「全日本鈴鹿自動車レース大会」

1968年8月24日、25日/鈴鹿サーキット
全日本レーシングドライバー選手権第6戦がメインレースとなっています。プログラムとしては質素で、読み物は特にありません。
全日本Iクラスは、1300ccまでのスポーツカー(GT及びGTSを含む)及び特殊ツーリングカー(Tを含む)の混合レースで、ホンダS-600、ホンダS-800のホンダ勢を中心に、トヨタカローラ、カローラスプリンター、サニー1000などのワークス勢、モーリスミニクーパーS、マツダクーペ、コンテッサクーペなどのプライベート勢も参戦しています。ポイントは、T-IとS-Iに分けられます。
T-Iでは、1275ccと他車を排気量で上回る菅原義正のモーリスミニクーパーSが強く、それをTMSC(トヨタ・モータースポーツ・クラブ)のカローラを駆る高橋晴邦、石井和雄などが追う形になっており、SCCN(スポーツカー・クラブ・ニッサン)からは北野元ひとりだけがサニーで出場しています。
S-Iでは、ホンダS-800の武智俊憲が強く、田中弘、永松邦臣、林将一、高武富久美などといったところが顔を覗かせています。
全日本IIクラスは、1300cc以上のスポーツカー(GT及びGTSを含む)及び特殊ツーリングカー(Tを含む)の混合レースで、フェアレディ2000、スカイライン2000のニッサン勢を中心に、トヨタ1600、ブルーバード1600、ベレット1600の日本勢、ポルシェカレラ6、ロータスエランのヨーロッパ勢の姿も見受けられます。ポイントは、T-IIとS-IIに分けられます。
T-IIでは、TMSCの高橋利昭(トヨタ1600)が断トツで、川合稔の名前も見られます。
S-IIでは、フェアレディを駆るSCCNの寺西孝利、高橋国光、藤田皓ニなどが上位に名を連ねています。
全日本IIクラスには、トヨタ7の鮒子田寛、見崎清志、大坪善男も特別参加しています。

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