇風機」を装着する必要はありません。
では、なぜ買ったのかというと、メインで使っているHDMIセレクター「4×2 HDMI 2.0b Matrix Switcher」は、本体に排熱のためのスリットが開けられておらず、ゴム足などがなく底面が置き場所に密着していることも関係しているのか、それなりに熱を持つからです。
このHDMIセレクターに「スマホ冷却扇風機」を装着したら、少しは熱を下げられるのではないか、という興味もあって買ってみたというわけです。

「スマホ冷却扇風機」は、直径6cmの扇風機本体の四隅に脚が一体化して付けられており、その端から端までは約8.2cmあります。また、一辺に約70cmのUSBケーブルが付けられています。ここから、電力を受けるわけです。
本体の厚みは約1.6cmで、四隅の吸盤は4mmほどあるものの、スマートフォンに取り付けると2mm以下になります。
重量は、USBケーブルまで含んで45gぐらいあり、スマートフォンに装着して手に持つと、少し重く感じると思います。
「スマホ冷却扇風機」をスマートフォン裏面に吸盤で貼りつけ、USBケーブルから電力を受けることで小型扇風機が回り、CPUやバッテリーなどの温度上昇を抑え、動作が遅くなったり、フリーズしたりすることを防ぎます。
空気の流れは、ファンから熱い空気を排出するとともに新鮮な空気を取り込み、下部360度の隙間から熱い空気を排出します。
ON/OFFスイッチはないため使用しない場合はUSBを外す必要がありますし、USBハブなどから給電する場合は電力不足で十分な効果が得られないことがあります。

私の場合は、HDMIセレクター「4×2 HDMI 2.0b Matrix Switcher」に装着したわけですが、スマートフォンよりもサイズが大きく特に厚みがあるため、どれぐらい効果があるのかは未知数でした。
HDMIセレクターを浮かすことなく、そのまま上面に貼りつけたのですが、スマートフォンに比べるとちょこんと乗っている感じはあります。
電力は、USB充電プラグから得ているため十分に得られており、ファンは勢いよく回ります。回転音はそれなりにするので、2mぐらい離れていてもファンが回っていることが分かります。スマートフォンに貼りつける使い方だと、少しうるさく感じるかもしれません。
実際の温度は、「デジタル温度計」で測ることにしました。30℃以上ある部屋で1時間使用後に測ったところ、「スマホ冷却扇風機」を使わない場合は45.4℃、「スマホ冷却扇風機」を使った場合は38.4℃。
両者の間には7℃もの差があり、HDMIセレクター「4×2 HDMI 2.0b Matrix Switcher」で使った場合でも明らかに効果があることが分かります。スマートフォンに使った場合はより効果がありそうです。
価格も110円と安いので気になる人は試しに買ってみる価値はありますし、音や重さが気になっても私のようにスマートフォン以外で使う方法もあるかと思います。

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