「魔牙霊 -magatama-」ウォークスルー&レビュー

【GENRE】
アクション/サードパーソン

【PUB./DEV.】
マイクロソフト/マイクロソフト

【RELEASE DATE】
2003/11/20

【OUTLINE】
二刀流剣戟3Dアクションです。物語の舞台は、中世の日本。ヤマトとバクフの争いが起き、世は乱れ、人々が不安に満ちていた時代です。
バクフの将軍アシカガは、ヤマトの背後に暗躍するモンカンのクーデターを鎮圧するために行動を開始します。
一方、モンカンも、バクフに対抗する軍事力として、山の民ミカヅチと手を組みます。
更に、スベラに代々伝わる秘術を用いて異界の扉を開き、妖怪たちを自らの手勢として率いて京を占領し、手中に収めようとしていました。
イズモは、この動きをいち早く察知し、事態を収めるべく立ち上がります。イズモは、全国の神宮・社を統括し、異界から現世に現れた異形のものを退治するのが役目です。
イズモの神殺師であるシナトは、モンカンを討ち滅ぼすべく、京に派遣されます。しかし、シナトもまた、これまでに派遣された7人の神殺師同様にモンカンの前に為す術なく力尽きようとしていましたが、間一髪のところでバクフの乱波であるクレハに助けられます。
そして、シナトには、イズモに封印された力であるオロチが与えられます。オロチは、神々がまだ人の世で畏れ崇められていた太古の時代に神の手によって倒され、その一部がイズモの地に封印されていたのです。
プレイヤーは、シナトとなって、剣術とオロチを駆使して、事態の収集に当たります。

【GAME MODE】
はじめから
ゲームを最初から始めます。ゲームは、ステージクリアタイプになっています。クレハの指示に従ってワールドマップで目的地に移動して、そのステージをクリアしたら、再びワールドマップに戻って、ステータスをアップさせたり情報を入手したりします。
各ステージは封印で複数のパートに分けられており、先に進むためには封印を解く必要があります。
銅鐘がそのための鍵となっており、シナトの前に立ちはだかる異形やミカヅチ軍を一定数倒すことで銅鐘の周囲の覆いがなくなり、無防備となった銅鐘を龍撃か狂乱によって割って初めて封印が解けて、先に進めるようになります。
本作では、ステージ内でセーブすることはできませんが、封印がコンティニューポイントになっており、ゲームオーバーになった際にはここからゲームを再開することができます。

シナトの武器は二刀流だけで複数は用意されておらず、シナトや武器にも成長要素はありません。ただし、オロチに神呪玉を装着することで、シナトやオロチの攻撃力をアップさせることはできます。
神呪力は、最終的には17個まで入手することができます。敵に攻撃をヒットさせるごとに神呪力値と狂乱値が上昇していき、神呪力値が緑から赤に変わるとオロチによる攻撃(龍撃)が、狂乱値が最大になると狂乱攻撃が、それぞれ行えるようになります。
同じ敵に攻撃を数回ヒットさせると着眼することができ、着眼した敵に対して龍撃を繰り出すことができます。ただし、主観視点による龍撃の場合には、着眼している必要はありません。
狂乱攻撃は、強力なものの、無敵ではないため注意が必要です。アイテムは、神呪玉、護身符(体力値の上限を上昇させ、体力を全回復します)、大蛇の眼(敵への着眼数を増加させます)、反魂香(体力を回復させます)、緩呪計(神呪力の減少速度を低下させます)、四神鏡(ゲームを進めるための必須イベントアイテムです)などがあり、マップ上に置かれていたり、敵を倒すことで出現したりします。

ステージ終了後には、討伐数、最大龍撃数、最大連続攻撃数、所要時間、ステージ総合評価が5段階で見られますが、成績に応じたご褒美は特にありません。
本作には、ゲームの進行には不可欠なステージが13、ゲームの進行には直接関わってはこないものの重要なアイテムを手軽に入手できるサブステージが7あります。全20ステージの内容は、以下の通りです。

ステージ1: 魔京潜入
魔界と化した京に潜入し、国の長であるスベラの秘術を盗んだ怪僧モンカンを倒せ。
寺院らしき建物を進んでいき、モンカンと戦います。このステージは、30分ぐらいです。

ステージ2: 太古の封印
北の地にある霊峰羽黒山。最近異形が姿を見せるようになった。四神の手がかりがあるのか・・・。
崖沿いを進み、コンティニューポイントを過ぎ、山中で四神の手がかりを手にします。「白の四神鏡」と「狂乱の神呪玉」を入手できます。このステージは、1時間ぐらいです。

ステージ3: 太古の守り神
モンカンの手勢として戦に加わったミカヅチの城がある混豪山。四神の手がかりはあるのか・・・。
モンカンと手を組んだクスノキの根城・千早城に攻め込み、天守をめざします。クスノキ、四神・麒麟と戦います。「朱の四神鏡」と「炎獄の神呪玉」を入手できます。このステージは、1時間ぐらいです。

ステージ4: 杜の封印
森深き地にある霊峰戸隠山。最近、異形どもが巣くい始めたらしい。封印がある可能性が高い・・・。
戸隠山中を進み、四神の手がかりを探します。「黒の四神鏡」と「臥龍の神呪玉」を入手できます。このステージは、15分ぐらいです。

サブステージ1: 黒の封印扉
羽黒山に巣くう108体の異形を倒し黒の封印扉のもうひとつの封印を解け。
「太古の封印」と同じステージ、同じ異形を108体以上倒します。「速浪の神呪玉(陰)」を入手できます。このステージは、10分ぐらいです。

サブステージ2: 麒麟の城
隠された7つの黄金の像を見つけ出し、その力で封印されし神呪玉を入手せよ。
「太古の守り神」と同じステージで7つの黄金の像を見つけ出します。「旋風の神呪玉(陰)」を入手できます。このステージは、10分ぐらいです。

サブステージ3: 青の封印扉
5体の青き異形を探し出して倒し、青の封印扉のもうひとつの封印を解け。
「杜の封印」と同じステージで、5体の青い異形を探し出して倒します。「烈風の神呪玉」を入手できます。このステージは、10分ぐらいです。

ステージ5: 地の守り神
岩窟奥にある扉に、戸隠山で手に入れた鏡をはめ込み封印を解け。そして、四神の命をオロチに捧げよ。
「杜の封印」と同じステージで、手に入れた鏡をはめ込んで封印を解き、四神北方守護・仙亀と戦います。「咆吼の神呪玉」を入手できます。このステージは、30分ぐらいです。

ステージ6: 幕府侵攻
痺れを切らしたバクフ軍が侵攻を開始したが、五条大橋で苦戦している。バクフ軍に加勢せよ。
京の五条大橋でヤマトの手勢、獅獣神、クスノキと戦います。「剣舞の神呪玉」を入手できます。このステージは、30分ぐらいです。

サブステージ4: 前線
バクフ軍の増援が到着するまでの間、勢い盛り返しつつある異形を押さえよ。傷を癒すすべは内。乱戦を覚悟せよ。
京の五条大橋で、バクフ軍が到着するまで異形と戦い続けます。「速浪の神呪玉(陽)」を入手できます。このステージは、10分ぐらいです。

ステージ7: 焔の封印
この国でもっとも高き霊峰不死山。噴火地震が相次ぎ暗雲に包まれているここに四神の手がかりがあるのか・・・。
不死山の地下渓流の仕掛けを解除して鍾乳洞を抜け、溶岩地帯へと進みます。「狂乱の神呪玉」を入手できます。このステージは、30分ぐらいです。

サブステージ5: 出雲の社
何者かが呪のかけられた宝物を持ち込んだという。呪を解き、宝物を手に入れろ。
出雲の社で、8つの壷すべてを破壊します。壷は約7秒で復活するため、それまでにすべての壷を破壊する必要があります。奥の階段から龍撃を連発してから狂乱で壷を破壊します。「旋空の神呪玉(陽)」を入手できます。このステージは、10分ぐらいです。

ステージ8: 水の守り神
扉に不死山で手に入れた鏡をはめ込み、封印を解け。そして、四神の命をオロチに捧げよ。
戸隠山の岩戸の前で獅獣神を倒してから、湖の水を抜いて四神東方守護・神龍と戦います。「剣舞の神呪玉」を入手できます。このステージは、1時間ぐらいです。

サブステージ6: 神龍の杜
戸隠山に巣くう108体の異形を倒し、青の封印扉のもうひとつの封印を解け。
戸隠山で、異形を108体以上倒します。「羅刹の神呪玉」を入手できます。このステージは、30分ぐらいです。

ステージ9: 頭領クスノキ
ミカヅチの居城にクスノキが帰還した。五条大橋の戦いのときに奪われた封印の鏡を取り返せ。
混豪山で、クスノキから封印の鏡を取り返します。本丸の銅鐘は、2番目、3番目、1番目の順に壊せばOKです。狂乱を温存しておけば、クスノキは秒殺できます。「昇竜の神呪玉」を入手できます。このステージは、1時間ぐらいです。

サブステージ7: 主なき城
ミカヅチの居城は、今や統制を失った。異形とミカヅチの残党をすべて討ち、混豪山を平定せよ。
混豪山で、異形とミカヅチの残党を一掃します。「神通の神呪玉」が入手できます。このステージは、20分ぐらいです。

ステージ10: 焔の守り神
封印の扉にクスノキから奪った鏡をはめ込み、四神を呼び覚ませ。そして、その命をオロチに捧げよ。
不死山の地下渓流と鍾乳洞を抜け、溶岩地帯で獅獣神と戦います。更に、四神南方守護・鳳凰と戦います。「狂乱の神呪玉」を入手できます。このステージは、鳳凰との戦いで苦戦するため、3時間以上は見ておきます。

ステージ11: 京奪還戦
四神を喰らったオロチの力を味方に、バクフ軍は本格的な進攻を開始した。今一度京にむかいモンカンを倒せ。
京の城内に入ったら屋根裏部屋から屋根上へと進み、神化クスノキと戦います。オロチに「神通の神呪玉」、「炎獄の神呪玉」、「烈風の神呪玉」を装着しておけば、6~7回の龍撃で神化クスノキを倒せます。このステージは、1時間ぐらいです。

ステージ12: 最後の敵
「イズモへ来い」と言葉を残し、モンカンは魔京から姿を消した。イズモに何があるというのか・・・。
モンカンに連れ去られたクレハを助けにイズモに向かいモンカンと戦いますが、おそらく勝つことができないイベント戦闘です。このステージは、5分ぐらいです。

ステージ13: 黄泉の国
四神の力と生贄によりオロチの封印がすべて解かれた。モンカンの真の目的、ヤマタノオロチ復活を阻止せよ。
異界へ下りたモンカンを追います。船、神殿を異形と戦いながら進みます。モンカンとの戦闘は、中空のモンカンを視界に捕らえながらモンカンの周囲を円状に走り続け、モンカンが降りてきたら攻撃します。
ヤマタノオロチの首2本との戦闘は、中間あたりで光の攻撃を避け、首が来たら攻撃します。
ヤマタノオロチとの戦闘は、ヤマタノオロチが放ったオロチが戻ってくるのを叩き落としてオロチとして使ったり回復したりします。そして、ヤマタノオロチの胸の青い部分を攻撃します。このステージは、3時間ぐらいです。

つづきから
セーブゲームからゲームを再開します。セーブデータは8個まで作ることができますが、本作はクリアしたステージを後からプレイすることができないため、アイテムの取り損ねなどに備えて、できるだけ多くのクリアデータを作成しておきます。

設定
ゲームの各種設定を変更できます。画面を明るめにしておくといいでしょう。

GRAPHICS】9
日本のマイクロソフト内製のタイトルとして、恥ずかしくないだけのグラフィックを実現させています。
オブジェクトや背景の作り込み、キャラクターの造形やアニメーション、緻密な光源処理などは、まさに「Xbox」ならではです。もうひとりの主人公となるオロチや、ボス級の巨大敵キャラクターの動きも、とても滑らかなものになっています。
ただ、同じような和風アクションの「O・TO・GI」シリーズと比較すると、残念ながら「O・TO・GI」シリーズの持つ典雅で美麗な和の世界には及びません。
両者の時代設定が、本作が室町時代、「O・TO・GI」シリーズが平安時代、といったあたりが影響しているのかもしれません。
また、ステージ数や登場キャラクター数の面で、本作が「O・TO・GI」シリーズよりも少なくなっているということも、華やかさの点でデメリットになっているようです。
もっとも、それらは両者を高い次元で比較した場合の話で、本作がゲーム全体ではもちろんのこと、「Xbox」に限ってもグラフィック面で上位に位置するタイトルだというのは間違いのないところでしょう。
本作のグラフィックであまり評価できない点として、狂乱時の描写が挙げられます。
狂乱時には、画面全体が反転したかのような色味のないものとなり、シナトの動きもスローモーションのようになります。ところが、このグラフィックが単に見づらいだけのものになってしまっているのです。
あえて特別な描写をせずとも派手な攻撃だけで十分に狂乱と分かるのですから、狂乱時の描写をこのようにするのが良かったのかは、多いに疑問の余地が残るところです。

【SOUND】8
ドルビーデジタルです。こちらもまた和風アクションということで、和の世界を意識したBGMが流されたり、イベントムービーが挿入されたりします。
やはりここでも、「O・TO・GI」シリーズとの比較になってしまうのですが、同じ和風アクションとしてのこだわりぶりからすると、「O・TO・GI」シリーズに一歩譲らざるを得ません。
BGMやメニュー画面での効果音、キャラクターのセリフなどに、和への徹底ぶりが感じられないからです。
ボイスアクティング自体は特に問題のないレベルなのですが、シナトのアシスト役となるクレハのボキャブラリーがもう少し豊富だったら単調さもなかったように思います。
せっかくステージごとにステージ総合評価が下されるのですから、評価に応じたコメントがあれば頑張った甲斐もあったというものではないでしょうか。

【CONTROL】8
本作の操作は、この手の「Xbox」タイトルとしては一般的なものになっています。本作の基本的な操作は、以下の通りです。
左スティックが移動、右スティックがカメラの移動、方向パッドが主観視点、Aボタンがジャンプ、Bボタンが通常攻撃、Xボタンが龍撃、Yボタンが狂乱攻撃、左トリガーがガード、右トリガーがロックオン、となっています。また、Aボタンを押しながら左スティックの左右で側転、左スティックの下でバック転が行え、Bボタンの連打により各種連続攻撃が行えます。
これらの操作に関しては、合格点をあげられるものになっています。
ただ、着眼しない龍撃は主観視点で行うという点に関しては、少し問題があるように感じました。その間は、周囲の状況を把握することが難しく、実質的に無防備状態になるからです。
銅鐘は龍撃で割ることが多いのですが、銅鐘を割る時はたいてい敵が無制限に沸いてくるため、じっくりと龍撃の照準を合わせている暇がありません。
また、ボス戦に関しても、特定個所への攻撃が必要な場合が多いのに、その特定個所というのが狭いため、主観視点で照準を合わせるのに時間がかかってしまいます。そのため、無防備状態が長く続くことになるのです。
このあたりは、「誰でも遊べて爽快感を味わえるものを」という企画意図とは相反するものなのではないでしょうか。間口の広いゲームづくりをめざしていたのなら、なおさら配慮しておくべき問題でした。

【GAMEPLAY】7
本作は、日本のマイクロソフト内製ゲームとして華々しく登場しました。そして、「日本人しか作れない和風のゲームを」、「誰でも遊べて爽快感を味わえるもの」として開発し、その舞台を「日本を舞台にする上で、今まであまり描かれたことのない室町時代」にしています。
本作は、マイクロソフト内製ゲームとして登場が待たれていたRPGではなく、和風アクションとしてリリースされており、和風アクションの大傑作「O・TO・GI」シリーズとモロにバッティングすることになります。
そうした点で、逆風の中での船出となってしまいました。そういう意味では、ポスト「HALO」としての期待が大きかった「BRUTE FORCE」と似たような位置付けにある作品かもしれません。
実際のところ、本作も「BRUTE FORCE」同様に、けっこう良くできているのだけれど、少しずつ足りないところがあるというゲームになってしまっているからです。

例えば、前述しているように、グラフィック面では、オブジェクトや背景の作り込み、キャラクターの造形やアニメーション、緻密な光源処理、オロチやボス級の巨大敵キャラクターのとても滑らかな動き、などの点において、「Xbox」のゲーム中でも上位に位置するものでありながら、和風アクションとして見た場合には、「O・TO・GI」シリーズのような典雅で美麗な和の世界を醸し出せてはいません。
固有名詞にカタカナを使ったことも、和風のゲームに徹しきれずに、和洋折衷みたいな中途半端なイメージを作り出してしまうことに繋がっています。
歴史上の人物の子孫に気を遣うなどしたということですが、ステージタイトルが「幕府進攻」で、その説明文が「バクフ」では一貫性がありません。
あまり細かな気遣いはすべきではなかったように思います。史実を借った創作物など、巷にあふれているわけですから。

操作性にしても、「誰でも遊べて爽快感を味わえるもの」という観点でも、前述しているような主観視点における龍撃の問題があります。
そして、狂乱攻撃時の見づらさや無敵にはならないというサービス精神のなさも感じられます。
更に、場所によっては敵が無限に湧いてくるにも関わらず、回復アイテムのランダム出現度が低すぎるというのも難点です。
加えて、ステージ途中では、無限コンティニューこそあるものの、セーブができないということも、ゲームの快適性という点では問題です。
セーブに関連して言うと、いったんクリアしたステージは再度プレイできないというのも残念なところです。
本作では、そのステージでしか取れないアイテムがあったり、ステージ終了後にステージ総合評価が見られたりするのですから、いったんクリアしたステージでも再チャレンジできるようにするべきでした。
それから、せっかくクレハを登場させながら、ゲーム中ではクレハを操作できないというのも、もったいない話です。
クレハだけを使うステージ(サブステージ?)や、シナトとクレハのザッピングを駆使するステージなどがあったら面白かったことでしょう。

本作が、けっこう良くできたゲームでありながらも、こうした疑問点も列挙できるという点は残念であり、もう少しこだわりを持って作ったり、プレイヤーの間口を広める努力をしたりしても良かったように思います。

【LONGEVITY】7
本作は、通常のステージが13、サブステージが7、合計20ステージが用意されています。
サブステージをプレイしなくてもクリアはできますが、サブステージでしか獲得できないアイテムも多く、それらを取っておかないと終盤戦での苦戦は必至です。
ですから、全20ステージをプレイする必要があります。順調にクリアして、アイテムも取っていけば、20時間ぐらいでクリアできると思います。オマケ要素は一切ないため、ゲームをクリアしたら終わりということになります。

【OVERALL】8
本作は、前述しているように、日本のマイクロソフト内製ゲームとして、「日本人しか作れない和風のゲームを」、「誰でも遊べて爽快感を味わえるもの」として開発し、その舞台を「日本を舞台にする上で、今まであまり描かれたことのない室町時代」にしています。
そして、結果としては、けっこう良くできているのだけれど、少しずつ足りないところがあるというゲームになってしまっています。
本作は、発売当初の期間限定特別価格も話題になりましたが、それほど悪いゲームではないので、少し安く買えるならプレイしてもいいのではないかと思います。ただし、ライトユーザーだと、四神南方守護・鳳凰以降は苦戦するかもしれません。
なお、私は激安だったアジア版を購入したのですが、取扱説明書こそ英語と中国語だったものの、ゲーム内は完全日本語版になっていました。本作の取扱説明書の重要性は低いので、アジア版を買うという手もありそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました